■ 南会津大内宿の雪景色 ■

新潟から磐越道で会津に向かう。 約100qの道程で、高速道にはチェーン規制がかかり、所々の追い越し車線区間では地元の車両は100qで走行。 私達は90q程度で慎重運転をしたから、追い越し車線では抜かれっぱなしでした。 そんなに混んでいるわけでなく1時間少しで会津若松市に入った。 夕食のため、会津若松を通過し磐梯山SAに到着。 レストランで夕食、味噌味の喜多方ラーメンは家庭的な味だった。(ここまでは前日の状況)


磐梯道の猪苗代磐梯高原ICでUターンして国道118号線を一路南下し、8時ごろに大内宿に到着。 あたり一面の銀世界!新潟で希望していた景観をここで見れた。 汚れた雪でなく、誰も手に触れてないふんわりとした雪景色をこれから堪能したい。

駐車場前の雪景色

駐車場入口



大内宿道路入口


駐車場奥の河原

大内宿のメインストリート

「江戸時代へ翔る道」の看板

大内宿は2007年5月以来、2度目の訪問。 冬期訪問は初めてで、駐車場は管理人より早く入った。 管理人が後から来てトイレの鍵を開けたり、駐車ポールの位置を決めていた。 メインストリートを奥に向かう。集落の方々がお店の開店準備に忙しそう。 駐車場は9時オープン!その前に大内宿の雪景色の散策に…。







除雪はここまで、この先は雪道…

新雪の雪道が情緒タップリ!

南会津大内宿は、江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた。 現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、この景観を引き継ぐために店舗兼住居として生活している。 昭和56年には国重要伝統的建造物群保存地区に指定された。
前回は大内宿の案内板に沿って大内宿の中程から行ったが、今回は妻に長靴とハイキング用のステッキを用意した。 雪道の散策は大内宿の正面から向かう。










全長約450mの往還に沿って、道の両側に寄棟造、茅葺の民家群がほぼ等間隔に建ち並ぶ。 お店の開店準備をしていた方が「今日はいいときに来たね」、「昨日は吹雪で訪れた人はかわいそうだった!」 納得!あたり一面の雪景色が踏み荒らされてなく、ふんわり!真っ白なんだ!昨日は尽いてなかったが今日は最高!







高倉神社

大内宿展示館

妻が長靴とステッキを用意していて、おおいに助かるとつぶやいた。 大内宿本陣跡に復元した大内宿展示館では、当時の風習を伝える写真や生活用具が展示され、有料で入館できる。(大人…200円) サクサクと雪道を歩く感触がとても気持ちよい!人通りがまだ少ないので撮影には最高日和です。 3組ほどの人がこの先を歩いている。熟年夫婦とアマチュアのカメラマンかな?

大内宿展示館案内



大内宿展示館




お店が開店し観光客が増えると伝統的建造物群の面影が半減するから、今が撮影チャンス! 通りは舗装の無い砂利道。路傍を流れる水路の水はとても綺麗で暖かい。気温のほうが低いので水が温かく感じる。 夏になるとこの水がとても冷たく、ラムネやトマト、キュウリなどがここで冷やされ販売される。










名物1本ねぎで食べる手打ちそばや甘酒、そして民芸品にも面白いものがいろいろある。 集落の最奥まで来た。この先の湯殿山へ登り、高所から集落の雪景色が一望できる。 茅葺屋根の雪景色の撮影はカメラマンにとって希望のひとつです。 江戸時代の宿場の面影を残す山間集落で、街道は会津西街道とか下野街道と呼ばれ、 会津若松と日光今市を結ぶ重要な道でした。 藁葺き屋根の宿、お土産屋、蕎麦屋等が立ち並び、南会津でも有数の観光スポットです。

湯殿山への階段は…

正法寺から坂道を…
…通行止め!

途中にある正法寺

等間隔で並んで建てられている集落の終点の湯殿山の石碑を通り過ぎると登りの石段がある、と思ったら積雪でここは通行止め。 小道は正法寺へ続くが、ここを登って行く。 集落の皆さんが造った雪の階段とロープを利用して登った。

ロープで大助かり

夢に見た雪景色…


晴天の空の下、雪の白さがまぶしく映える。茅葺屋根の建物がタイムスリップした眺望です。 光の階段が美しい!道路に朝日が差し込み家々の隙間から光の造影が造った階段模様が綺麗に撮影できた。 子安観音は山の中腹にある。

観光客が少ない時が撮影時



階段模様の道



子安観音

ツララの色が茅葺から染み出た色が混ざり造形している。 まだ開店していない茅葺き建物が風流な景観を見せてくれる。 また何度も降り積もった雪の積層が山深い地域の特徴をみせてくれる。

染め上げたよう…

逆にツララの内側から撮影!



朝日を浴びているツララ

大内宿の暖簾がかかった茅葺の家




南会津は全国的に知られる良質なそばの産地です。昔から蕎麦を愛し、独特のそば文化を育んできました。 「蕎麦処」石原屋さんの、挽きたて、打ちたて、茹でたての看板もまだ準備中でした。 ツララと窓からの暖かな湯気がモクモクと…冬景色には最高! 石灯篭や春を待つ木々の新芽も、やがて来る春の…

蕎麦処石原屋さんは準備中





本陣と松






ここに人型を造りたくなるようなふっくらとした雪が目の前にある。 厳しい冬の軒下につるされたダイコン!コレがおいしい煮物になるんだよ。思わず寒いねえ。凍りそうだ!当然です。凍らせたダイコンです。 集落の外側にある畑も足跡の無い美しい景観を見せてくれる。









駐車場に戻り、身体は冷えたが妻も私も、大内宿の雪景色に大満足! 新潟では最悪だねと呟いたが、思い切ったプランの変更で、今回も楽しい思い出になった。 帰りは冬の会津西街道をドライブし冬景色を楽しみながら自宅へ。

自宅にはお昼過ぎに到着。この後、車から荷物出し、妻は洗濯、私は車の掃除です。 車両は外観を洗車し、その後は重点的にタイヤ回りの内側の掃除、車体の下部をノズル噴射で洗車。 散布された融雪剤、塩分を洗い落とす。


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