■ 秋の上田城址へ歴訪 ■

松本を10時に出発し、和田峠を通過すると青空が広がる快晴です。 道路も混雑が無く、秋の景観を堪能しながら上田市に向かった。 1時間ほどで上田城址公園に到着、駐車場は満車でしたが1分も待たないうちに駐車できた。 上田城址には2年前の夏に来た。その時はカメラも古いもので、比較して見るとデジカメの技術革新に驚かされる。 単純に比較して、320万画素対1500万画素では色の再現性が良くなったと実感。


日本100名城、上田城は1583年(天正11年)千曲川の分流の尼ヶ淵の河岸段丘に真田昌幸が築いた城。 城は1585年(天正13年)徳川軍を撃退に成功。 そして1600年(慶長5年)関ヶ原に向かう家康の三男秀忠の東軍をわずかな兵力で迎え撃ち、秀忠軍を関ヶ原の天下分け目の決戦に遅延させた。
関ヶ原以降、1622年、真田信之が松代藩へ移り、仙石忠政、松平忠周が入り、幕末まで7代続いた。

風がなく暖かい日和で、青空も透けて今日も最高の散策日和です。 駐車場と城址の間に広がる尼ヶ淵公園は展示会やショーにも利用される。

駐車場と城址の間に広がる公園



尼ヶ淵公園から見た南櫓




南櫓を真下から撮影、対する西櫓には登り口があり公園を散策しながら向かう。 西櫓そばの登り口に来た。西櫓は唯一現存する建築物です。 上方の石垣は本丸内濠を止めている堤防石垣です。 登った処が本丸で南櫓と西櫓の間に真田神社があり向かった。

西櫓

西櫓そばの登り口

本丸内に…
西櫓

西櫓と紅葉

真田神社の鳥居

一礼し、鳥居をくぐって正面に真田神社がある。参拝する人が多く、人の流れが途切れるのを狙ってワンチャンスでした。 神社と社務所の渡り廊下を抜けると拝殿があり、参道にある酒樽の茶室も二つあり珍しい。 そばに真田井戸があり、真田の抜け道とも?ここで人間って面白い!一人が覗くと次々と近くの人が覗き込んでいた。





人間って面白い…一人が覗くと次々と…




酒樽の茶室

拝殿を通り過ぎると奥に西櫓があり、ここは行き止まりのため人の滞留が続いて中々撮影ができなかった。 西櫓からは本丸内も見渡せて、足下には先程歩いた道が…、このあと大手門を抜けて二の丸へ向かう。 大手門の石垣にひときわ巨大の石が真田石があり、多くの人だかりがある。

西櫓は展望も良く、多くの人で賑わい

一瞬の間隙を…西櫓正面から撮影

真田石

大手門は再建され美しい建築物ですが、人々の足は歴史の真田石に注目してる。 大手門前は観光客の記念撮影場所となって、みなさん思い思いの形で、はぃ!ポーズ!

立ち止って案内板と真田石を…

大手門
大手門

前回の訪問で予備知識があるから、この後は二の丸から本丸へ向かう。 1年を通して城址は市民の憩いの場所で、家族連れ、カップル、観光客と老若男女の賑わいがある。 大手門全景を二の丸から撮影、木々が落葉して見通しが良くなり初冬ならではの景観です。 後で気が付いたが、上田の観光案内にもこの写真と同じものがあった。 二の丸にある神社は上田招魂社で、戊辰戦争、日清・日露戦争、大平洋戦争で亡くなられた方々の魂を祀ってある。



二の丸の紅葉
お濠も青空を反映して

お濠の端は石垣で堰き止めてある

二の丸を一周して本丸内に戻る。まだ紅葉の残りがお濠端にあり、陽光に反射して美しい。 本丸内を散策して、竹林と紅葉の色合いが対照的で思わず撮影、そして大手門の内側に戻ってきた。 大手門を出て、二の丸の外堀に向かった。 ここのお濠跡には鮮やかなモミジの紅葉が真っ盛りでした。





本丸内の中心部

内側から大手門を…


多くのカメラ好きの人達が集合し、カメラだけでなくビデオの撮影も…。 二の丸橋のここの一帯にモミジの紅葉が残っていた。 青空に映えるもみじを見ると、昨日の大河ドラマ直江兼続の最終回を思い出した。

二の丸外郭にある鐘楼をお濠跡から…







上田温電北東線跡が…

二の丸濠跡は鉄道の路線が通っていて、その名残りが二の丸橋に残っている。昭和3年から昭和47年まで上田温電北東線が走っていた。 この道がケヤキ並木通りになり、尼ヶ淵公園広場、駐車場に繋がる。

ケヤキ並木通り



尼ヶ淵公園広場に…
晩秋の上田城址でしたが、散策を楽しみながら大いに歴史も堪能した。 今回は天候が良くないと予報が出ていたが、青空の広がる快晴で撮影も順調に進んで最高の旅になった。
…自宅には午後3時過ぎに到着。
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