■ 世界遺産白川郷 城山城址展望台から町並み散策 ■

白川郷は岐阜県(飛騨国)内の庄川流域の呼称です。 大野郡白川村と旧荘川村(現高山市)に相当し、大野郡白川村を「下白川郷」、旧荘川村を「上白川郷」と呼ぶ。 今日では白川村のみを指すことが多い。 白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で世界文化遺産に指定された。


国道156号線を南下し、庄川に沿って進む。 国道156号線に沿って、東海北陸自動車道が昨年夏にすべて開通し、北陸と名古屋の幹線道路ができた。 それにより一般道路はそれほど混雑はしていない。 太陽の恵みで、湖面や山間が鮮やかに映えてきた。 庄川の眺望が良い所で一時停止しては撮影しながら岐阜県に入り、白川郷の入口にあたる所に、道の駅白川郷がある。

荘川のダム湖 色彩が映える太陽の恵み…

山間の渓谷美が美しい


道の駅白川郷に向かって走行、ここから荻町の主要部に入る。白川郷ICもここから近い。 道の駅白川郷は3年半前に休憩した所で、今回も小休憩をした。無性にコーヒーが欲しいし喫煙するだけで、充足感があった。それほど気温が低いわけではないけれど、刺す様な寒さを感じた。

道の駅白川郷

大きな額縁には白川郷の風景
田園風景の後方は猿ケ馬場山と御前岳

白川郷の主要道

9時に荻松駐車場に到着して集落の散策に出発。 まず最初の散策は、この道を城山城址展望台方向に向かう。 飛騨農協Aコープの処で右に曲がり、国重文の和田家の路地に入って行く。

白川郷の主要道と城山城址展望台



「いらっしゃいませ〜」の声が…




国重文の和田家正面

夏には緑一色の稲穂に変わる田んぼの脇を通り過ぎて、城山城址展望台に通じる坂道を登っていく。 小さな小道の両側から見える、合掌造りの景観を楽しんだ。 山裾に近づいて坂道口に来ました。積雪時は通行止めですが、すでに雪はなく、車両も通行している。



お土産店「いろり」の自宅

国重文和田家の裏手
お土産店「いろり」…開店準備の真っ最中



山裾にポツンと佇む小屋

城山城址展望台へ行く途中には、道路の崖側から雪解け水が小さな滝で流れ落ちている。 展望台からの景観を大いに楽しみます。 いろいろな角度や構図で撮影していたら、展望台の人に撮影しましょうと言われ、撮影を依頼した。 帰りに1組1300円で進められたが、自分でも撮影済みのためお断りした。

坂道を登っていく途中に、1軒の農家

マニュアルモードで撮影

展望台から見る国重文和田家の全景
オートモードで撮影

茅葺き屋根が印象に…

遠方に三方崩山と白山が一望

展望台からの眺望は雪景色の景観を希望したが、今年は積雪量が少なく、単なる冬景色の景観になった。 展望台で一段落、喫煙できる所が限られているので、地図を見ながら集落を散策するコースを模索した。 集落の中には合掌造りを生かして民宿を経営している所がある。





神田家合掌造り


神田家合掌造り

山裾にへばりつくように合掌造りの家屋が寄り添って建てられている。 軒下の積雪対策の囲いはそれぞれ異なり、個性があるので面白いです。 暖かいコーヒーをどうぞと、お洒落な喫茶室もある。そういえば手指がすっかり冷たくなった。この看板で急に寒さを感じた。

生活感溢れる合掌造り



日本ナショナルトラスト白川合掌造り文化館



民宿「与四郎」の合掌造り家屋

明善寺に到着。鐘楼門をくぐり振り返り、鐘の銘板を見ようとしたがよく見えなかった。 本堂は積雪対策で囲いがしてある。 屋根部分の窓は紋章のように立派な飾り付けです。 この後、庫裡に向かうと、郷土資料館も兼ねて見学ができる。 無料で見学でき、早速入館し白川郷の歴史や文化、道具類を観察できた。 雪対策の工夫が良く理解できる資料館でした。

明善寺の鐘楼門

明善寺本堂

明善寺の庫裏


明善寺本堂を上から撮影

明善寺の庫裏全景

明善寺から集落を突っ切り、庄川の出逢い橋を渡り、せせらぎ公園に行く。 せせらぎ公園は団体観光客の多いときに大型バスの駐車場も兼ねて、大きな敷地に民芸館や案内所など色々な施設があった。

吊橋はゆらゆら…



せせらぎ公園内に合掌造りの博物館

合掌造り生活資料館
庄川

せせらぎ公園にある合掌造りのお食事処



出逢い橋から戻る

「の」の字を書くように町を一周した。 出逢い橋からさらに町内を一周するコースをとり、中央の駐車場まで、内側を散策してみる。 合掌造りを中心として、民家、お食事処、民宿、民芸店、お寺といろいろの合掌造りの景観を楽しめて嬉しいです。 「一度は宿泊してみたい!」そんな感じで集落を散策した。 今度、訪れる時は積雪後の時に来てみたい! 夜景のライトアップも見てみたい! これからも日本の四季を堪能するには健康が一番! 出逢い橋から庄川に沿って小道を散策を続ける。










小道から156号線を渡り、国重文神田家に到着。 このあたりは撮影ポイントが数多くあり、良い構図を探して歩く。 妻はおみやげ店に行き、私は引き続き撮影に…。

国重文の神田家

神田家の表玄関

長瀬家の合掌造り
神田家の撮影スポットの案内板

長瀬家の合掌造り

三連の合掌造りの景観は3年前を思い出して懐かしい気がする。 雪景色が撮影できず心残りで、再び、妻と合流し記念撮影も怠りません。 山裾から流れ出る小川は集落のアクセントにも、小川は集落の中心部の荻町駐車場をかすめて庄川へ…、散策が終わった現在は11時。

三連の合掌造り





お食事処…





駐車場

朝方に駐車場についた時は、ガラガラでしたが一通りの散策が終わって戻ると満車。 ひっきりなしに出入りする車両で道路も混雑…。 午前中で、すでに相倉集落、菅沼集落、そして白川郷と何か得した気分だが天候が今一…。 この後は平瀬温泉の日帰り施設に行き、冷えた身体を温泉で暖める。

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