■ 湘南海岸から芦ノ湖スカイラインへドライブ ■

いつもは前日の夜半に出発し、現地で車中泊して観光をスタートするが、今回は都合があり、旅のパターンを変えて、土曜日の午前4時に自宅を出発した。 首都高速、東名道で厚木ICを降り、湘南海岸に向かう。 普段なら小田原厚木バイパスを利用するが湘南の海の映像がほしかった。 平塚から西湘バイパスの西湘パーキングエリアで休憩した。


西湘パーキングエリアでの目的は相模湾からの日の出の撮影です。 待つ間もなく相模湾には黒い雲海が広がってきた。 日の出は諦めて釣り人、漁船の撮影を…。 西湘バイパスから箱根ターンパイクへ、車は凍結した道路を慎重に走行して間もなく箱根峠ICへ…。 ちなみにタイヤは冬季用を装着して、チェーンも持参。

怒涛のように押し寄せる黒い雲海

釣り人も足元を濡らしながら…

芦ノ湖
漁船

箱根峠ICで垣間見えた富士山

富士の頂上は雲が…

箱根峠ICから箱根外輪山の芦ノ湖スカイラインへ入る。 黒い雲海が頭上を覆うように広がり、太陽がなかなか出てこない。 箱根外輪山の尾根を、車を走らせるが、ここは神奈川と静岡の県境。 芦ノ湖と三島、沼津市街が一望できる。 大きく広がる相模湾、駿河湾も一望できて展望は大変良く、冬の空気は透き通っているから遠方まで見通せる。

芦ノ湖

芦ノ湖スカイライン

三浦半島も視野に…
箱根神社の赤い鳥居が…

静岡県側…三島、沼津市街

遊覧ヘリコプター発着所

山伏峠の手前にある遊覧ヘリコプター発着所、レストハウスフジビューで三島、沼津市街を撮影。 風が強く寒さが身体の体温を一気に奪っていく。 それでもこの日は晴れ、頭上の黒い雲海を除けば…、撮影に熱が入る。 その先にあるレストハウスレイクビューでは芦ノ湖が一望できる。










山伏峠から三国山の頂上付近を芦ノ湖スカイラインは箱根外輪山を縫うように走る。 三国山付近に来ても、駿河湾が大きく展望でき、遠くに日本平も遠望できた。 そして雄大な富士山も見えて、静岡側の愛鷹山、越前岳、位牌岳、黒岳も眼下に大きく広がっている。

箱根園付近

駿河湾



杓子峠の手前

静岡側の愛鷹山、越前岳、位牌岳、黒岳

杓子峠(1030m)では富士山全体が俯瞰できる。 茶色っぽい場所は自衛隊の演習地です。 杓子峠を下って行くと、再び芦ノ湖が見渡せるところに来た。 ここから駒ヶ岳ロープウェイの山頂が手に取るように見えた。 三国峠(1070m)で小休止。ブラブラ撮影しながら喫煙タイム…美味しいです!

杓子峠

駒ヶ岳ロープウェイ山頂

茶色っぽい場所は自衛隊の演習地



大涌谷への登り区間

ここから湖尻峠にでて、湖尻を通って大涌谷に向かう。黒い長寿タマゴを食べに…何回も通った道でも凍結区間の為慎重に運転していく。



■ 雪の箱根大涌谷 ■

大涌谷は約3100年前、箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生し、堆積物が貯まり、さらに約2900年前に小規模な火砕流が発生し冠ヶ岳ができた。 この火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷となった。 かつては地獄谷と呼ばれた時期もある。 午前9時前に大涌谷の駐車場へ到着。 駐車場はまだ一列ほど止まっているだけで、10時を過ぎると観光バスの団体が押し掛けてきた。 混雑しないうちに撮影に出発。


箱根最高峰の冠ヶ岳を駐車場から見上た。 中腹からは噴煙がモクモクと上がっている。 寒い時期だから余計に目立つ! いまから温泉卵を食べにいく〜! 待っとれ!と、その前に入口にある大涌谷延命地蔵尊へ参拝。 大涌谷延命地蔵尊は弘法大師が地獄の責苦にあえぐ人々の救済を祈願したと云われている。

駐車場から富士山を…



その前にまずトイレタイム!
望遠で…

目的地のタマゴ販売所を…

大涌谷延命地蔵尊

ここから禁煙区域…まず一服して出発。 驚いた事に、遊歩道は雪の塊一つとしてない! 本当に老若男女の観光客が安心して上にいけるように心くばりをしてある。…感謝! …そして見渡す限り、冬の大涌谷だ〜!


9時に遊歩道がオープン



冠ヶ岳山頂
きれいに除雪…



振り返ると箱根ロープウェイが通過中!

遊歩道の周囲を見渡すと盛んに噴煙を上げる岩床地帯! ひたすら登って行く。 遊歩道は戻る人もいた。 もう帰っちゃうの?と思いたくなる。 空港で見かけるビジネスマン風の人がコロの付いたカバンを引きながら登って行った。 ここは国際観光地!










子供達は元気一杯! 親のそばを駆け上がったり、下りたり元気がいいなぁ! お次は仲の良いカップルで〜す! くっつく前に景色を見ろ!と言いたい!(おれもこんな時期があったとさ!) 登り始めて10分!9時10分です。 だんだん冠ヶ岳(1437m)が大きくなってきた。



再度振り返り、富士山を…



正面に冠ヶ岳


記念撮影してから再度、HP用に撮影。 この付近は人がいない。 積雪で各所にロープが張られ、散策できるエリアがある程度制限されている。 地熱を利用して作られたゆで卵が販売されている。 湧き出した温泉に含まれる硫黄と鉄分が卵の殻と結びつき、黒く変色することから黒玉子と呼ばれている。





温泉卵製造現場




冠ヶ岳山頂も噴煙で見えたり隠れたり

黒玉子は1個食べると7年寿命が延びるというふれこみで、軽食、土産として人気がある。 さっそく購入してテーブルで戴きます。 私は朝食をいつもとらないが、この時の暖かい黒タマゴは格別の味がした。 何年、長生きできるかな? 説明板から温泉の温度が80度、これに1時間茹でます。 そして95〜100度の蒸し釜に5分ほど蒸して出来上がりです。

遠望できる富士山も雄大

一袋5個入り500円

温泉卵の説明板
噴煙地のタマゴ販売所

茹でムラ防止で、時々籠を揺する作業

温泉タマゴをロープウェイで下のお土産店へ
現在9時40分。 ここで休憩して、乙女峠を越えて御殿場に出る。 御殿場からは富士山スカイライインに沿って富士山麓の南側を周り静岡県側に向かう予定。 撮影に夢中になって、お腹も空いてきた。 どこかで食事処を探さなきゃ!

それにしても気になるのは富士山頂の雲です。 朝から頂上に雲が居座ってなかなかとれない!
岩の割れ目から、ひときわ大きな噴煙…
 
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