■ 世界遺産 富山県 五箇山 菅沼合掌造りの里 ■

この地域は世界的に有数の豪雪地帯で、そのような風土から傾斜の急な大きな屋根を持つ合掌造りの家屋が生まれた。 現在も平村の相倉地区や上平村の菅沼地区には合掌造りの集落が残り、それぞれ1970年12月、「越中五箇山相倉集落」「越中五箇山菅沼集落」として国の史跡に指定された。 また、隣接している岐阜県大野郡白川村の白川郷(荻町地区)とともに「白川郷、五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録された。


8時頃に相倉集落を出発し、菅沼集落の方へ向った。ここから10数km離れた処にある。 途中、山間を縫うように国道156号線と庄川が走っている。 乾いた小雪が横に流れるような感じで降っている。

庄川



陸橋のアーチ
山腹が霞んで

晴れていれば美しい渓谷美だが…

晴れていれば…と思ったが、上梨トンネルを抜けると、一気に天候が変わった。 天候が急変して太陽が眩しく感じる。良かった〜!

小原ダム湖の湖面が鮮やかに映える

■五箇山菅沼合掌造りの里は赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷からなるので「五箇谷間」となり、これが転じて「五箇山」の地名となった。

日本古来から、古民家の囲炉裏の下には自然と塩硝は製造されていたが、五箇山では、自然の草(ヨモギ、しし独活、麻殻、稗殻…)と、蚕の糞などで製造する「培養法」を使って、より多くの塩硝を製造した。 塩硝とは鉄砲伝来によって、必需品になった火薬の原料をいう。 日本が鎖国を解いてから、南米のチリから硝石の輸入によって廃れた。


菅沼合掌造りの里の見学は駐車場代金と見学料金が必要という。
これには吃驚し、小さい規模の割には割高感があり、入場は中止して、道路上から撮影した。 20にも満たない小集落は道路の下方、庄川の畔にへばりつくようにある。






天候が晴れで太陽の恵みを感じることが出来ます。 景観が色鮮やかに映えて、相倉集落の景観とこれだけ変わることを実感した。

西側半分の集落

東側半分の集落

国道156号線に

国道156号線に戻り、新屋橋を通って、一路白川郷へ、菅沼合掌造りの里は五箇山ICに近く、白川郷のように世俗化した感じです。 相倉集落は山間にひっそりと、山の斜面に佇んでいて風情が感じられました。 ここから一路、国道156号線を南下して白川郷へ向う。富山県から岐阜県へ向かう道路は庄川に沿って走る。

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