■ 南房総 野島埼灯台 ■

千倉で民泊し、早朝5時に起床し、窓から空の明るさを確認! …上を見上げると雲が広く覆っている、少し気持ちが落胆したが、早朝の散歩を出かけた。 千倉漁港から少し歩いて海岸線に出る、一人だけカメラを抱えて歩いている人を見つけたが静かな町並みです。 雲量が多く広がり、水平線は視認できるが、今日は曇天模様の感じ。


民宿に戻って部屋を片付けて出発の準備をしてたら、民宿の方が早朝モーニングでパンとコーヒーをご馳走してくれた。(感謝!) 昨日は急に宿泊をお願いして申し訳なかったと暫く雑談をする。 妻は元々話し好きだから、宿の女将と長い会話になった。 天候は良くないが民宿は晴れ間と云う感じです。

千倉の海岸線の様子




民宿を出発し、千葉県水産研究センターを通り過ぎると、道の駅ちくら潮風王国に到着。 この時間はオープン前で建物の周辺は閑散としている。 千葉の鮮魚は静岡に比べると、比較的安いので、妻は途中で鮮魚、野菜を購入する計画がある。 マリンスポーツの時期になれば、もっと賑やかになる。

物産館 第一千倉丸

第一千倉丸に乗船しようとしたが、カギがかかって入れなかった。 後で知ったが、はしごで上に登って船内に入れると知った。 また船の周りはプールになっていて、夏の時期には子供たちが喜びそう!
道の駅の広場を散策、この時期の千葉は釣り人か、ウィンドサーフィンを多く見かける。 約1時間弱散策したが、曇り空で今日の天気は大丈夫かな? そんな思いで道の駅を出発!






暫く走行すると、きれいな海岸線を通った。 駐車スペースがある場所で撮影タイム、空がだいぶ明るくなった。 今日は期待して撮影の旅を続ける、と云うわけで付近を散策してたら白浜町に入っていた。 風も大分収まり、昨日よりは良くなり観光日和の予感! 気が付いたら野島埼灯台が見えた。










車の走行距離も以外に伸びて、満タンで出発したのに残り、2/3になった。
南房総野島埼灯台は、千葉県の最南端にあり千倉白浜海岸段丘に位置する。 天候が良ければ大島、新島を見れるが…、駐車場もあり、灯台入口付近はロータリーになっている。 入口には南房総国定公園の案内があった。

南房総国定公園の案内




駐車場に到着し、コンビニで用意したパンとコーヒーを食した。 車内から様子を見てると、ジョギングの人や散歩の人が多い。 今日は日曜だから人出が多いと感じた。 さらに灰色の空が青味がかり、昨日の風が嘘のように収まり、今日の旅は期待が持てそう。\(*^o^*)/

お洒落なトビウオの塔

岩礁内につくられた三峯神社


野島埼の石碑

野島埼周辺は散策コースが整備され、潮風を受けて楽しめる。 公園内には、海女の像や最南端の碑があり、野島埼の石碑を通り過ぎると公園内に入る。 芝生に覆われた公園は近所の人の散策コースでもある。
里見氏の石碑には、1441年、三浦半島から房総白浜の野島埼に上陸した里見義実は、ここに居城を構え、戦乱の房総を平定し、半島一帯を支配下に治めた戦国大名とある。

野島崎灯台

里見氏の石碑


野島埼は、関東平野の最南端に位置する千葉県南房総市の太平洋に突出する岬で、岬には野島埼灯台があり、南房総国定公園に含まれる景勝地で、岬一帯は白浜野島崎公園として整備されている。 断崖の絶壁に立つ灯台のイメージとは違って、バリアフリーで散策コースが造られているので人気が高い。






内房と外房の違い…気象庁は野島埼南端を津波予報区における境界として定めている。 野島埼南端以西の千葉県沿岸(富津岬まで)を千葉県内房、野島崎南端以東の太平洋沿岸(千葉県部分)を千葉県九十九里、外房としている房総半島最南端の碑がある。
海側の岩の上に何やら錆びた一つのベンチがあった。 絶景、朝日と夕日の見える岬の案内板がある。 これはラバーズ・ベンチで、朝日と夕日の両方が見えるデートスポットとして人気を集めている。



石碑の処からよじ登って行くと…


ラバーズ・ベンチ

海に突き出た岬は、ぐるっと180度の太平洋を目にする事ができる。 東北の積出港から外海に出て、鹿島灘沖から銚子河口付近に入り、そこから利根川を遡って江戸に入る航路(銚子内海江戸廻り)が利用され、時間も距離も短縮できる。 しかし波の荒い鹿島灘を横切り、暗礁を避けて銚子漁港に入港するのは危険性が高かった。 そのため、東北の積出港から銚子沖、野島埼沖を通り、そして伊豆の下田に入り、そこから再び江戸に入る航路(外海江戸廻り)も利用された歴史がある。 と云う訳で野島埼にも灯台立地の条件が揃っていた。

岬の先端

ズームで…
岬の先端から灯台を…

近くに磯釣りに真っ最中の釣り人…のどかさを感じる。 散策コースも半分を過ぎ、この付近では多くの木々に囲まれた灯台を見れる。 雲間から陽光が海面を照らして希望が…。






散歩道が南国風の景観に変わった。 南房総は温暖な気候を実感できる。



色とりどりのツツジ
ヤシの木のトンネルを通り過ぎて…

散策道を一回りして厳島神社前に…

厳島神社境内には県文化財の七福神などがあり、境内を右に出ると灯台の正面に出る。 灯台の入口に行って妻に灯台に上がるか問うと、天気が悪いからやめる、と云われた。
散策道を一周して駐車場に戻り、暖かいコーヒーをもう一度、そして白浜をブラブラ歩いた。

厳島神社 厳島神社 右端に七福神


ここ野島埼も地形的に海底の岩礁が美しく海底透視船があった。
乗り場に向かうと小さな小舟で、舟底がガラス張りになって、海の中をのぞくことができる。 野島崎周辺の磯は海女漁の盛んな所で、アワビやサザエそして磯魚などを見る事ができる。 ダメもとで妻に乗船するか問うと船底が透けているのは怖いと云われた。 あちゃ〜!

どうせ、この天候では海底はあまりきれいに映らないと思ったが…。


そこで白浜近くに明治21年に完成した珍しい石積みのアーチ橋があり、日本の名橋百選があると知り歩いて向かった。
作家の林芙美子は「房州白濱海岸」という紀行文の中で「支那風な眼鏡橋」と描写している。 石積み工法で三つの輪があるのに「めがね橋」と呼ばれている。…これ何故?

支那風な眼鏡橋

南房総野島埼を出発しドライブを再開、途中でかぶと岩と屏風岩の場所についた。 かぶと岩は武者のかぶとの形をした大岩で、屏風岩は男性的な岩の屏風のような様相です。 直線的な屏風岩は海面下にも見え、姿を現し、陸地へ続いている。

  かぶと岩と屏風岩




「早起きは三文の得」と云うが、すでにいろいろ観光して歩いた。 この後、館山に向かうが途中で朝市とか地産物販売所があれば立ち寄りたいと妻が言う。…そしてドライブ。

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