■ 越後 六日町 坂戸城址 ■

坂戸城は、新潟県南魚沼市にある大規模な山城で、坂戸山山頂(標高634m)に本丸、麓に平時の住居跡の遺構があり、 魚野川をはさんで、三国街道を見下ろす交通上の要地に位置する。 1979年(昭和54年)、国の史跡に指定された。 上田長尾氏ゆかりの城として知られ、長尾政景や上杉景勝、直江兼続の居城として名高い。 上杉謙信の姉、仙桃院の嫁ぎ先でもある。


11時頃、坂戸城址の入口に到着。 すでに駐車場は満杯で、地元の案内係から少し離れた駐車場を教えてもらい出発の準備をした。 カメラ、三脚、あめ玉、水2Lなど、そして妻のための折りたたみ椅子を持参しハイキングの準備をした。 手元の地図と比較して相違点を頭に入れておく。 城址頂上に登るには三通りの登山道が整備されて、今回は城坂コースを選択した。地図の赤いラインです。

左端のコースを選択

右手に鳥坂神社の鳥居
「愛」の文字の車両制限

鳥坂神社

このあたりはルンルン気分で…撮影を楽しみながら…。 今回は坂戸城址の頂上で昼食の予定、昨夜出発前に妻が作ったお弁当はリュックの中…、頂上で食べる御握りの美味しさを目指して! 途中で降りてくる人とすれ違う、聞いたら途中で引き返してきたと…。

家臣屋敷跡の石碑

坂戸城址の史跡碑
もう降りてくる人がいる

門があった跡の石が…

豊臣秀吉によって、1598年(慶長3年)、上杉景勝は会津に転封となり、越前国から堀秀治が越後に入ると、坂戸城には豊臣秀治の家臣堀直寄が入り、坂戸城を山麓の居館部を中心に近世城郭へと改修している。 現在残っている山麓の居館部は、堀秀治が近世城郭へと改修した名残りです。 石垣の集積地には「この石垣は江戸時代末期に運び出されたものを回収したもので、将来、坂戸城址の石垣を修復する時に使います。」と看板の案内文があった。

御館の石垣

石垣の集積地
その先に家臣屋敷跡の石碑

上杉景勝、直江兼続の生誕の石碑

ひたすら自然を求めて歩く。 このあたりは大河ドラマのロケ地付近だ! 道路が砂利道に変わった。 この辺一帯から先がロケ地の撮影場所です。 馬上に騎乗した兼続がこんな形で撮影してたなんて、天地人博で見てみなければわからなかった。
それは馬の形の台をトラックに置いて、それに乗った兼続を馬上の兼続として撮影した場所です。

砂利道に…

日陰の道は終わり、本格的なハイキングに…
この辺一帯からロケ地の撮影場所

坂戸観音菩薩

早朝に登城した人達が下りて逢うたびに、妻はあとどのくらいですか?の連発! 早朝から歩いているから妻が相当疲れてきた感じ。 一本松のある、ハイキング道の分岐点、ここで休憩、ここまでは元気だった。 日中の気温がグングン上昇しているのが実感です。 あと1時間位から、まだ半分も来てませんよ、と云う人まで千差万別で、人間の感覚は人によってだいぶ違う事を思い知らされた。 そして撮影枚数が激減した。 体力が急に落ちていくのが判り、下りようかと何度思ったことか…。

一本松のあるハイキング道の分岐点

気温がグングン上昇…
ここで休憩、ここまでは元気だった

街並みが…

暑さと年齢と、前夜からの睡眠不足と、二度目の登城(樺沢城址のあと)という事で…。 暑い!疲れが一気に噴き出し、途中の撮影は無し…、少し登っては休憩の連続、下山しようかな…、休みながらでも少しずつ登ればきっと行ける! 妻に声かけし桃之木平まで来て、あぁ〜もう少しだなと、ホッと一息。

山城の水場跡

ここで休憩
桃之木平

雲洞庵から見た富士権現社が…

600m程の山城ですが、登り着く事ができた。 美味しい水を飲んで暫く椅子で休憩してたら先着の人が、出発するからこの日陰で休めばと場所を空けてくれた。 そして昼食、美味し〜い!お握りと唐揚げの触感が身にしみる。 諦めないでよかった〜! 妻と顔を合わせて笑顔いっぱい!

日陰の場に…

小出市方面

薬師尾根、寺ヶ鼻コースの登山道
坂戸城址と登山案内図

ここを登って来たんだ〜

南魚沼市の市街が…

しばらく休憩の後、妻と二人でいつもの撮影! それぞれが思いのままで撮影を楽しんだ。 そして富士権現社に参拝しよう。 坂戸城は越後府中(現在の上越市直江津地区)と関東平野を結ぶ陸上交通の抑えとして、また魚野川を利用した河川交通の要所として、 さらに魚沼の穀倉地帯を擁する経済上の要地として、重要な役割を担った。 富士権現社の中は休憩可能で、坂戸山634mの案内がある。

富士権現社に参拝…

富士権現社の中は休憩できる

南魚沼市の市街
富士権現社

南魚沼市の市街

お世話になりました、さぁ出発!

帰路、妻は出会う人々と挨拶など、言葉をキャッボールして楽しんでいる。 人間って面白い! さっきまでフーフー、ハ―ハー言っていたのに、こんなに口が軽くなり、登ってきた人たちに声を掛けられるようになった。 帰路は同じ道を戻る、周遊しようと思ったが、残りの水が少なく、知った道を選択した。

ルンルン気分で下山してま〜す

辛抱して山に登った楽しみが…
途中の景観を撮影しながら…

景色を見る余裕に…

さぁ!事故の無いよう、油断しないで下山しましょう。 すたこらサッサ! 行きと大違いで下山する。 (昼食を満腹しなくて良かった!) 行きは4時間、帰りは30分の感覚で見事往復をした。 しかし映像の撮影時間で確認すると、往路は2時間半、復路は1時間弱、人間の感覚は当てに成らない!

登城時、休憩した所を通過…

変化に富んだ登城道


無事、駐車場まで下りてきた。 身体中がびっしょりで、駐車場のお爺さんに、一風呂浴びたいことを話すと街中の銭湯と教えてくれた。 そこは100%源泉かけ流しで、蛇口から温泉が…

inserted by FC2 system