■ 龍王峡ハイキング ■

昨年の4月中旬に、子供夫婦と日光湯元に温泉旅行に行ったが、その前日に龍王峡ハイキングの計画をした。 当日はあいにく雨模様でハイキングは中止になり、次回持越しとなった。 それが今回のハイキングの再プランです。 東京を夜半、出発し龍王峡の駐車場へ向かったが、一般道路は珍しくスムースに流れ午前1時頃に到着した。 一般道でこんなにスムースに100km以上走れたのは暫くぶりです。


朝方、駐車場には続々と車両が駐車場に到着。 朝日が昇り、周辺の山々に日が照らされた頃を見計らってハイキングの準備をした。 高原山から流れる川は、竪琴の滝を落ちて、虹見の滝となり、鬼怒川に注ぎ込む。

龍王峡入口 駐車場の中央にある龍王観音

駐車場にある観光案内図

渓谷への道はつづら折りで下へ…
ハイキング道の入口、ここから渓谷へ…

渓谷入口にある案内図

虹見の滝

今回のハイキングはコースは重視せず、あくまでマイペースでのんびりと景観を鑑賞しながら歩きます。 川治温泉駅まで行って薬師の湯に浸かり、午後に駐車場へ戻る予定。 龍王峡の駐車場を出発し、最初に五龍王神社のある崖の処に来た。 断崖の上に立つ龍王神社は鬼怒川、川治温泉の守護神で、御神体龍神像が祀られている。 五龍王神社から下に降りて河原に向かい、何回か来ているが、ここからの眺望は素晴らしい。

五龍王神社



虹見橋




虹見橋は上から見ても、下から見てもアクセントとして景観に溶け込んでいる。 五龍王神社の下の河原で撮影が終わり、虹見橋まで来ると団体客と重なり賑やかになった。 虹見橋からの景観も渓谷美の素晴らしさが、春夏秋冬で楽しめる。

虹見橋と渓谷美



虹見橋から渓谷美<


中国人の観光客が…

虹見橋から渓谷美

中国人の団体客にもまれ、撮影を依頼されたり、橋はゆらゆら揺れるし落ち着かない時間帯でしたが撮影を続行…。 橋が揺れるので連写で撮影。後から確認したら半分近くがぶれていた。 虹見滝は高さ20mから一気に落下し、水量があって、豪快で迫力のある滝だ。 虹がかかる滝として名高い。 橋を渡ると登り階段があり、ここからはハイキングの人だけとなる。 少し落ち着いたがいよいよ期待膨らむハイキングのスタートです。

虹見橋から渓谷美を堪能しハイキング道へ



虹見の滝




天候は日が差したり、曇ったりで不安なハイキング日和です。 紅葉は陽光が無く、今一ですが久しぶりのハイキングで足が軽い。 龍王峡は鬼怒川上流部に発達した峡谷で、鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置し、日光国立公園に属する景勝地です。 火山岩が約3kmにわたって浸食されてできた峡谷で、険しい岩盤が露出し、さながら竜が暴れ回ったような跡を残すことから龍王峡と名付けられた。

石段を登りきると狭い木道があり、ここからは初めての道程です。楽しみながら歩きましょう! 道は薄暗く上を見上げると紅葉の木々が木漏れ日で鮮やかになる。 チラチラと渓谷美が望めるが、木々に遮られ十分に見えない。 後方を振り返ると、渡ってきたばかりの虹見橋が林の間に見えた。





虹見橋が見えた




私は水平ですが、木々が傾いて伸びています。 道は勾配は少ないが峡谷に寄ったり離れたりしながら曲がり、時々岩場に出て眼下に峡谷が現れるとドキッとします。 西沢渓谷で落下遭難して山岳救助隊や救急車にお世話になった事を思い出した。 まだ紅葉が十分でなく、所々の紅葉です。














曲がりくねった峡谷の岩場から上流側と下流側の景観を撮影。 対岸には小さな滝が見れ、撮影したが足元はビビッていた。 目の前は絶壁の岩場です。 落ちたら自己責任で死ぬだろう〜な! この付近の青っぽい色をした凝灰岩は火山の爆発の時に火山灰が堆積して出来た堆積岩と云われる。









火山岩の太古の歴史を垣間見れる

望遠レンズで…


火山岩の上に長い時間をかけて堆積した土壌から樹木が生まれ自然を残した。 底なし沼と呼ばれるこの池は、天然記念物の「もりあおがえる」が生息している。 むやみに物を投げ込まないでと注意書きがあった。 水辺や池の畔の樹上に住み、梅雨に入ると卵を水面の上の木に産みつける。 卵は泡状で、中の卵が孵ると水に落ちてオタマジャクシになる。 対岸から流れ落ちる滝は向こう側の高原山からの水で、復路で通ります。 このような小さな滝がいくつもある。



底なし沼

望遠レンズで撮影!




この付近で私達と同世代の夫婦に追い越された。 峡谷の岩場でしがみつきながら、妻に危ないと説教されながら撮影するのにモタモタしてたので… またまた岩場で、妻に叱られた!でもこの景観は素晴らしく、足場を慎重にして、撮影完了! 峡谷というより切り立った断崖絶壁の連続といえる。 むささび橋が見えてきた。 ここは両側に休憩スポットがあり、手前の広場の岩場に向かったら、先程追い越して行った夫婦に出会った。

左側は沼地のようで油断するとズボッ!







断崖の対岸の滝と岩肌



むささび橋

むささび橋は断崖の両側に架かる橋で現在修理中で、作業員が数人忙しそうに働いていた。 ハイキングコースの中継点で向こう側には茶屋があり、屋根つきの休憩所がある。

先ほどの夫婦と出会い、同世代の夫婦という事で、休日の過ごし方や、仕事の話、子供や孫の話まで長〜い話になった。 なにしろ妻は会話が好きで、喋りだすと話題豊富な話が次々と…。 妻同士で話は盛り上がり、男同士は口数が少ないです。

むささび橋
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