■ 高知 播磨屋橋から高知城郭へ ■

江戸時代に、高知の豪商である播磨屋と櫃屋(ひつや)は、互いに本店が堀で隔てられていた。 この両者の往来の為に架けられた私設の橋が、播磨屋橋(はりまや橋)の名称の由来である。

♪♪「土佐の高知のはりまや橋で、坊さん、かんざし買うを見た」♪♪のよさこい節の歌詞にもある。


四万十の民宿を早朝出発。高知までの距離は約100qあり、国道をひたすら走る。 朝8時頃に市内中心部の播磨屋橋に向かう。 通勤時間帯にしては交通量がまだ少ない。 路面軌道のある道路の走り方を思い出しながら慎重に運転。

民宿を出発し海岸通りで日の出を撮影

路面電車の停留所

色々な型の路面電車が…



路面電車が…



一昔の停留所が懐かしい

はりまや橋を中心に東西南北に伸びる路面電車は、現存する中では日本で一番長い歴史を持ち、総延長も日本最大級です。 播磨屋橋交差点に到着。路地裏に車を止めて播磨屋橋に向かう。 1998年、車道から少し離れた場所に、歩道専用の太鼓橋として新しい播磨屋橋が設置され、 旧欄干は播磨屋橋公園の地下に展示され、播磨屋橋公園は播磨屋橋を中心に東西に伸びている。

公園マップ 赤印が播磨屋橋 紫印が高知城

播磨屋橋そばの純信、お馬の恋物語の石碑



西側播磨屋橋






大阪から来た撮影マニアと出逢って一緒に撮影! そのまま歩いて高知城へ行くそうです。向こうで会うかも! 播磨屋橋交差点の地下道に旧欄干が保存され見学に行った。 アーケード街は早朝のため閑散としていた。
播磨屋橋交差点の橋

旧欄干が保存されている地下広場
播磨屋宗徳の銘板とよさこい節の歌詞の碑

木造アーケード商店街

■ 現存12天守高知城の歴訪 ■

播磨屋橋と云うと素晴らしい歴史的施設があると思ったが近代的な公園だった。 帰宅後、編集中に朝市があると知り自分の調査不足を悔やんだ。 近くに日曜市、木曜市、火曜市の朝市があると知り、特に日曜日は出店数や規模が大きく、旬の野菜や果物が多彩に並び、 地元の人々のふれあいが楽しめると知り大いに悔やんだ。 高知城歴訪のために駐車場は高知県庁の駐車場を利用。 9時前に到着してよかった!土曜日ということで他府県のナンバーが多かった。


高知県庁の正門の駐車場入口から、高知城の天守が見れる。 県庁前から東方向に歩くと内濠端から雄大な高知城天守が見れる。ここから追手門へ向かう。 江戸時代初期に家老野中氏の屋敷があった処で、1806年10代藩主豊策により、藩祖一豊、夫人見性院、2代藩主忠義を祀る藤並神社が建立された処です。

県庁前から天守が…

太鼓丸跡の橋

天守最上階の欄干が修復中

県庁前のお濠端

直角にお濠が続く

追手門前に初代城主山内一豊公の銅像

藤並神社へ渡る橋

国重文に指定の追手門と本瓦葺の東北矢狭間塀と西南矢狭間塀は圧巻です。 追手門は高知城の表玄関、石垣の上に渡櫓を載せた櫓門で、城の正面にふさわしい堂々たる構えで、 門前は門と矢狭塀で囲まれた枡形状になり三方向から迎え撃つことができる。 追手門をくぐると広場があり、城郭の登り口に板垣退助の銅像が鎮座してる。 はやる心を抑えて、追手門の石垣にも興味深く観察。

追手門と本瓦葺の東北矢狭間塀には銃眼五所

追手門と本瓦葺の西南矢狭間塀には銃眼十三所

追手門の飾り金具

追手門内側 石垣は野面積み
追手門は本瓦葺で入母屋造りの櫓門

異風堂々とした門構え

城郭の登り口に板垣退助像

野面積み石垣と武者登りの石段
城郭への登り口に板垣退助像が…。 そして石段途中に石垣の高所に突き出た石がある。 これは石樋と云い軟弱な地盤の処に城郭を建てた為、雨水や排水溝の捌け口として、石垣が崩れないように工夫した。
板垣退助像から天守が…

石段は右に折れて杉の段へ

石樋の説明板
石段は各段の幅広が異なり登りにくい

石垣からの石樋

杉の段には山内一豊夫人と馬の像がある

杉の段には山内一豊夫人と馬の像があり、山内一豊が出世できたのは、内助の功という夫人の力が大いにあった。 妻の力は大きいな〜!我が家はどうかな?…。さて次の三の丸へ進もう。

高知城は戦国時代以前は大高坂山城と称し、城郭の形式は梯郭式平山城。 高知平野のほぼ中心に位置し、鏡川と江の口川を外堀として利用した。 現在の城は江戸時代初期に土佐藩初代藩主山内一豊によって着工され、2代忠義の時代に完成した。 4層6階の天守は、一豊の前任地であった静岡の掛川城の天守を模したという。

三の丸の石垣は修復中

三の丸の工事の囲い
天守が視認できる

狭間塀があると天守が引き立つ

鉄門跡は門扉に鉄板を打ち付けてあり三の丸付近の防衛上非常に重要な位置にある。 門を囲む石垣は打込みハギという手法で堅固な石垣が築かれている。 鉄門跡から見る本丸は格別で堂々として見える。 鉄門跡から戻り二の丸と本丸を繋ぐ詰門(国重文)の見学。 ここから鉄門跡を通り二の丸の石段を上がる。

鉄門跡の石垣

詰門下は塩櫓、上部は二の丸と本丸を繋ぐ廊下



波打つ石段
鉄門内は小桝形で防御しやすい

詰門から見る天守

天守最上階は修復中

二の丸へ到着!本丸への詰門の上部

詰門上部は本丸への通路で、侍の間、中老の間、家老の間があり、本丸を警護する武士の詰め所がある。 詰門は本丸廊下門と繋がり、複雑な櫓の連続で城郭防衛に重要な役割を持っている。 9時開館で今10分前。観光客は少ないうちに撮影を続行。 散策しながら高知市の景観楽しんだ!

二の丸から本丸へ 二の丸から見る本丸

二の丸の庭園

詰門開館前でお先に撮影

詰門…本丸入口

さっそく記念撮影!
詰門、廊下門、多門櫓が連なる

二の丸から見える塩櫓と詰門



塩櫓と詰門

天守と正殿は繋がって建てられている
ここまで来て城郭の撮影に夢中になり記念撮影は皆無。 さっそく記念撮影。念願の高知城に来てよかった瞬間です! 来年のNHKの大河ドラマは「坂本龍馬」少しだけ先取りした思いです。
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