■ 道の歴史館関川関所を歴訪して関川の大湯 ■

戦国時代から江戸時代では東海道、中山道、日光街道、甲州街道、奥州街道に次ぐ北国街道は日本海への重要な交通路として発達してきた。 「道の歴史館」はその北国街道の要所であった日本海へ流れる関川の関所を当時のままに再現してある。


■妙高温泉について■
妙高温泉は新潟県の最南端に位置する妙高山東南の麓にある。 JR妙高高原駅の高台に温泉街があり、以前は赤倉温泉の分湯として開湯されたが大正11年に妙高山麓の南地獄谷からの引湯に成功して現在に至る。 JR妙高高原駅にも上信越自動車道妙高高原ICにも近く、交通の便利さと妙高山の眺めが素晴らしいです。 大きく裾野を広げる妙高山の全貌を見れるのはこの妙高温泉だけである。

■源泉について■
妙高温泉の源泉、南地獄谷は、妙高山の中腹に位置し、温泉街から白く蒸気が上がっているのを見る事ができる。 標高500mの妙高温泉まで高低差約1300m、10kmの距離を地中に埋めた温泉管で引いてくるという全国でもたいへんめずらしい温泉です。 源泉は72度の湯で、温泉管でもまれもまれて温泉街につくころには約50度位になり、そのお湯は、大変柔らかくよく温まる。 温泉旅館の他、関川共同浴湯の大湯や妙高高原ふれあい会館で入る事ができる。

■妻の関川共同浴湯の大湯での出来事■
旅の準備にはいつも怠りなく準備しているが、今回は立ち寄り湯の準備を忘れた。 車を教えて貰った駐車場へ置き、トランクを開けるとシャンプーや石鹸、風呂道具がない! 困ったな〜ァ。 …仕方なく温泉へ…、大湯の歴史の話を管理人から聞いてお風呂へ入る。

私はいつもタオル一枚で、湯船に浸かっていると、女風呂から妻とおばあちゃんの声が…
「石鹸、シャンプー忘れたの?」
「忘れちゃった!」
「貸してあげよう」
「うん!大丈夫」…
「私にもあなたぐらいの娘がいる」
「田舎に母が一人で…」…
「あなた優しそう」
「長湯は湯あたりするから」
「こうして湯船で休むのよ」
「背中流してあげよう」
「ありがとう」
「私は毎日ここへ来るのよ」
「また来たら会えるわね」
「さようなら」
「また一緒にお風呂に入りたいね」
「お元気で…」

地元のおばあちゃんと妻の話を聞いていて、旅っていいな〜ァ! 心温まる人と人の触れ合いが旅の一番の嬉しい事です。 またチャンスがあったら行ってみようネ! 風呂上りの飲み物も最高!
この後、お風呂の管理人から聞いた、新潟・長野の県境にある、道の歴史館関川関所に立ち寄る。 関川の大湯から、5分足らずで到着、閉館する時間帯と聞かされてはいたが、通り道だから寄ってみた。

道の歴史館の案内図

関川の一ノ橋から関所までの登り坂
日本海へ流れる関川に架かる一ノ橋

橋を登って行くと関所の関門がある。 関所に到着と思ったら、なぜかそこには「最高長寿のきんさん,ぎんさん像が…」 関所に架かる一ノ橋は通称長寿橋と呼ばれ,平成10年には,長寿の双子の姉妹「きんさん、ぎんさん」が訪れ、モニュメントが建立されたと記されてる。 関所の裏手に回ってみた。 石垣をよじ登っていくと、関所の庭を見ることができた。

関所門





長寿の双子の姉妹「きんさん、ぎんさん」

関所番屋




夕陽の染まった関川の関所を見学して、一路、長野県の「信濃の宿」へ向かいう。 美味しいお蕎麦が食べられるかも…、 腹減っ〜た! 安全運転でゆっくりと、急いで走ろう!(笑)
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