■ 室堂 雷鳥沢コース、ヒュッテ展望台、地獄谷コースへ ■

立山は北アルプスにある山地で、複数の山の総称であるため、立山連峰と云う。 日本三名山、日本百名山の一つで、日本の古くからの山岳信仰の山として、 日本三霊山の一つともされる最高峰大汝山の標高は3015mで、3000mを超える山としては日本で最も北に位置する。
みくりが池から雷鳥沢コースの血の池エリアに向かう。 血の池エリアでは土が鉄分を多く含む為、池の色が血の色に見える。


遊歩道から立山連峰との間に遮るものがなく新しい構図を期待。 撮影しながら進むと血の池の反対側には小さなりんどう池が見えてきた。 今の時期はどの池も水面が低いが雪解けの時期には白い石の部分が一杯になるでしょう。

血の池エリア











りんどう池

山の稜線から尾根沿いの下方には高山植物の紅葉の色彩が鮮明に写ります。 ここまで歩いてくると、先程見たりんどう池の水面に青空の色がきれいに反射してます。 ここから遊歩道は回り込んでこの先の、らいちょう温泉雷鳥荘へ続く。










山々の沢筋の白い部分は雪ではなく白色の砂利です。 一見すると残雪のように見えるが、これが景観の引き立て役になっている。 山々の白い沢筋と紅葉で立体感のある撮影ができた。 りんどう池の水面がさらに碧さを増した。 りんどう池の処からこれから行く地獄谷方面も撮影。










眼下にカラフルなテント群が見えてきた。 登山する人達のベースキャンプです。 らいちょう温泉雷鳥荘を通り過ぎてアップダウンのハイキングが続き、 雷鳥沢ヒュッテの展望台で早めの昼食をとる。 さわやかな風が汗を乾かしてくれた。 それにしても熟年層の人達の多い事…










雷鳥沢ヒュッテの展望台から、これから向かう地獄谷の景観を撮影した。 かすかに硫黄臭が漂うが、ここが火山地帯を実感する。 このエリアではなんとカメラマンの多い事、 あちこちで高山植物や景観のベストショットを狙って三脚が立つ。 一番奥のエリアのため、人が少なめでベストアングルを探すのに好都合。 私も時間をかけ撮影を楽しんだ!






地獄谷温泉は立山町の室堂平にある温泉で、標高2300mに位置する日本最高所の源泉。 昔は源泉地帯にも宿があったが、火山性ガスの危険もあり、現在はここから湧出した湯を、 周囲のみくりが池温泉やらいちょう温泉、雷鳥沢温泉へ送って使用している。 また、室堂平トレッキングの観光ポイントの一つです。

みくりが池温泉の北部、高台に建つえんま展望台がある。 ここから地獄谷を見下ろし、その荒涼とした風景を一望することができる。

えんま展望台




えんま展望台から石段を一気に下って行く。これだけ下りたらその分またどこかで登りがあるはず… 雷鳥沢とは室堂平周辺で最も紅葉が美しいところです。 春は豊富な残雪、夏は一面の高山植物のお花畑、 秋は赤・黄・橙・緑と色豊かな紅葉を楽しめる。 一気にベースキャンプの処まで来ました。下方から見上げる立山連峰も素晴らしい! やがて紅葉の鮮やかな山麓から一変して険しい火山地帯の景観に変わってきた。

ベースキャンプ





雷鳥沢付近






通路で硫黄の匂いが際立ってきた。 湧き出た硫黄の温泉の川そばに草原のように草地がある。 その荒涼とした地肌には、おびただしい数の硫気孔が口を開き、 もうもうと水蒸気を吐き出している。









地獄谷には鍛冶屋地獄をはじめ、百姓地獄、無間地獄、団子屋地獄、紺屋地獄など、136の地獄がある。 途中で硫黄の臭気が一番強く感じた所では立ち止まるわけにいかず、息を止めて撮影!…でも無意味かな? 温泉が湧き出る所にパイプが取り付けてあり、これが各宿泊施設に引湯されている。 風があり助かるが、無風ならサウナ風呂の気温に!湧き出し口の近くの歩道は石が敷き詰めてある。














源泉の温度は70度で、これが集まって川のように流れている。 まさに地獄の様相の道を通る人は少なく、多くが上から眺めるだけか、入口までで通過するのは登山する人でベースキャンプへの近道のようです。 源泉の温度が40度くらいなら最高の露天風呂?…でも硫化水素ガスで死にそう! 鍛冶屋地獄は硫黄独特の臭いが強く立ち込める地獄谷で硫気孔が口をあけている。 地獄谷コース出入口で記念撮影!すぐ移動した。







鍛冶屋地獄






地獄谷コース出入口
ここから長〜い石段を登って室堂に戻る。 最初は緩やかな石段が、最後の方はお城の階段のようです。 さらに進むと天狗平の方へ抜ける登山コースもある。

長〜い石段を登ると、みくりが池の処にでた。 丁度、みくりが池温泉館の脇に出てここで大休憩する。 ひーひー、はーはー、息が切れそう…
inserted by FC2 system