■ 宇和島城 桝矢倉門から宇和島城本丸へ ■

毎年、夏休みの期間中に妻の実家に手伝いに行く。 畑仕事や義母の頼み事を手伝い、私達も仕事から離れて夏休みです。 早朝から家の手伝いをして汗を流し、義母の笑顔を見ると自分も嬉しい。 妻の笑顔が何よりだ。\(*^o^*)/
1日早く、実家から今治へフェリーで向かい、一部、高速道を利用して宇和島市に向かった。


松山道を下り、国道を走り続けると宇和島湾が見えてきた。 この一帯はリアス式海岸で牡蠣の養殖が盛んです。 伊予吉田の休憩地点で豊後水道が眼前に見れる。 湾の奥には伊予吉田港がある。 国道は混雑していたが流れは順調。市内に入るとさすがに車両が多くなった。 城の桝矢倉門には旧武家屋敷の長屋門が移築されている。

伊予吉田の休憩地点

豊後水道


伊予吉田港

12時過ぎに宇和島城に到着。まずは駐車場探し…、三の丸跡は駐車場や郵便局など商店街です。 駐車場で田舎から持参したお握りで昼食をとり、一段落してから宇和島城の歴訪に…。 桝矢倉門には旧武家屋敷の長屋門が移築され、ここから天守に向かう。 途中で折れ曲がる登りの石段は急坂で、とにかく暑い! これから出発なのに汗がびっしょりになった。 本丸へ登る石段は敵の侵入を阻むため、何度も屈曲させている。



桝矢倉門をくぐると天守への石段が続く



紆余曲折の登りの石段は急坂
宇和島城桝矢倉門

野面積みの石垣が歴史を感じる



石段は敵の侵入を阻むため、何度も屈曲する

宇和島城には3つの井戸があり、そのうちのひとつ井戸丸跡に到着。 蒸し暑く日陰で小休憩、ようやく本丸の石垣が見えてきた。 400年前の歴史を感じる城郭は見ていて飽きがこない。



井戸丸跡に到着


宇和島城は中世期にあった板島丸串城の跡に藤堂高虎によって築かれた近世城郭である。 標高74mの丘陵と、その一帯に山頂の本丸を中心に囲むように二ノ丸、北に藤兵衛丸、 西側に代右衛門丸、藤兵衛丸の北に二ノ丸を中腹に配置し、麓の北東に三ノ丸、 内堀で隔てて侍屋敷が置かれた外郭を廻らせる梯郭式の平山城で、 東側に海水を引き込んだ水堀、西側半分が海に接しているので水城ともいわれる。





二の丸への登城口に…




二の丸の二の門跡

二の丸の二の門跡にきて、振り返ると本丸天守が見える。 美しい優美な姿を見れて感激…望遠レンズでのぞくと…いい形です。 宇和島伊達家になり、1666年に再建された白亜の天守。 二の丸はそれほど広くない。本丸前広場という感じ。



三重三階総塗籠式、層塔型の天守

二の丸から本丸への登城口(一の門跡)


二の丸

御算用矢倉跡の敷石が残る

本丸は結構広い敷地で建物の敷石跡が残っている。 当時はリアス式海岸の先端に造られ、水城と云われたが現在は埋め立てられ市街地になり海域が遠くなった。 藤堂高虎の時代と伊達家の時代の石垣の造りが混在して残っており、思いをはせながら見学。

本丸へ

御大所跡(御台所)の敷石

山側の景観
鉄砲矢倉跡の敷石

海域が城郭まであったが…

櫛形門矢倉跡
城郭が四角でなく、五角形という珍しい形で、 訪れた時に駐車場を探す為、一周した時に違和感を受けた。 戦国時代の名残で藤堂高虎築城の戦略が見える。これから天守の見学が楽しみに…
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