■ 鉄道博物館…ヒストリーゾーン ■

明治の鉄道創世期から現在までの各時代の鉄道車両の実物がテーマごとに展示されている。 このゾーンは外部からの引込み線が接続されて、実際に稼動するターンテーブルを中心に車両が配置されている。 また、2階からも車両を見下ろす事ができるし、1階では、実際に車両に触ったりすることができます。


ターンテーブルに乗った機関車、C57を2階の真正面から撮影。丁度、C57の歴史の説明の最中でした。 特急「とき」、電気機関車「エルム」をヒストリーゾーンから撮影。 多くの鉄道マニアが群がっている。私は2階から撮影位置を移動して撮影、あれ?孫はどこ行った?

多くの鉄道マニアが…

特急とき
撮影位置を移動…

電気機関車エルム

ヒストリーゾーンからは高い位置から各車両を立体的に撮影できる。 また電化区間で、全国に広がる特急電車も勢ぞろいしている。 1933年製造のキハ41000形気動車はガソリンで動き、1923年製造のED17形式電気機関車もあった。 ED17形式電気機関車はイギリスから輸入されたが、故障が多発し問題が多かったが、日本の技術陣が創意工夫して改良を重ね、太平洋戦争後は殆どが国産機器に換装され、面目を一新した。 無骨な外観から鉄道ファンによって「クロコダイル(ワニ)」という愛称でも親しまれていた。

1933年製造、キハ41000形気動車

日本初の新幹線としてデビューした0系
1923年製造のED17形式電気機関車

全国の電化区間を走った全電源対応特急電車

東西に分かれた50Hz、60Hzの区別、交流、直流と複雑な電力体系をもつ日本の電力事情に合せて、いろいろな車両が造られていた。 またスピード重視の車両、力強い車両と、全国の交流電化区間で使用された交流区間用電気機関車や国鉄初の特急電車を基に主電動機を強化して上越線で活躍した機関車など特徴を持った機関車が勢揃いしている。

全国の交流電化区間で走れる電気機関車

全国で活躍した長距離急行用交直両用電車
上り勾配のきつい上越線で活躍

C57形蒸気機関車は旅客用標準機関車

階下に下りて撮影した映像は近いから迫力を感じる。 EF58形電気機関車は、終戦後に激増した旅客輸送需要に対応する機関車として1946年(昭和21年)に登場した。 改良型は高速運転時の性能に優れ、特急列車の牽引に用いられ、流線形を取り入れたデザインもあり、鉄道ファンから「ゴハチ」の愛称で親しまれていた。

キハ41000形気動車

再び目の前からED17電気機関車
C57形蒸気機関車

EF58形電気機関車

ED40形電気機関車は初の国産電気機関車で、信越本線横川〜軽井沢間の急勾配のあるアプト式区間で活躍した。 デ963形電車は中央線の前身となった甲武鉄道の初期の電車で国電の元祖となった。 開拓使号客車は北海道開拓で活躍した米国様式の特別客車で一見して欧米風の車体です。

ED40形電気機関車

デ963形電車
1923年製造のED17形電気機関車

開拓使号客車

150形蒸気機関車は英国から輸入された日本初の蒸気機関車で国重文です。 7100形蒸気機関車は西部劇から抜け出てきたような、アメリカの古典的スタイルの機関車で、その愛称とともに日本の古典蒸気機関車の代表格として親しまれている。 北海道開拓で活躍し、北海道初の蒸気機関車で弁慶号と呼ばれた。
寝台特急用客車はついこの間まで現役で走っていた車両でお馴染みの客車です。 国鉄初の固定編成寝台特急用客車で、空気バネ台車や防音二重窓を採用している。

150形蒸気機関車

ターンテーブルに乗ったC57形蒸気機関車
7100形蒸気機関車

国鉄初の固定編成寝台特急用客車

C51形蒸気機関車は直径1750mmの動輪を採用した国産初の本格的な高速蒸気機関車です。 狭軌のレール幅で、従来と比較して飛躍的な性能向上を実現した機関車で、牽引力、高速性能、信頼性において高い水準を達成した。 1920年代から1930年代には主要幹線の主力機関車として用いられた。

上越線の特急とき

C51形蒸気機関車

 


ここで再び、2階のヒストリーゾーンへ移動した。 昼食後ヒストリーゾーンを一回りして、模型鉄道ジオラマの見学で、しばらく列に並んでの待ちタイムに入る。 妻に順番に並んでもらい、孫と二人でラーニングホール、コレクションギャラリーなどを見学する。

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