■ 遠野物語 たかむろ水光園 ■

田園都市の理想郷づくりから生まれた憩いと癒しの施設です。 宿泊や飲食施設を完備し、太陽熱とトロンシステムで温めた「トロン温泉」を24時間楽しめます。 また、6万2千平方メートルの広大な敷地には緑豊かな庭園を備え、自由に散策ができるのも水光園ならでは。 釣り池で釣った魚をその場で塩焼きにして味わうなど、まさに「くつろぎのオアシス」として、観光客や地元の人々に利用されている。


伝承園から車で20分くらいで到着。大きな駐車場はバスも含めて満車状態だが運よく入れ替わりで駐車できた。 たかむろ水光園の入口で施設の案内を聞いて温泉でなくこの地の展示館を覗かせてもらいます。
たかむろ水光園入口




夢見堂は遠野三山に住むという三人の女神が一夜を宿ったという「遠野物語」にちなんで「夢見堂」と名づけられた。
遠野池は遠野市の形を1/600に形どっている。池周辺では釣りも楽しめる。
池の周りを歩くと庭園の景観が変化し楽しめる。また所々に石庭には名前が付けられ木札がある。
家族連れが多く、お父さんと子供が釣った魚を大慌てで釣り上げている姿は微笑ましく思えた。 遠野伝説の河童も家族連れで池辺にあり、この後、園地の奥へ散策していく。昔風の井戸もある。

夢見堂

六角牛山

権現山



遠野伝説の河童
遠野池

傘森山





昔風の井戸
園地の片隅に小屋があり中をのぞくと孔雀がいた。 孔雀小屋を通り過ぎると原始時代の竪穴住居の模型が展示され中は座ることは出来ても狭くて寝れない。 水車小屋も比較的新しい建物です。中をのぞくと実際に動いていて稼動していた。
孔雀小屋



お洒落な水車小屋
孔雀



水車は稼働している

昔風の商家の屋敷のような建物です。レストランだが終了していた。 酒蔵屋敷には芸能館、大食堂と書かれた大きな樽が置いてある。中はオープンして後半で見ます。
園地の片隅に昔の消防署の建物が復元されていた。火の見櫓もある。 園地中央の池の周りに休憩処があり、焼魚を食している家族連れもいた。 ここで休憩して喫煙タイム。…旅に出ると喫煙本数が平日の半分くらいになる。

ジンギスカンレストラン

酒蔵屋敷



井戸
レストラン

酒蔵屋敷

休憩処

曲り家は中に入れない

休憩後は各資料館の中を見学してみます。遠野地方で使われていた独特の道具から懐かしいものまで見ることが出来ます。
酒蔵資料館は昔の造り酒屋を再現した和風建築で屋敷内には、芸能館「高室座」、酒造り資料館、商家土蔵が設けられ、楽しめる施設になっています。 始めに酒造り資料館にいきます。気軽にお酒を楽しめるカウンターバーのような処やこの地のお酒造りの道具が展示されていた。

酒蔵資料館入口

酒造り樽


説明板は言葉でなく当時の酒蔵の様子が絵で描いてあり、一目で理解できるようになっている。 酒蔵資料館を奥に進むと座敷が見える。…何だろう? 芸能館「高室座」が屋敷の奥に設けられていて中に入ると、ここは実際に使われている。
酒造りの各種道具



なんと2階席まで
酒造り樽

芸能館「高室座」入口

2階席へは箪笥の階段を
商家土蔵に戻りました。1、2階がある。1階にはこの地の銘酒が展示され器も珍しいものがある。 2階に上ると「灯り」が古い時代の物から近代の物まで展示してある。 古い時代の灯りは文字の入った行燈などは私のお気に入りです。 就寝時、部屋の片隅に置いたら優しい灯りになるんじゃないかと思った。


灯り」が古い時代の物から近代の物まで展示

持ち運べる灯り


灯り」が古い時代の物から近代の物まで展示

土間や小屋で使うランプ
時間を掛けて暗い部屋の中にいたので、外に出ると外光が眩しく感じた。…慌てて妻を探しにいく。 馬釜の処で妻を見つけ、ここからまた一緒に散策を続けた。今度は何を見学できるかなぁ!
商家前の池にはミニチュアの夫婦岩風の…



水車の処で喫煙をし二人で郷土館の感想を話しながら、たかむろ水光園の感想を話し合った。遠野を知るには、もっと他に行ったほうが…

たかむろ水光園にはトロン温泉があるから気分一新するのに温泉でも入るか…

妻は今日は早めに宿について温泉に入りゆっくりしたい意見です。 あちこち移動しながらの長い旅だから、目一杯の日程は疲れが溜まってくると…

次の展示館は遠野地方の古くから使われてきた農工具です。
ここは遠野を知る上で最高の展示物がある。 遠野で収集された農具の展示物は珍しいうすが所狭しに並んでいた。他にこれなんだろう?と思うものや金属製は見たことあるけど、 木製もあるんだとびっくりしたり、納得したりでした。 ここでは主に農作業時に使う道具や風雨を和らげる工夫のものが展示してあった。


鬼瓦

火鉢や釜

持ち運ぶ道具(藁編み)


囲炉裏のある天井から架ける道具一式

うす

畑を耕す農具は木製

隣の蔵は…入口の看板は消えて読めないが蔵の中に入ると明治、大正、昭和を彷彿させる電化製品が展示してある。 和傘もこれほど種類が豊富にあるとは思わなかった。そして桶も多種多様に展示されていた。 蔵の2階に上がります。例の箪笥階段は揺れて妻はよたよたした。 上がりぶちに骨董的な和ダンス、そして本皮のトランクケース、 電化製品のラジオコーナーやお雛様が…色々な物が所狭しに並べてある。 現代でも使用可能なものが多く、買い換える現代の風潮を諌めているようです。



和傘、計量器、電話等

高級本皮トランクケース

昭和天皇の若かりし頃の写真

お雛様、ラジオ等
蓄音機

料理桶

地元の名士使用の和箪笥

懐かしい鉄釜、そしてアンカ

最後の蔵の見学を終了して、外に出ると…ため息が出るような気持ちになりました。 …すでに午後4時だ。
遠野を知るということでWEBで選択した3ヶ所を回ってみた。 全てを知ったわけではないけれど、その地その地の伝統や歴史があり、これはどこに行っても同様にあると思った。 ただ遠野の人々はそれを大事にしている事が多くの人々を惹きつけるのではないかと思った。 …日本人の心の片隅にはふるさとへの懐古心が生きている。



花巻市東和の夕陽
太陽電池時計塔

遠野に別れを告げ、岩手の山奥へ…花巻へ向かう。 今夜の宿は花巻市の東和温泉の民宿です。早めに行ってデジカメの映像を整理したり、温泉を楽しみたい。 …明日も天気が良さそう。早朝に出発し平泉の中尊寺に向かう。連休で駐車場の混雑が予想されるから…
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