■ 遠野物語 福泉寺 ■

宮古市から釜石市経由で民話のふるさと遠野へ向かう。 釜石から途中、専用道路を通り思っていたより早く到着。 市内に入り最初に訪れたのは福泉寺。
福泉寺へと向かう道から五重塔が見えた。駐車場は広く観光バスも十分入れる。 竜宮城の様な山門を入り、大きな松林の境内を一直線に進む。

仁王門を通ると拝観受付所があり料金300円を支払う。 途中、右手に小さな庭園があり石畳はそのまま一直線に進んで石段になった。 そのまま石段を登ると四国八十八箇所霊場の本堂がある。
竜宮城の様な山門

仁王門





真っ直ぐな境内

赤い欄干橋





本堂

福泉寺は真言宗豊山派のお寺で山号は法門山。 木彫として日本最大の大観音像がある。 岩手県唯一の四国八十八箇所と西国三十三箇所の写し霊場があり、 春には桜、秋には紅葉の名所で遠野の観光名所です。

建造物は本堂、多宝塔、庫裡、愛宕堂、護摩堂、鐘楼堂、観音堂、山門、仁王門、毘沙門堂、五重塔があるが、どれも近年の建造物です。 境内が広く6万坪と記されていたが山全体が霊場という感じ。 散策には時間を要すので主な処を巡って行く。

本堂の彫刻

鐘楼



本堂から山腹の大観音堂へ向かう


まず大観音堂に向かって歩くがまるでハイキングのような感じです。 途中、厄除観音がある。 最初は「男厄除坂」で42段、次は「女厄除坂」で33段の階段があり、 上った処に厄除観音像がある。 さらに朱色の石橋がありその先に大観音堂がある。

大観音堂の見所は一木彫で、1200年の巨木を住職自ら苦心の力作です。 1週間の断食百回を決行の上、20年の歳月を要して完成した。 総丈五丈六尺(17m)で日本最大である。 仁王尊は混迷せる世相をはかなみ世直しの祈りを込めて、苦行を続けながら彫刻せる山主自作の仁王尊が奉安されている。

ハイキングのよう

「女厄除坂」で33段の階段

「男厄除坂」で42段の階段

厄除観音を通り過ぎると駐車場が

大観音堂(17mの仁王尊)

その左手には多宝塔が建立され山岳霊場の境内にいる感じです。 大観音堂の朱色の橋の下を下って行くと途中に五重塔と毘沙門堂がある。 この下は廻廊の名が付いて工事中のようです。…奈良の豊山派本山長谷寺の廻廊を真似して造っている? 毘沙門堂は最近建立。また五重塔は日本最北で古い感じだが最近建立された。



廻廊

毘沙門堂
多宝塔

日本最北の五重塔

遠野の民俗学や民話のふるさとを楽しみにしてきたのに、何だったんだここは?という印象しか残らなかった。 文化財は何もないのに300円取られた。 遠野の観光マップに何故載っているの? 駐車場に戻っての疑問は貴重な時間を他の施設に行ってみたかった。この一言に尽きた。
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