■ 龍王峡ハイキング ■

至る所に奇岩や瀑布が連続する。 岩の種類と色によって紫龍峡、青龍峡、白竜峡と呼び名が分かれているのが特徴で、白龍峡は虹見橋からむささび橋あたりまで、両岸の岩々が白っぽい流紋岩で形成されている。 流紋岩が際だつ白龍峡は瀑布が多く、虹見の滝、竪琴の滝、白龍ヶ淵、岩ノ原、大観石、五光岩、兎跳、かめ穴、流紋岩の割目などの名所がある。


キャンディーを貰い、語らいも弾んで一段落し、少し先輩の夫婦は出発した。 私達は付近の景観を撮影するため、もう少しこの付近をウロウロした。 むささび橋を境にして、ここまでは白龍峡と云われ、この先、川治温泉方向に向かうと紫龍峡、青龍峡と続いている。

むささび橋



この岩場上で夫婦同士で語らい




青龍峡はむささび橋の上流方向に、岩肌の色が青っぽく変わってくる。 渓谷の断崖は火山灰が堆積してできた緑色凝灰岩の奇岩で覆われている。 むささび橋からの景観も素晴らしく、上流、下流で岩肌の色が変化しているのが良く判る。

むささび橋から上流の青龍峡




むささび橋から1kmほど下流に虹見橋が遠望できる。 望遠レンズで覗くと人の姿も確認できる。 先程いた断崖も確認…あんな処にいたのか…。 ここでラフティングしたらさぞかしスリリングではないかと思った。





先程いた断崖も確認

迫りくる山肌に紅葉が少しずつ…


いろいろな形の奇岩が自然の厳しさと美しさを見せてくれる。 むささび橋からの撮影にも満足して反対側の休憩所に行った。 若い人より私達と同世代の人々が目立ち、熟年夫婦の旅が盛んだと云う事が実感できる。










計画ではこの先の青龍峡、紫龍峡をさらに進み、川治温泉まで行って薬師の湯という露天風呂を楽しみ、野岩鉄道で龍王峡駅まで戻る予定でしたが、紅葉が思ったほど見られず、対岸を戻るプランに変更した。
休憩処で休憩する人々も笑顔が絶えず今日は来て良かった。年を取ると昔話が多くなるものですね! こちら側のハイキング道は木道が多くなり散策は楽になった。

休憩処



ハイキング道は整備されている




かめ穴とはここが川底だった頃、穴になっている部分の岩質が、流されてきた石より柔らかかったため、渦巻きの中で石が臼の働きをして造られたものです。 かめ穴が下流から上流までたくさん見られる。 かめ穴付近は流紋岩の割れ目があり、海底火山から流出した鉱物を含む流紋岩を見れる。 白っぽい色合いの石基に光沢のある長石や石英などが点在している。(説明板より)







かめ穴


対岸は先程ハイキングしてきた道が見える。 こちら側は柵道と通路が整備されている。 この橋の下は高原山から流れる小川で断崖に小さな滝となって流れ落ちています。










足元見たり、上を見たり、景観を楽しみながら歩くうちに虹見橋が見えてきた。 足元に用心しながら渓谷美を見れそう!










竪琴の滝は琴の弦のように清らかな水が幾筋にも分かれて流れていく。 むささび橋で出逢った熟年夫婦に竪琴の滝の観賞台の処で出逢いました。 二人はベンチでお握りを食して、のんびり休んでいた。 私達は駐車場に戻っての食事です。栃木から早朝に来た夫婦と軽く挨拶してから分かれた。

竪琴の滝

シャッター速度を落として糸のように


きょうの出発点の野岩鉄道龍王峡駅に到着したときは、丁度お昼の時間です。 駐車場で持参したお弁当を食し休憩した。 この後は紅葉を探しながら塩原温泉に向かって会津西街道をドライブしたいと思う。
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