■ 世界遺産 厳島神社から大鳥居へ ■

厳島神社が創建されたのは593年。社殿が整い社運が増すのは1146年に平清盛が安芸守に任官してから、現在の姿は平家一門が築いた。 世界遺産に登録されたのは、本社本殿、幣殿、拝殿、大鳥居、五重塔、豊国神社(千畳閣)、 などからなる厳島神社と前面の海域、背後の弥山原始林を含む一帯である。

空腹感から脱却し下山し、厳島神社の文庫蔵付近から、撮影再開! 豊国神社(千畳閣)と五重塔を下方から撮影。 街中の通りから文庫蔵前を通り入口に向かうため客社本殿の方向に歩く。
豊国神社(千畳閣)

朝座屋と本社本殿

客社本殿
五重塔

文庫蔵

表参道の入口付近に来て高い位置から厳島神社の全景を撮影。 朝来たときは潮が満ちていたが、現在は潮がひいた時間帯で多くの人が砂浜へ出て大鳥居に…。
入場料は一人300円。入口には世界文化遺産と厳島神社の二つの看板が目につく。
東回廊を徐に進むと本社本殿の祓殿で儀式が行われている。

厳島神社の全景

厳島神社入口

東回廊から前に広がる海辺


東回廊

客社祓殿と本社本殿の祓殿

波のエネルギーを各部で吸収して破壊力を弱め、重要な本社本殿の倒壊を食い止める為の工夫がある。 海に突き出ている平舞台や回廊の床には下から押し上げる波を逃がす隙間が設けてある。 脚注に固定されていない平舞台は大波の時には筏のように浮かび、直角な回廊も微妙に角度が曲がる。 本社本殿の床も、床上浸水の際には浮き上がるような造営に工夫が施されている。…宮島観光公式サイトから引用。

私達も客社本殿で参拝し、厳島神社巡りをスタート。 東回廊から見える景観も、どの方向も構図の変化があり撮影を歩くままに続ける。

客社本殿の内部

東回廊から大鳥居
東回廊から朝座屋

東回廊から客社本殿

本社本殿では祓殿で結婚式が挙式中です。 高舞台で蘭陵王が祝いの舞をしている。 多くの人たちがカメラを構えて撮影していた。 結婚式は最高潮になり、蘭陵王が祝いの舞いも終了。 新郎新婦の周囲には親類縁者が取り囲んでいます。 幸せに…

蘭陵王の舞いが終わり、左楽房へ下がる。 これを機会に私達も見学を再開した。

蘭陵王…祝いの舞

本社本殿の祈祷所前から結婚式の様子

本社本殿での祈祷は有料
高舞台手前には新郎新婦が…

左楽房へ戻る蘭陵王

西回廊

本社本殿から西回廊に行くと能舞台があり朱色の色彩はなく、長い歴史の年月を感じさせてくれる。
■能舞台…戦国武将福島正則が寄進し、現在のものは藩主が浅野家の時代のものです。
■反橋…祭事の際、勅使が橋を渡って本社本殿に入ったことから別名、勅使橋とも云われ、 1557年、毛利元就、隆元父子によって再建され擬宝珠の一つに刻銘が残っている。

多くの人が歩いているのに足音があまり響かない。此処にも何か仕掛けがあるのか?それとも皆が歩く時に注意してるのか? 社殿の撮影で背景に五重塔が入ると厳島神社の映像がさらに映える!

能舞台

能楽屋

客社本殿と五重塔

西回廊から反橋
反橋

能楽屋前から西回廊、本社本殿、五重塔

西回廊と本社本殿

西回廊出口から高舞台、五重塔
西回廊から厳島神社を出る。 現在午後3時。 これから海岸(砂浜)へ出て大鳥居まで向かう。 多くの人々が砂浜へ出て大鳥居の周辺は大賑わい。 はやる気持ちを抑えて、景観を撮影しながら歩く。
西回廊出口 西回廊出口から砂浜へ…

大鳥居は本社火焼前より88間の海面に聳える朱塗りの大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、重量は約60トンで、 主柱はクスノキの自然木で造られ、根元は海底に埋められているわけではなく、 松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、 先人の知恵と工夫により鳥居の重みだけで立っている。
神社の出口から潮の引いた砂浜に出た。もっと柔らかいと思ったが、水分を多く含み歩きやすい砂浜です。 砂浜から西松原という堤が海へ突き出ている。 この堤は清盛神社への参道でもあり、何処からでも砂浜へ下りていかれる。 砂浜の緑色は映像で見ると芝生のように見えるが藻です。

西松原は清盛神社への参道にも…

西松原から見た厳島神社
西松原から見た能楽屋

西松原から砂浜へ入り厳島神社の撮影、五重塔があるとアクセントとして映像が立体感が出る。 という訳でいろいろな角度から撮影。 厳島神社の境内は、弓状に広がる遠浅の浜、御笠浜です。 干潮時には大鳥居まで歩いていけるが、朝、来た時は潮が満ちて社殿や廻廊は海に浮かんでいるように見えた。

潮の干満で姿を変える海を敷地とする奇抜な発想は他では見られない。 ちなみにフランスのノルマンディにあるモン・サン=ミッシェルは小島に建設され、 その小島が潮の干満によって陸続きになったりする。





西松原




御笠浜

本社本殿と大鳥居の中間に流れる川筋を渡れるように飛び石がある。 飛び石から前後の大鳥居、本社本殿を撮影。 大鳥居の両側には多くに人が何やら上の鳥居の袖柱に賽銭を投げていた。 対岸の山の中腹にある白い建物はホテルで最高の立地!

改めて大鳥居の景観と島木にかかる扁額を望遠で撮影し大鳥居に近づく。 大鳥居は主柱、袖柱あわせて安定感のある6本で、傍に行くと人間と比べて大きさが判り、潮の干満の差も確認できた。 柱上に賽銭や色々な物が乗せてある。 下方から撮影したが首が疲れ油断すると海水の中に足が入る。





本殿、高舞台

大鳥居

柱上に色々な物が乗せてある





飛び石

扁額…有栖川宮家の9代目当主の染筆

箱型の島木の中に石を詰めて加重


海辺も境内の一部で、聖地として美しい景観を守るため、藻の清掃作業や、砂州の地ならしなど細やかな手入れが行われている。 大鳥居を越えて先に進むとサギかな?…早速撮影! 大鳥居から西松原の砂堤に戻り清盛神社へ参拝します。








 

今日は土曜日、牡蠣のお祭りが行われて、いつもより観光客が多く、 大鳥居には多くの観光客が訪れていた。 西松原の清盛神社へ向かうが、広い砂浜を散策しているような気分。
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