■ 数馬峡橋から鳩ノ巣吊り橋へ ■

数馬峡橋から鳩ノ巣吊り橋までのハイキングを楽しみます。 途中、白丸ダムを通り、白丸ダムには始めて見る川魚の遡上を助ける階段状の魚道(ぎょどう)も見る事ができた。 初めて見る魚道に興味深々だった。
数馬峡橋からハイキングは続く。 橋の下に峡谷への下り階段があり、橋下を通り抜けて鳩ノ巣峡谷へとハイキングする。


此処からは白丸湖遊歩道となり、階段状に湖畔の近くまで降りて行く、峡谷美が映える景観です。






カヌーの練習風景が間近で見れるようになった。 ここ白丸湖は御岳にある都の多摩川発電所の調整池として建設されたと云う。 階段をどんどん下って行き、この辺では釣り人も見かけるようになり、大きな岩上から、そして対岸からも竿が伸びていた。 滑って落ちないように…。






流れの無い湖面の色から水深も深いようです。 ベンチにリュックを降ろして身を軽くして撮影が楽になった。 遠くでは、グループから離れて単独で行動している一艘のカヌーが湖面を往復している。






こちらでは家族連れと思われる人達の釣り場風景で、休日をのんびりと楽しんでいる様子。 釣果より気分のリフレッシュ…、向かい側には目を見張るような美しい桜を見れた。 満開の桜を背景に何枚か撮影。

釣果より気分のリフレッシュ…

ふと、見ると足元には道祖神…
目を見張るような美しい桜

横に伸びる枝にはピンク色の花弁が湖面の色合いに映えている。 そこへ単独行動のカヌーが…、私と同年代のおじさんがこちらをチラチラ見ながら行ったり来たりしている。



叔父さん頑張れ!


…という訳で、「桜とカヌー」の撮影

行ったり来たりしているうちに山側にはカヌーの置き場があった。 …ここはカヌー練習場の場所だった。 カヌーのグループや釣り人達から再び下流に向かってハイキングを続ける。

カヌー置き場

歩きやすい遊歩道

白丸ダム

白丸ダムが見えてきた。小型のダムで湖面に映えている。 ダムの放水路を覗くと、鮮やかな虹が浮かび上がり、思わずシャッターを押した。 そして階段状に伸びる魚道が確認できる。

魚道(ぎょどう)…堰やダムのように魚類の移動を妨げるような構造物がある時に、魚類の移動が可能となるように設置される人工的な水路。 日本では、主にアユ、サケを対象とした階段式魚道が多い。 ダムでは、水位の落差が大きく、水位変動も大きいなどの困難な点があるが、技術開発や工夫を重ね、設置されている。…日本ダム協会のダム事典から引用

白丸ダム

ダム堰堤から直下を…
浮かび上がる虹

階段状に伸びる魚道

白丸ダムを過ぎると鳩ノ巣岩畳遊歩道になりハイキング道は険しくなった。 暫く上り下りが続き、そして大きな休憩処に到着、多くの人が昼食中、見た顔だなと思案してると「あなたは終点からのハイキングでしたか」と言われ、そういえば電車で向かい側に座っていた人だと気が付いた。

ダム堰堤から見た鳩ノ巣峡谷

ハイキング路の案内

休憩処

電車内で向かい側に座っていた人と暫く談笑した。 立ち話の小休憩も終わり岩畳遊歩道のハイキングを再開、運動靴でなくハイキングシューズを履いてきて良かった。 足場の悪い岩場の通り道は、それほど長い区間じゃないと思うが、階段状に降りて行く石段から岩がごろごろしてきた。






渓谷の川の流れも際立ち、岩場が変化してハイキングの醍醐味を十分に味わえる。 休憩処の昼食より、このような岩場で、昼食をして寝転がったほうがリフレッシュできそう。 そんな思いで慎重に歩いて行く。






生憎、今回は一人で撮影がメインだから食事は現地で腹が減ったら食うか、という感じで用意はしなかった。 お握りでも作ってもらえば良かった。 遠方に鳩ノ巣吊り橋が見えるようになった、もう少しです! 茶色の岩肌は水が浸み出ている場所です。大きな岩から釣り竿が見え隠れしている。






釣り人を見て、西沢渓谷での滑落事故を思い出した。あの時、落ちた瞬間、恐怖感はなかったが、しまったと云う思いだった。 こんな処で釣りとは…深みにはまらないように油断しないでください。 そして此処が有名な?鳩ノ巣吊り橋…日米の首脳会談がこの地の誰かの別荘で行われたと、一世代前の話題?



鳩ノ巣吊り橋


鳩ノ巣吊り橋

鳩ノ巣吊り橋を渡ると観光センターや旅館があったが、現在はすべての施設が閉鎖されて、廃墟と化していた。 裏寂しい所だが気を取り直して付近を散策。

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