■ 欅平駅から宇奈月温泉駅へ、宇奈月温泉街散策 ■

中部山岳国立公園に指定され、黒部峡谷は、立山・剱岳・薬師岳などの立山連峰と、 白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰の間に、黒部川の浸食によって深く刻み込まれ、 八千八谷といわれる多くの渓流を合わせながら、黒部川扇状地を経て日本海に注ぎます。
     (黒部峡谷鉄道ホームページから一部抜粋)


帰りの列車の時間になると改札口は長蛇の列になった。 陽光が高くなり景観はますますアップする。 紅葉の時期には早いが川面はエメラルドグリーンに鮮やかに映える。 小型電気機関車が通常は2両を重連にして運転している。 普通客車は屋根はついているが窓がないので、雨天の時は大変だ。

欅平駅の改札口

陽光が高く景観は最高

川面はエメラルドグリーン

擦れ違い列車
運よく帰りも端に座れた





陽光が高く水路橋など、往路で暗かった景観が映えている。 帰路のトンネル内で列車の擦れ違いがありトンネルを出ると猿専用の吊り橋を見れた。 これは動物の生態系維持のため、ダム貯水後も猿が対岸へ移動できるようになった。

水路橋

青い森石橋

猿専用吊り橋

対岸に宇奈月ダム湖畔の日帰り温泉とちの湯


トンネル内で列車の擦れ違い

源泉の輸送管橋

宇奈月ダム湖

宇奈月ダムが見える所で列車は一時停止、列車の擦れ違いがここでも見ることができた。 宇奈月ダムに架かる赤い橋がアクセントで眺望は最高! 新山彦橋が見えてトロッコ列車の旅も終りに近づいた。 3年前の撮影に比べて、カメラの画素数が多くなり撮影枚数も増えた。 宇奈月温泉駅に到着!一般客はすぐに行ってしまったが数人が残っている。 黒部峡谷鉄道の保有車両の一部ですが、記憶に残そうと撮影した。

下り列車



重連機関車の切り替え準備中

移動中の重連機関車が…
宇奈月ダム



富山地方鉄道の車両とトロッコ列車

…次の待機客車の先頭に移動

宇奈月駅舎を出て黒部の歴史を知るために黒部川電気記念館に立ち寄る。 黒部川電気記念館は先人達の偉業である電源開発の歴史と意議を広く知ってもらうため、 関西電力が映像や人型模型によって、世紀の大事業と言われた黒四(くろよん)建設工事をはじめ、 厳しくも美しい黒部峡谷の自然を紹介する館です。 黒部川流域の全容を紹介する大パノラマ模型ではボタンを操作してその地点を確認し流域を理解できた。

宇奈月駅舎

初期の機関車

パノラマ模型
黒部川電気記念館

館内

宇奈月温泉街の駐車場に戻り、お風呂の準備をして街中を散策。 往来には多くの人々が行き交い、連休の賑やかさで散策して気持ちが良い。 お土産店も多く、足湯や公園もあり、お宿は黒部川岸に多く沿ってある。
8時間の旅も終り、これから身体の汗を流しに決めていた温泉を楽しむ。 3年前に来た時に気に入った銭湯感覚の日帰り温泉で、消毒したタオルや石鹸も貸してくれる。

記念館で見学後、街中を散策

宇奈月駅構内

黒薙温泉から引湯された60度の熱噴水

温泉街

温泉会館
宇奈月駅舎

宇奈月駅前の熱噴水

富山地方鉄道の宇奈月駅構内

お土産店街

黒薙温泉から引湯した源泉温度は60度あり、この温泉会館にも引湯されている。 昭和39年、地区住民の公衆浴場と町民の憩いの場として建設された。この歴史ある会館の温泉が私の楽しみのひとつ。

早朝の二番列車で黒部峡谷鉄道で欅平のハイキングに出発し、7時間後に戻ってきた。 汗をかいた身体を宇奈月温泉で流し、さっぱりとした気持ちになった。
この後の計画は今日の間に同じ富山県の立山町に向かい午後4時過ぎに到着予定。 立山町から立山連峰の室堂平に行くために、前日に切符の予約に並ぶ必要がある。 今の時期は観光客が多くその準備が必要。今夜は立山町で民泊。
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