■ 奥多摩駅から数馬峡遊歩道へ ■

新宿駅からホリデー快速 おくたま号にタイミング良く乗車でき、一気に立川駅までは時間短縮できた。 立川駅からは飛び石のように運転、青梅駅に近づくと奥多摩の景観より東京のベットタウンという感じで、住宅地が広がっている。 それでも山々が間近に迫り、奥多摩に来たんだなと感じた。 青梅駅を過ぎると車両ドアの開閉は手動になり、ボタン操作で開閉するようになる。 御岳駅を過ぎると気温が一気に数度下がった感じで肌寒くなった。


終点の奥多摩駅で降りて駅前の観光案内所へ直行、ここで詳細なパンフレットを貰って、トイレと喫煙タイムを…、 次々と降車してくる登山客やハイカーがそれぞれの目的地へ散って行く。 出発する前に朝から何も食べていないので駅舎の蕎麦処で…、観光地とあってお店の造りは洒落た造りになっていた。

出発する前に駅舎の蕎麦処で… お店の造りは洒落た造りに…

駅前観光案内所での一コマ… 、案内所で立川駅まで自転車で来て、奥多摩のハイキングと温泉を楽しみに来た中学生二人が、係員に親切に教えてくれた人にお礼を言いながら出かけて行くのを目した。 予算は1000円で温泉代金で700円だから限られた予算で楽しめるように係員が親切に教えているのが微笑ましく印象に残った。
お店では温かいうどんを食し、身体が温まった所で出発。 駅前を左に行くと交差点があり青梅街道が通っている。ここを横断してすぐ昭和橋を渡った。 昭和橋の下は多摩川が流れて、両側から渓谷を見る事ができる。 都心では桜が満開ですが、ここでは咲き始めという感じ。

青梅街道

昭和橋
昭和橋

昭和橋上流側

新緑が目立ち始めたが、桜はまだ蕾で来週には開花するかな…。 橋の真下は、高所恐怖症の傾向があるから苦手のポジションです。 今日の天気は薄曇りで時々日が差している。 また気温が冷え込んでいて下半身が冷えてきたのでサッサとハイキングを開始した。

昭和橋の景観

昭和橋の下流域の景観
橋の真下の景観

氷川中学校の桜もまだ蕾状態

愛宕トンネルから来た道路と合流地点は東長畑橋となっていて一般道を暫く道なりに歩く。 東長畑橋直下の渓谷の中に桜の木が蕾状態でややピンクっぽい感じです。 …訪れるのがちょっと早かったかな? 道路そばの樹木には、こんな新芽も見れたが、私には植物の名前は苦手で名前が判らない。

東長畑橋

東長畑橋直下の多摩川


現在11時11分、前方からハイキングのグループ…すれ違う時に元気な挨拶は気持ちい〜い! 東電の氷川発電所前に到着したが、三差路の交差点は地図と見比べないと判りにくい所だった。 一般道から発電所に向かう形で階段を下りていく。

多摩川

階段を降りて…
三差路の案内板

一般道から発電所内に…

発電所内の送水管付近に、この時期はカタクリの群生地があると案内してあったが、結局判らなかった。 氷川発電所は毎日一般家庭の750軒分の発電をしている。 桜も所々開花し始めている。という事で間近で数枚撮影した。

氷川発電所

蕾状態の桜


開花した桜

発電所を通り過ぎて生活道を登って行くとハイキング道らしくなってきた。 数馬峡遊歩道の看板があり、ハイキング道らしい、所どころチラチラと多摩川の流れが見える。






大多摩ウォーキングトレイルは、奥多摩の山々に沿って多摩川を中心に青梅街道、JR青梅線、そして街並みが細長いかたちで点在し、生活道と密着したハイキングコースです。 遊歩道が砂利道になり、だんだん登り坂になると多摩川の流れが見えてきた。 撮影しながら歩いているから、後ろから来た家族連れに抜かれた。

対岸は青梅街道が…

数馬トンネルを抜けて…
数馬トンネル

トンネルを抜けると下り坂

上り下りの激しいハイキング道で渓谷美はだんだん良くなってくる。 渓谷美を堪能しながらハイキングの楽しさを実感。対岸の街道はバイクの音と警察のサイレンが…。

渓谷が見えてくる

川面が綺麗な色合い

渓谷美

おしゃれな佇まいのアースガーデンはレストランです。 先行した家族連れはお父さんを先頭にお食事タイムのようです。 数馬峡橋へ到着、向こうへ渡ると青梅街道、案内板で確認後、休憩と喫煙タイムを…、今日は調子が良いので幾らでも歩けそう!

アースガーデン

案内板
アースガーデン

数馬峡橋

此処から橋を渡り青梅街道側の駐車場へ向かった。 途中で橋からの景観が素晴らしく、高い位置から撮影。 新緑が彩って、「あぁ〜春の気配が感じられる!」下流側に色取り取りのカヌーかな? カヌーの実技練習のようです。教官が中心になってカヌーの取り扱いを指導していた。 この付近はダム湖で水の流れが無く湖面が川幅いっぱいまで広がっている。

春の気配が…

下流側にカヌーかな?


数馬峡橋を渡ると青梅街道には休憩処のパーキングエリアがある。
数馬峡谷…数馬峡は氷川、白丸間の交通の難所で、はじめはゴンザス尾根の根岩(ネーヤ)越えで往来していた。 江戸中期に近隣の村々で費用を出し合い、対岸に現在の白丸トンネル上部の硬い岩盤を砕いて切り通しを造り、峡谷沿いの海沢地区に出る小道を作った。 その後、小道の改良を続け、今の川沿いを通れるようになり、現在の青梅街道になったのは大正末期の時代からです。…奥多摩観光協会のハイキングの資料から抜粋。



ハイキングは予定のコースの1/3まで来た。 都内にこれだけの自然が残されている。 この地にも歴史があり地元の人々が、何代にも渡って守ってきたものがある事を認識した。

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