■ 立山連峰 室堂ターミナルから室堂、みくりが池へ ■

室堂および室堂平は富山県立山町にある、約5万年前の立山の噴火によって形成された溶岩台地で、バスターミナル室堂駅付近にある。 みくりが池やみどりが池は立山の火口湖であり、地獄谷では、現在でも火山性ガスが吹き出し自然の景観が素晴らしい。 前半はバスターミナルから室堂方面に向かい、みどりが池、みくりが池に向かい、らいちょう温泉雷鳥荘に向かいます。


9時20分に室堂バスターミナルに到着。 長野県側からと富山県側から来た人々が入り混じり1階のターミナルは大変な混雑です。 次々と高原バスが到着し、1階の蕎麦処で具沢山の美味しい茸蕎麦を食し、バスターミナルの案内図からあわてずに3階の室堂出口に移動した。 3階の屋上が室堂平への出口で、ここで眺望や記念撮影をした。観光客や登山家が思い思いの形で寛いでいる。

室堂バスターミナル








ここで再びハイキングの装備の確認をして、いざ、出発!記念撮影で立山の石碑も大忙し! 立山玉殿の湧水は立山連峰の主峰雄山(3004m)から湧出する地下水で、立山室堂一帯に潤いをもたらしてきたが、立山トンネルの工事でその一部が湧出。 霊峰立山の水として登山者や観光客に愛飲されている。(説明板から) 美味しい水を頂き、立山の石碑で記念撮影しハイキングコースに出発、室堂方向は台地が緩やかな傾斜です。










バリアフリーのコースに沿ってスタート。 両側にロープが張られ起伏が少なく凸凹も少ないので、の〜んびりと…歩くと石碑がある。眼下にみくりが池が遠望できる。 室堂は現在のものは加賀藩が16世紀に建てたものだが、現存するものとしては日本一古い山小屋で、国の重要文化財に指定されている。 それ以外の山小屋は登山する人達の拠点です。また高山植物保護のため遊歩道以外は立ち入り禁止の立て札が至る所にある。



石碑





みくりが池




好天に恵まれ立山連峰の連なり、室堂平の景観に感服した。室堂で休憩と喫煙し、コースに沿って出発! みくりが池とみどりが池の境目の道を進む。立山連峰の尾根を縦走しているグループが見えたので望遠で撮影してみた。



室堂

室堂傍





室堂

室堂と雄山(3003m)



…400mm望遠で撮影

3000m級の頂が、まるで手に取れる様で圧倒される。 今日は最高の天候で一年に数日しかないと云われるほど快晴で、 室堂バスターミナル屋上からは霊峰白山の山並みや遠くに能登半島の山並みまでが見通せた。


みくりが池は室堂駅から西北方に500m程にあり、室堂で最大、最深の池です。面積は約3万平方メートル、池の深さは15m、池の周囲の長さは631m。 池の北西の畔の標高2430m地点には、日本最高所の温泉宿であるみくりが池温泉がある。
遠方に見えてきたのがみどりが池です。「みくりが池」、「みどりが池」間違いやすく舌を噛みそう! 浄土山を背景に室堂の眺望を楽しみブルー色に染まる、みどりが池が印象的だ!





みどりが池

ここは国立公園内、周囲の景観を楽しみながらルンルン気分。 観光客の年齢層はお年寄りの方も多い。 若者はグループで中年以上はカップルが多い。 尾根を越えて、みどりが池の畔まで来た。 同じ景観でも撮影の高さが違うとまた面白い。 ブルー色だったみどりが池も近くに来たら湖底まで透き通っていた。 さらに低い位置から撮影! みどりが池の反対側の、みくりが池が碧い色の水面で迎えてくれる。



みどりが池



みくりが池(立って撮影)
みどりが池





みくりが池(低い位置から撮影)

散策は雷鳥沢遊歩道に入りました。 池面が上空の青空を勢いよく反射しています。吸い込まれそうな碧い色が印象的です。 遊歩道をさらに進むと眼下に血の池と云われる、酸化鉄の多い地層のエリアが見れます。 鮮やかな山岳稜線の紅葉と高原植物が見れる立山連峰が押し寄せてくるようです。


透き通るような碧い色のみくりが池
血の池エリア

稜線の紅葉と高原植物の競演


この辺りから地獄谷と云われる一面が白っぽいエリアが遠方に見えてきた。 筋状のものはハイキング道と溶岩から噴き出た温泉筋です。 すり鉢状のエリアに地獄谷温泉があちこちで噴出。 室堂が現在も火山地帯の一帯だと実感する眺望です。







右が温泉川?、左がハイキング道

地獄谷のかなたには雲海が…

らいちょう温泉雷鳥荘は観光客や登山のベースに利用されている。 絵に描いたような景観ですが眼前で眺めると3000m級の山並みが手に取るように迫る。 室堂を大回りする形で、みくりが池の頂に来た。 ここから見えるのは澄みきった火山湖や目の前に立ちはだかる立山連峰です。 そして遠方には雲海と能登半島まで今日は見渡せた。

らいちょう温泉雷鳥荘








休憩処で聞く話は常連客の話として、「何回か来ているが、この時期にこれほど澄みきった快晴の立山は初めてだ!」 という言葉が印象に残った。私達は運が良かった!
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