■ 四万十川遊覧船と土佐投網漁 ■

愛媛県に端を発する広見川は西土佐江川崎で四万十川に合流し、更に川幅を広げゆったりとした流れがある。 江川崎には温泉やカヌーの施設があり、この付近はカヌーが行き交い、あちこちにキャンプ場が見れる。 四万十川は流域に湧き水も多く、支流以外の随所からきれいな水が流入する。 下流は四万十市街の端を流れ、川幅も広くなり満潮時には海水の遡上が見れる。


日差しが順光になり映像が鮮やかに。 この先、小舟が…何かを演出!。 投網漁で小舟の舳先から十畳ほどもある網を投げ、丸く広がった網で魚を捕まえる。 広い網を投げるのは難しく、大きく反動をつけるため、身体をぐるりと一回転させる「土佐打ち」という四万十独特のダイナミックな打ち方が特徴です。

伝統漁法「土佐打ち」の実演 川幅の広い四万十川の自然…

舟先へ移動し水面の目標をつかむ…
土佐打ちの準備

前から後ろへ一振り、身体の反動を…
船頭さんから私達に声を掛けてあげて下さいと言われ、漁師さんに「頑張って…」と、声をかけると「あらよっと」返事があった。 その後暫く経過して釣果なし…観客は無言。傍に舟があると魚は寄ってこない?
身体を正面に反転させ、目標に向かって…

暫くしてから、おもむろに網を引き戻し…
網を丸く遠くへ…

釣果はゼロ!…残念!
向こうから団体用の大型屋形舟が近づいてくる。 「土佐打ち」の実演を囲む様な形になる。 さらに大型屋形舟が近づき、漁船を三艘で囲む様な形になった。






さらにもう一艘…

おっちゃん、緊張!

大型屋形舟から応援の合唱が始まり、漁師さん再び意気込んで実演に。 伝統の土佐打ちも、丸く広がらず、三角になった。 釣果が見られず舟内は無言…、船頭さん気を利かせてくれ、この付近の海産物の話をしてくれた。

投げ網の準備をして…

反動をつけて舟先へ「おりゃ〜」

船着き場が修理中で係留中の屋形舟
身体を後ろへ反転させ…

気合いが入りすぎて投げ網は三角形に…

山の向こう側は太平洋…

船頭さんの海産物の話は青のり採り…河口付近では青のり採取が盛んで、全国屈指の天然藻類の宝庫となっている。 汽水域の水面は、あちこちで小魚が飛び跳ね、それをサギが狙って飛来してくる。 四万十川の屋形舟も最後の時間になり小1時間の舟遊びは一人2000円です。 汽水域は川の上層が淡水で下層は塩分が多い。

汽水域



船着き場へ…
屋形舟の天井に青のり採集用の道具が展示

この辺りでUターンし臨時の船着き場へ戻る

満足のゆく四万十の舟旅…
四万十川遊覧船を堪能し妻は大喜び! そして今日一日汗をかいたので温泉と土佐料理を味わう、宿泊は民泊です。 まずは船着き場の人から教えてもらった「四万十温泉 平和の湯」を堪能。 そして美味しい鰹のタタキのレストランで土佐料理を食した。 後は寝るだけ、民泊で明日の英気を養う。明日は…高知城へ!
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