■ 追っかけダイヤモンド富士と青木が原樹海散策 ■

みたまの湯、のっぷいの館はアルカリ性単純温泉で、源泉は太古の植物から溶け出した天然有機物を含んだ茶褐色の温泉です。 みたまの湯、のっぷいの館からの夜景は甲府市内を一望できる丘の上にあり、露天風呂からは絶景が望める。 さらにかけ流しの温泉に堪能出来て、道の駅では仮眠がゆっくりとできた。
翌日は追っかけダイヤモンド富士を撮影、青木ヶ原の樹林の散策を愉しんだ。


精進湖畔から山梨県側に走り、途中で左折し、西八代郡市川三郷町に向かうとみたまの湯、のっぷいの館がある。 さらに、みはらしの丘の「みたまの湯・のっぷいの館」と「道の駅とよとみ」は近く、温泉を愉しみ夕食後に道の駅に向かう。 温泉で身体の疲れを癒やし、道の駅で車中泊、TVを見ながらビールは美味しく戴いた。

露天風呂からの夜景

翌日、早朝の5時半に道の駅を出発し、30分ほどで朝霧高原の道の駅に到着。 すでに、静岡ナンバーの車があり、先着がいたが、隣に三脚を立てダイヤモンド富士の撮影準備に入った。 ダイヤモンド富士が見られるか?8時を過ぎてようやく日の出が見れたが、思惑とは異なり、右方向からの日の出でした。残念…

影絵のような富士山の美しい稜線

ダイヤモンド富士が見られるか?


車両を移動し、カメラと三脚にかついで、走って走って朝霧高原を移動したが…そして残念!
さらに移動し…そして暫く待つと…もう少し! ヒーヒー、ハーハーの早朝ダッシュも実らず…





やや上の方からの日の出

車両をさらに移動し、台地上の草原に車の頭を突っ込み駐車、急いで三脚担いでカメラをセット、撮影を続けた。 大分上方から日の出を見ることができて、撮影したら、目の前を大型トラックが通過…あちゃー! まだまだ移動しなければなりません!先程までいた車は再び出発した。

大型トラックが通過…

さらに移動!朝霧高原と本栖湖の峠の途中で、駐車スペースを見つけて再度挑戦!どうだ!
出てきた出てきた、陽光が頂上から半端ながら撮影することができた。現在8時8分。






昨年よりは一歩進んだダイヤモンド富士が撮れた。 妻とともにダイヤモンド富士の景観を見れて、来年こそはと思いを噛みしめるた。 次の機会には裾野の広がったダイヤモンド富士を目指す。
追っかけダイヤモンド富士の騒動が終わり、道の駅なるさわに行った。 道の駅の物産店はすでにオープンして、朝方の賑わいがある。 また、先程まで一緒にダイヤモンド富士の撮影をしていた人々に会って、ちょっと満足げな表情を見れた。 レストランで雲一つ無い富士山を見ながら軽食を摂った。 道の駅から昨日、ハイキングした紅葉台の尾根が見渡せ、昨日はあそこのルートをハイキングしたんだと思った。

道の駅なるさわ 雲海のない富士山

紅葉台の尾根


道の駅なるさわから数分の所に、青木が原樹海のハイキング道があるのでそこへ向かった。
■青木が原樹海■
樹海は富士箱根伊豆国立公園に属し、富士山原始林、青木ヶ原樹海という名称で、国の天然記念物に指定されている。 さらに世界文化遺産「富士山、信仰の対象と芸術の源泉」の富士山域に含まれる。
864年(貞観6年)に、富士山の北西山麓で貞観大噴火が発生し、流れ出た溶岩は森林地帯を焼き払い、埋没させた。 やがて溶岩地帯は、1200年の時を経て針葉樹や広葉樹の原始林が形成された。 やがて水分や養分の少ない溶岩質の土壌で針葉樹が発達した。 周辺には溶岩洞が数多くあり、富岳風穴、鳴沢氷穴、西湖蝙蝠穴はその代表です。

ガス孔の跡 溶岩棚

ガス孔の跡…表面が固まった後に中に含まれたガスが抜けて出来た。
溶岩棚…押し寄せるマグマがそのまま固まった溶岩棚






溶岩上の僅かな土に根を伸ばす樹林帯は自然の生命力の逞しさを感じる。 樹海一帯が文化財保護法における天然記念物、自然公園法における特別保護地区に指定され、不用意に樹木等を損傷させた場合はその法律に違反するのでマナーが大切です。 片道20分、往復40分の予定でハイキングしたが、同じ様な景色が続き、歩いた距離がわからなくなる。






樹海は一歩入ると出られないという説があるが、遊歩道があり、案内板も多く、キャンプ場や公園、樹海を一望できる展望台があり、公認のネイチャーガイド付きのツアーもあり、楽しめる場所です。 尚、陸上自衛隊のレンジャー課程の訓練場でもある。






方位磁針が使えない、電子機器が狂うというのは俗説です。 方位が分からなくなるほど大きく狂うものではない。 またデジタル時計の表示が狂ったり、GPSが使えないと云うことも科学的根拠のないデマです。 そして携帯がつながらないというのも、樹木で電波が遮られるためです。










昼間だからいいけれど、夜間はとてもじゃないけれど歩けないと思った。 なにしろ、月明かりしか頼るものがなければ…、それでも自然の創造した樹海の神秘さにあらためて感心した。 遊歩道から2、300m離れると遊歩道や案内看板が見えない場所では、周囲どこを見渡しても特徴のない似たような風景が続き、また足場が悪く、まっすぐ進めないためなかなか元に戻れなくなると思う。









 

夏は結構涼しい遊歩道と聞き、今度機会があったら長い距離を歩いてみたい。 出口の駐車場へ戻り、今回は早々に東京へ戻る事にした。 いまならお昼過ぎには自宅へ戻れそう。 年末の仕事を充実させるためにリフレッシュして頑張るぞう!
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