■ 平泉中尊寺…釈迦堂から白山神社、弁慶堂、藤原祭り ■

ひと通り拝観したと思い、再度ガイドと合わせて確認。 折角朝早く訪れたのだから、後で後悔したくない思いで確認。 そこで岐路に白山神社があり行ってみた。
旧覆堂から坂を下る途中に釈迦堂がある。 さらに釈迦堂を下ると白山神社の鳥居が見える。 中尊寺に鳥居?ここは何があるんだろう?


白山神社は「仁明天皇の御代嘉祥3年(850年)中尊寺の開祖である慈覚大師が加賀の白山をこの地に勧請し自らは十一面観音を造り、 中尊寺の鎮守白山権現と号された。 嘉永2年(1849年)火災で焼失し、現在ある能舞台は嘉永6年(1853年)伊達藩主伊達慶邦朝臣から再建奉納されたもの。 (平成15年国の重要文化財指定) 現行の能舞は天正19年時の関白豊臣秀次公と藩主伊達政宗公が当社参拝の節、観覧に供し以来今日に至っている。 明治9年秋には明治天皇が御東巡の折りに当社に御臨幸あらせられ、古式及び能舞を天覧あらせられました。(…案内板より)

釈迦堂の門

釈迦堂

…赤い鳥居

鳥居をくぐり林に囲まれた奥の正面に茅葺の建物が見える。
神楽殿は茅葺の寄棟屋根で欄干で囲まれた本舞台や鏡の間を繋ぐ橋掛かり、鏡板に描かれた「老松」など見所の多い建物です。 能舞台の向こう側で植木職人さんがお祭りの準備をしてした。 聞くと今日、午後にお祭りの行列がここで舞いを披露するという。



能舞台

舞台の天井
神楽殿

色あせた鏡板に描かれた老松

白山神社

見晴らしの良いかんざん亭があり 桜が咲き乱れ天候も良いので芝生に腰を下ろした。
かんざん亭の1階で「皆金色の極楽浄土」を随時上映している。 また休憩所として飲食も可。2階は「学習ホール」で教育旅行や研修等に使われる。…訪問時はまだ開店前で従業員が準備の真っ最中。

もう一度弁財天堂を訪門。池の縁に木蓮の花が咲き綺麗なので撮影。 中尊寺警備本部が隣にあり、丁度、警備員の交代で連絡報告をしていた。 日夜警備する方々に仕事とは言え「御苦労さまです」と思った。
中之坊の販売所で記念に御線香を購入。田舎にも送ろう!



弁財天堂

木蓮



かんざん亭

木蓮

警備本部



中之坊

大休憩後、第一駐車場で藤原祭りが始まるので戻る事にした。 往路で訪問時、堂宇が開いてなく見れなかった所を撮影しながら戻る。
平泉中尊寺本堂、鐘楼では日が昇り再撮影した。

月見坂は復路は多くの家族連れ、グループありで大賑わいでした。
東物見台ではベンチで桜の鑑賞する人や記念撮影で人だかりが…、日が昇り眼下の景色が映えてきた。 月見坂から外れ地蔵院、弁慶堂に寄り裏側から撮影。

本堂の中央の松を再撮影

鐘楼





地蔵院入口

弁慶堂
本堂御朱印所及び四寺廻廊御朱印所

桜と本堂





地蔵院

陽光に照らされたモミジが鮮やか

月見坂に戻り案内所に戻った。 早朝とは違って駐車場には溢れんばかりの熱気がある。

藤原祭りとは源義経公東下り行列は義経主従が兄である源頼朝の追討から逃れて平泉に辿り着いた時、 藤原秀衡や地元民に歓迎された故事に倣ったもので、総勢約100名の参加者で平安絵巻を再現する。 午前中に藤原秀衡公出迎行列が中尊寺坂下を出発し、一行が昼過ぎに毛越寺へ到着すると大泉が池で「義経公ねぎらいの場」が再現される。 午後1時30分頃に毛越寺を出発した本行列は午後3時過ぎに中尊寺金色堂へ到着し奉拝する。

春の藤原まつりは、例年5月1日から5日までの5日間開催される。 中尊寺や毛越寺で藤原四代の追善法要、稚児行列、開山護摩法要、郷土芸能、能や狂言の奉納が行われ、 最終日には武蔵坊弁慶に因んで巨大な餅を抱えて運ぶ力自慢の競技会「弁慶力餅競技大会」が平泉駅前で開催される。 ゴールデンウィーク中の5月3日に開催される「源義経公東下り行列」で最大の行事です。


従者の役で待機している出演者は全員が平泉の名士の方々です。 撮影していたら義経騎乗の馬の位置を教えてくれた。 途中でシャッターを2秒タイマーにし、三脚を持ち上げて、やや高い位置から撮影。 各々が役柄になり日焼けした表情の顔が満足そう。 やや!こちらは何をしている!!携帯でメール…\(*^_^*)/ 藤原秀衡の乗る牛車の役者が乗り出発の時間が迫ってきた。

北の方の牛車









こちらは何をしている!

藤原秀衡の乗る牛車
藤原秀衡の牛車

義経公の騎乗の馬







美女も参加

牛車の出発

武蔵坊弁慶大墓碑建立由来…文治5年(1189年)義経の居城高館焼討ちされるや、弁慶は最後まで主君を守り、遂に衣川にて立往生す。 遺骸をこの地に葬り五輪塔をたて、後世中尊寺の僧素鳥の詠んだ石碑が建てられた。 「色かえぬ 松のあるじや 武蔵坊」…案内板より
中尊寺入口前の広場に小公園があり、武蔵坊弁慶の碑がある。 大きな石碑が目立つ中でよく見るとその石碑の奥にひっそりと五輪の塔があった。 最後に武蔵坊弁慶の碑を見ることが出来て良かった。

武蔵坊弁慶の碑




午前10時に出発する行列は、始まると約1時間、駐車場から出る車で30分以上、 合計1時間半は次の予定地に遅れるというわけで出発間際の撮影だけで出発。
inserted by FC2 system