■ 善五郎の滝 ■

金曜日、会社から帰宅して21時半に自宅を出発した。 環八から調布ICへ、中央道で一路、松本ICへ夜間走行です。 大月ICからは車の流れもぐっと減り走行は楽になった。 松本ICから国道185号線は信号の流れも順調で、ほとんどノンストップで走行できた。 新島々駅を通過し、道の駅風穴の里で道路工事の為、この先安房峠(岐阜県側)は夜間通行止めの案内で、半分近くが右往左往する珍事があった。


国道158号線を前川渡交差点で左折し、乗鞍高原へさらに登って行く。 観光センターの駐車場へ午前1時半に到着し、朝まで仮眠。 早朝7時に起床し、休暇村へ向かった。休暇村より先は冬季通行止めで、車両はここで終点です。

休暇村

休暇村駐車場


休暇村から少し戻る形で、善五郎の滝のパーキングへ入りました。
長靴に履き替えてストックを用意して準備万端!今にも雪が降りそうな状況で、危険なら戻る予定で出発します。 この道はハイキング道になっており、スノーシューの跡があり、この跡を踏みしめて行きました。 歩いている時、足元を見ながら歩かないと膝までズボッと沈んでしまいます。何度かズボッ!を経験しながら… したがって、周囲を見る時は立ち止り、足元を確認しないと怪我をしそうです。

善五郎の滝の案内(翌日撮影)

道がよくわからない



善五郎の滝の指標(翌日撮影)

わずかにくぼんだ雪道を…

善五郎の滝まで後、500mの指標

残り100m

映像がモノクロの写真になってた。 雪景色の撮影でデジカメの露出をマイナス2か1に変更し撮影。 多少の上り下りはあるもののスノーシューの跡はしっかり踏み固められている。 スタスタ歩くわけにはいかないけれど、周囲を見渡しながらのんびりと歩いた。 休暇村への方向と善五郎の滝への分かれ道に到着、ここから100m程ですが急な下り坂になった。







妻も一生懸命!頑張れ!




滝まであと100mの標識

雪の斜面が下りに…

雪に半分埋まりかけた橋が見えて、手すりの高さまで雪が積雪しているから渡るのに苦労した。 川は半分氷結して、その下に流れがある。 橋上で立ち止まり、左右を撮影…、雪混じりの小雨が降ってきた。 ここでカメラのキャップがない!…いつの間にかキャップをどこかで落としてしまったようだ。 同じ来た道を引き返すので帰りの時に注意して探してみよう、という事でレンズカバーの代わりにタオルを巻きつけておく。







橋を渡って振り返った景観
橋の景観も綺麗

折れずに大きく撓んだ木

大昔の滝壺跡で、現在でも滝は後退している

滝見台へ登ると滝の全貌が…

滝まではもう一つの小橋を渡るが、その手前で、やや登った所に滝見台のようなところがあり、ここで数枚撮影! 最後の小橋を渡って滝の正面に来た。善五郎の滝の案内板が半分埋まっている。 善五郎の滝は殆んど氷結し、一部は流れ落ちている。 足が弱い妻はここに到達したこで大喜び!

殆んど氷結した滝

雪景色の下に川の流れが…



最後の小橋を渡る


善五郎の滝は幅10m、落差30m程あり、善五郎という名のきこりが大きな岩魚を釣り損ねたことから名づけられたそうです。 43000年前に乗鞍火山の高天ヶ原火山帯が何度か噴火して、乗鞍高原をつくり、幾度も流れ出た溶岩が形成した崖に、小大野川が流れて滝が出来た。(案内板より)

滝は左端の一部だけ流れ落ちているが水の勢いが激しいです。それ以外は何処までが滝なのか判りにくいが崖全体が氷結していた。 最後に渡った小橋も手すりより高く積雪して、慎重に渡ってきた。…西沢渓谷の滑落事故を思い出した。 氷結した滝の部分部分が青みがかって非常に美しい、青空の下なら、もっと素晴らしい。










一枚撮影する度にレンズに水滴がついてないか確認しながらの撮影で時間がかかる。 滝下までスノーシューの足跡があったので、膝まで埋まりながらも、一歩ずつ進んで直下まで来た時は、撮影に来たというより、レンズを拭きに来たという感じで、撮影の失敗が大分あった。 今回、妻は雪混じりの小雨だった事と積雪の中を歩く事で、カメラは持参していない。歩いて来たので長靴の中は比較的暖かいです。









お気に入りの写真が撮れて、滝の全貌と川下を捉える事ができた。 滝だけでなく、崖のところからも小さな流れが氷結して、周囲が氷結のカーテンという感じです。 私が撮影している間に、妻は立ちっぱなしで身体が冷えてきたようで戻る事にした。 落としたレンズキャップを戻りながら探そうとした時に、橋の向うから一人の男性が来て、途中見つけたレンズキャップを受け取った。(感謝!) 何度もお礼を言いながら、この先、雪が深くなり足元に注意が必要と会話して別れた。










所々で雪の観察しながら駐車場へ戻る。帰りは時間が短く感じた。 駐車場へ戻る頃は、雪混じりの雨も本降りになり、防寒ジャンバーがだいぶ濡れて、車の中でヒーターを入れて少しでも乾かそうと無駄な抵抗をしていた。(笑)

車の中で暖機運転している間に、カメラの手入れやあれこれで、結構、身体が温かくなった。 今日は天候があまり良くないと判っていたので多くの予定は入れてない。今日はあと一つの撮影と、温泉三昧で過ごす予定です。


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