■ 祖谷のかずら橋 大歩危 小歩危の旅 ■

高知城の歴訪の後、鳴門に向かうが、途中、祖谷のかずら橋に向かった。 西祖谷のかずら橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財です。

また吉野川水系は日本三大暴れ川の一つであり、尚且つ四万十川と並ぶ清流でもあり、大歩危、小歩危と呼ばれる景勝地がある。


高知では快晴に恵まれたが、徳島県の山峡に向かうにつれて雲行きがおかしくなった。 「祖谷へようこそ」の看板のある古風な門を通り、大型バスや一般車の観光ターミナルに到着。 車のフロントガラスに雨粒がポツポツと雨模様になった。 祖谷の山々も雨が降り霞んで見える。 深く切れ込んだ渓谷の底には激流を思い起こさせるような岩肌がむき出している。

遠方の山々に雨雲が…

古風な門



観光ターミナル

深い渓流

駐車場ターミナルに到着し、丁度お昼の時間になった。 駐車場は閑散としていたがレストランは満席で、食事か観光か迷ったが観光を先にした。 そのうちに雨脚が強くなり、とうとう本降りの状態になった。 滑りそうな路面を歩いて、かずら橋の標識を頼りに向かう。 三叉路の道路に出た処でかずら橋が見えた。

川底まで透けて見える清流

滑りそうな路面を歩いて

車両用のかずら橋
お土産店コーナー

通称かずら橋交差点?

歩行者用のかずら橋

「キャーキャー、ワーワー」の賑やかな声が聞こえてきた。 本降りの雨だがやっと来た祖谷、少しでも楽しんでおきたい家族連れがいる。 人ひとり渡っても揺れ、橋げたも「さな木」と呼ばれる丸太や割木を荒く編んだだけで、隙間から川面が丸見えです。 料金500円、渡ろうか思案! 大雨の降る中、妻は渡橋を拒んだ。結局、記念撮影だけにした。 渓谷の岩肌がむき出しで渓谷美が映え、吉野川の清流を堪能した。


祖谷のかずら橋(重要有形民俗文化財)





かずら橋の出口(一方通行)






ここで記念撮影

祖谷のかずら橋の起源はその昔、弘法大師が祖谷に来たとき困っている村人のために架けたとか、 あるいは平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したとの伝説もあり、歴史の楽しさを教えてくれる。

琵琶の滝の由来は源平の戦いで敗れた平国盛が安徳天皇を奉じ、祖谷に潜入し、 この地に土着したことは、全国的に数多い平家伝説の一つに数えられている。 その落人たちが昔日の古都の生活をしのびながら滝の下で琵琶をかなでつれづれを慰めあったという。(案内板より)






雨雲が山々を覆う

琵琶の滝

お昼を少し過ぎた頃、雨脚が強くレストランで名物「祖谷そば」を食した。 美味しかったのでお土産も買う。 レストランから車に飛び込んで、帰路で大歩危峡、小歩危峡に立ち寄ってみた



■ 大歩危峡、小歩危峡に立ち寄り ■

かずら橋に別れを告げて国道32号線に戻ったら雨がやんで日差しが回復してきた…恨めしい! 大歩危とは吉野川中流域に位置する渓谷で、百年以上の歴史がある大歩危峡遊覧船で知られ、剣山国定公園に含まれる。 「大歩危」は一般には漢字説(大股で歩くと危険)が有名だが、昔から現在の漢字で表記していたわけではなく間違いである。 日程と時間の都合で今回は観光だけで渓谷美を堪能したい。


この地域の地質は三波川帯に属し、変成岩類で構成されている。 大歩危は砂質片岩および黒色(泥質)片岩を主体として構成され、吉野川沿いは砂質片岩が多く露出する。 変成岩中に礫の原型を留めた礫質片岩が含まれているものもある。大歩危の礫質片岩は含礫片岩として徳島県天然記念物に指定されている。

大歩危峡遊覧船 大歩危の舟下りのパーキングエリアに到着

遊覧船乗り場から出航

三名含礫片岩の徳島県天然記念物の碑

渓谷の流れに乗ってのんびりと…


小歩危峡の水流は日本一の激流と云われ、夏季には多くのラフティングやカヤック愛好者が集まる。 大歩危、小歩危として一括りにされるが剣山国定公園に含まれる。 国道32号線の小歩危付近で幅広路肩に臨時停車!
ラフティングとはラフトを使用し川下りをするレジャースポーツ。 特に急流を下ってスリルを楽しむホワイトウォーターラフティングをさす。 ラフト (raft) とは、浮力によって航行する小型のボート状(ゴムボート、筏など)のものをいう。 ラフティングを観光できて神様が旅の贈り物をしてくれた! 天候が回復、さっきの雨はなんだったんだろう?、

雨雲が取れて陽光が…

掛け声が聞こえる

流れ来るラフティング



吊り橋へ

去りゆくラフティング


構図を考え撮影を楽しんだ。レンズを88mm〜400mmズームに交換し、連写を活用しながら撮影を続ける。 若い人はチャレンジできるが年寄りは無理でしょう!せめて屋形船で我慢しよう!次回のお楽しみ! ラフティングの楽しさを見せてもらった。

吊り橋通過後

ハイ、失敗!…再度、掛け声を統一して…

無事成功!かっこいい!

次のラフティングチームは…

おっとっと、あっち向いてホィ!

次のラフティングは…

リーダーの腕の見せ所

かっこわり〜ぃ!この後、無事たて直してOK!

ラフトが夢を乗せて流れていく

国道32号線の大歩危、小歩危の景観を楽しみ、三好市でガソリンを満タン補給。 国道は混雑なくスムースに走行、美馬ICから鳴門大橋、明石海峡大橋目指して走る。 徳島道は片側一車線で、IC前後に追い越し車線があり、お急ぎ車はここでフルスロットル…。 高速道の映像は妻が撮影。



雨が嘘のよう



鳴門海峡大橋

淡路SAで大休憩 午後5時

明石海峡






淡路島を北上

淡路SAの観覧車

明石海峡大橋を走行

順調にプラン通りに進んだ四国の旅も最後で一部修正、ほぼプラン通りにできた。 翌日は休みだから、一日ゆっくり骨休めができる。9日間の夏季休暇も終わりに…。 安全運転で帰りま〜す。 淡路SAを出たのが夕方の6時過ぎ、中国自動車道の宝塚付近で10qの渋滞に巻き込まれたが、 その後は東京まで快適に夜間走行。…自宅に帰ったのは朝方の午前3時半、夏季休暇の残りの一日をゆっくりする。

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