■ 伊勢神宮 内宮参拝 ■
伊勢神宮は三重県伊勢市にある神社。神社本庁の本宗で、正式名称は神宮。 神階が無く、明治時代から戦前までの国家神道における近代社格制度で格付けはされない。

皇大神宮を内宮と呼び、豊受大神宮を外宮と呼ぶ。 内宮は天照大御神、外宮は豊受大御神を祭る。 近世江戸時代を除いて、古代から政治的権威と結びつくことが多かった。 広くは、別宮、摂社、末社、所管社を含めた一連の社宮を神宮と総称する。


嬉野PAから早朝6時に出発して、伊勢神宮の内宮PAに到着。 PAには夜半から到着した車両もいて、朝から参拝準備の人がチラホラ。 入口の衛視の話では、夜明け前に神聖な気持ちで参拝する人も多いそうです。 現在、宇治橋は新しく架け直し中です。(20年ごとに架け替える) 宇治橋鳥居は旧御正殿の棟持柱を再利用している。 五十鈴川の仮橋を渡って神域に入ります。

参宮案内所

宇治橋は工事中

五十鈴川の仮橋
早朝の6時半

宇治橋鳥居

工事中の宇治橋

仮橋を渡ると神聖な森に包まれた神域へ… 日常の世界から神聖な神様の世界へ足を踏み入れた気持ちになる。 参道の右側に神苑という素晴らしい庭園を見れる。 参道を中程まで歩いたが、森の中にある神域の広さに感嘆。 天候が曇り日から、日が射したりで、めまぐるしく変化する。









五十鈴川

広い参道



大正天皇御手植松


警衛部の前を通り、小川に架かる火除橋に到着。 五十鈴川御手洗場は参拝する前に心身を清める場所で、清流で身も心もリフレッシュしてからお参りする。 大雨の時は川が増水するので御手洗場は注意が必要。 神路山を水源とする神路川と、島路山を水源とする島路川が合流し五十鈴川となり、 神聖な川として、ここで口と手を清める事を勧められたが、私達は手水舎で済ませた。 階段状の石畳の所は日陰で涼しく小休憩。

火除橋

斎館

五十鈴川御手洗場入口

手水舎

一の鳥居

五十鈴川御手洗場


五十鈴川御手洗場の上流側に滝祭神が祭られ参拝。 周囲は五十鈴川を包み込むように森林が覆っている。
その先に五十鈴川の風日祈宮橋を渡って、風日祈宮のエリアに入る。 風日祈宮は風の神を祭る別宮で、鎌倉時代の元寇の時、神風を吹かせて日本を守った神と云われている。 恭しく参拝した。

滝祭神

川の氾濫に備え、橋の上流側に防護橋



左のエリアは20年後に建て替える時の場所
風日祈宮入口、風日祈宮橋



風日祈宮

風日祈宮橋を渡り参道に戻る

二の鳥居をくぐり内宮の中央部に到着。 ここは境内の交差点のようで人々が行き来する。 ここに内宮神楽殿があり銅板葺、入母屋造の建物で御神札授与所、御饌殿、神楽殿と三棟が並んでいる。

忌火屋殿(いみびやでん)は神様にお供えする神饌を調理する。 忌火(いみび)とは清浄な火と云う事で、御火鑽具(みひきりぐ)を用いた清浄な火を使ってお供えものを調理する。 忌火屋殿の前庭は祓所と云う。

御神札授与所

神楽殿入口

神楽殿全景

切妻造の二重板葺造りの忌火屋殿
御饌(みけ)殿

神楽殿

五丈殿

参道中央に巨大な樹木がそびえている。巨木を過ぎて参道を更に進むと、いよいよ正宮に到着。 新御敷地は御正宮の敷地は20年に一度の式年遷宮で社殿が新しく建て替えられる。 平成25年にここに新社殿が建てられる。 「御正宮の撮影はこの石段から先は遠慮ください」と立て看板がある。 御贄調舎はお祭り時お供えするアワビを調理する儀式がここでおこなわれる。

社殿の中心の御正宮は四重の垣根に囲まれ、中は垣間見れたが衛視が立哨している。 それでも厳正な気持ちで参拝する事ができて良かった。 二拝二拍手一拝の作法の前に、宮に入る時、出る時に一拝をする。



御贄調舎
新御敷地への石段

御正宮

神宮の本殿などは、20年ごとに全く同じ形で建て直される。 これを神宮式年遷宮という。 これは、第一に社殿の清浄さを保つためで、掘立柱建物である伊勢神宮の建物としての耐用年数と関係がある。 他に建築技術の伝承、伝統工芸の伝承などの意味があるとされる。 立て替えられたあとの古い建築材は、神宮内の他の社殿や施設に使用したり、日本各地の神社に譲り渡されたりして再利用される。

籾だね石 荒祭宮遙拝所への参道

撮影再開…正宮から御稲御蔵、外幣殿 を通り境内の坂道を下って、上がると荒祭宮に到着。 荒祭宮は天照大御神の荒御魂を祭る別宮です。 荒御魂とは神の特別な働きをする状態、または神が現れた状態と云われる。 参道を散策する時は、案内所で神域案内図を貰っておくと、難しい言葉も見て読んで理解できる。

御稲御蔵



外幣殿

荒祭宮

御酒殿(奥側)と由貴御倉(手前側)

神楽殿の前に戻ってきた。 バスから団体が来てこれから御正宮へ向った後、一瞬の静けさが漂う。 火除橋の小川の奥に行くと池があり、その向こうに御厩がある。 神宮内は自動販売機などは無い、参拝時は事前に用意した方が良い。 また神域はトイレは無い。 警衛部の傍に池があり、鯉が大きな口をあけて泳いでいた。

神楽殿前 二の鳥居



火除橋の傍の手水舎

警衛部
神楽殿前の御厩

火除橋の向かいの御厩

参集殿…参拝者の為の休憩所

池には鯉が…




神域から見た宇治橋
参集殿前の神苑には花の展示



仮橋を渡って
駐車場で休憩をし、内宮の傍のおかげ横丁へ寄る。早朝でまだお店は空いてないが、 人通りが少なく撮影にはベストの時間帯です。
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