■ 彦根城内濠から表門 天秤櫓 太鼓門櫓 本丸へ ■

一日目は黒部渓谷、二日目は立山、今日は彦根城と北陸の旅も後半に。 彦根市で民宿が取れず、隣の長浜町の民宿に泊った。 長浜は秀吉が初めて手にした自分の長浜城址がある。 戦国時代、この地域は要所のためあちこちに城が造られた。 日本の城郭で国宝に指定された5つのうち彦根城を歴訪し、今回、国宝4城郭の歴訪を制覇した。


琵琶湖東岸の長浜町の民宿を早朝に出発して10分ほどで彦根城駐車場に到着。 現在7時半、駐車場傍のお土産店のおじさんに、ここに駐車したほうがよいと云われ暫くおじさんから説明を聞いた。 今日も晴天でシルバーウィークの旅は続く。彦根城は9時に開門するのでお城の周辺を散策。 佐和口多聞櫓、馬屋は後から見学。

佐和口多聞櫓内側の駐車場に一番駐車

表門橋
佐和口多聞櫓

馬屋(最後に見学する)

中濠へ出て彦根城の周辺から撮影を開始!いろは松のお濠端から天守を見ることができた。 いろは松は当時は48本あったが…、青空で景観が映える。 彦根城の景観は、天守だけでなく濠や櫓の景観が素晴らしく、さすが現存国宝に値することを実感できる。

いろは松

天守

内濠

佐和口多聞櫓が二の丸の入口

中濠

いろは松の道の向い側に幕末の大老、井伊直弼の歌碑がある。 いろは松から彦根城を訪れる時、最初に二の丸佐和口多聞櫓を通る。 この櫓は明和8年(1771年)に再建されたもので重要文化財に指定されている。 石垣の発達によって重量の重い櫓を築くことができた。 お濠にその城郭が反射して美しい景観を見れる。



二の丸佐和口多聞櫓

二の丸佐和口多聞櫓


二の丸佐和口

二の丸佐和口

この石垣上に二重櫓門があった。2車線の道路幅だから大きな櫓門を想像できる。 彦根城の表門橋を通り過ぎ、濠に沿って周辺を散策。 二の丸佐和口多聞櫓を過ぎると初代の家老木俣屋敷跡がある。 表門橋がお濠に綺麗に写り撮影! その表門橋の後景は再建した御殿で現在は博物館です。

二重櫓門跡

初代家老木俣屋敷跡

馬屋

表門橋

表門橋と御殿

内濠は円弧を描くように本丸を囲う。その道に沿って妻と歴史を語り合いながら早朝の散歩を楽しむ。 旧西郷家長屋門は家老屋敷の長屋門で両側に出窓を設けるなど格式の高い豪壮な造りです。 表門の反対側に大手門があり、こちらも表門に劣らず立派な橋です。 大手門橋を渡ると、ここにも櫓門の跡の石垣を見ることができる。丁度、城内の出入口で、まだ閉門していた。 その大手門口にある地蔵堂は持ち上げると願いがかなうと云う石があった。



旧西郷家長屋門の正面



大手門櫓跡
旧西郷家長屋門



大手門橋

大手門口の地蔵堂

彦根城の周囲の散策は大手門まで、9時近くなり表門に戻る。 私達が散策している道路にも車両が続々と、各所の駐車場に向かっていく。 さながら通勤ラッシュのようです。…早起きは三文の得!

日本で12ヵ所、安土桃山時代から江戸時代に建造された天守が現存する城郭の一つ(現存12天守)で、 その内、国宝に指定された現存天守のある「国宝5城」の一つに数えられる。

9時になり開門して多くの人がどっと流れ込んで行った。 私達はその後を撮影しながら城郭内に入る。 表門の所からお濠端の景観を撮影! 彦根城の説明の案内と予備知識を合わせ城内の彦根城博物館前に到着。

表門橋から城郭内へ…



彦根城博物館(旧御殿を再建)
橋を渡ると櫓門跡が…



さらに城内奥へ、廊下橋は創建時は壁と屋根付きの廊下のような橋であった 1854年(安政元年)に天秤櫓の大修理が行われ、その際、石垣の半分が積み直された。 向かって右手が築城当初からの「ごぼう積み」、左手が新たに積み直された「落し積み」の石垣です。 撮影している間に後から来た人も含めて大分賑やかになった。

廊下橋下を通り…

さらに左に曲がると…

天秤櫓門

築城当初のごぼう積みの石垣
左に曲がり…

天秤櫓

落し積みの石垣

天秤櫓の門をくぐる
その天秤櫓の中を見学。格子窓から廊下橋を真下に見れます。 窓の格子木から押し寄せる敵に対して弓矢、鉄砲で広範囲を防御できる櫓です。




太鼓門へ登る石段と石垣

天秤櫓から太鼓門(重要文化財)へ登る途中に時報鐘がある。 時報鐘は城域全体に響くように鐘の丸から移されたもので、今も定時に鐘が撞かれ日本の音風景百選に選ばれている。 太鼓門を抜けてコの字に登ると本丸に到着。広場の中央に天守が迎えてくれた。

天秤櫓の内側



太鼓門の内側
太鼓門続櫓

太鼓門

本丸に着いて2、3枚撮影した後は、天守内見学が混雑しないうちに入る。 (松本城歴訪の時に天守内見学が混雑して入城制限がかかった苦い経験があるので…)
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