■ 世界遺産 原爆ドーム ■

原爆ドーム名の広島平和記念碑は日本の広島市に投下された原子爆弾の惨禍を今に伝える記念碑(被爆建物)である。 もとは広島県物産陳列館として開館し原爆投下当時は広島県産業奨励館と呼ばれていた。 ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され『二度と同じような悲劇が起こらないように』との戒めや願いをこめ特に負の世界遺産と呼ばれている。

歩いても行ける距離だが原爆ドーム近くのコインパーキングに移動。 お昼時を過ぎていたので元安川河畔のベンチで持参したお握りを食した。
原爆被爆60周年の記念植樹

川に沿って遊歩道
元安川の下流方向

ドームと宮島を結ぶ定期航路乗り場

散策後の食事は美味しく味わう事が出来た。 また日陰の中でのそよ風がほてった体を冷やして心地良い。 大休憩してドームへ向かう途中に学徒動員された慰霊塔がある。 目立つのは多くの海外の人々です。 上には平和のシンボル鳩の像もあるが、実際には鳩の糞害には非常に残念に思う。 千羽鶴も英語で書かれたものもあり驚いたが平和の輪が世界中に広がればと思った。

対岸に記念公園

動員学徒慰霊塔



平和記念碑






噴水の小公園を通り過ぎ原爆ドーム前に到着。 ドーム全体を四方から撮影。所々で建物の一部を望遠で撮影し原爆ドームを見た。 定期的に補修されているのが良く判り、後世に残してほしいと思った。













■ドーム部分が全壊しなかった理由
@ 衝撃波を受けた方向がほぼ直上からであった。
A 窓が多かったことで、爆風が窓から吹き抜けた。(ドーム内部の空気圧が外気より高くならない)
B ドーム部分だけは建物本体部分と異なり、屋根の構成材が銅板であったこと。 銅は鉄に比べて融点が低いため、爆風到達前の熱線により屋根が融解し爆風が通過しやすかった。

望遠で内部を見るとドーム中央部には倒壊しないよう補強柱が支えてある。 建設省(内務省)の慰霊碑もドームそばにあった。
■広島県物産陳列館(原爆ドーム)1915年(大正4年)4月に竣工、同年8月に開館した。 設計はチェコ人の建築家ヤン・レッツェル。建築様式はネオ・バロック的な骨格にゼツェシオン風の細部装飾を持つ混成様式の建物。

ドーム中央部には倒壊しないよう補強柱が



広島県物産陳列館正面玄関から上を…



小中学生の団体

小中学生の団体も多く、様々な制服姿がグループで移動して、先生から説明を受けていた。 丁度半周した所に石碑があり、ここは市電の通る大通りで人通りが多い、市電の停留所、ドーム前そして旧広島市民球場がそばにある。 多種多様な型式の市電が通過し、時々2両連結の車両もあった。

さらにドーム裏側に回ると地元のテレビ局が放送用に映像を撮影していた。 小型クレーンを使い様々な角度からの撮影です。柵内にある樹も放射能の影響か枝から葉が茂っている。


























再び、元の場所に戻ると子供達と擦れ違った。 その後ろ姿を見て、この子達の未来も平和であるように…ここから元安川の橋を渡り、資料館側に向かいます。
広島平和記念公園には 原爆死没者慰霊碑、原爆供養塔、平和の鐘、原爆の子の像、レストハウスなどが公園内に建てられている。 南側に広島平和記念資料館、広島国際会議場そして北東に原爆ドームがある。

元安川を渡るとレストハウスがあり、休憩やレストラン、記念品売り場などがある。 原爆の子の像には、多くの子供達が集まりノートにメモをしながらの学習姿で、建立された意味を知ろうとしていた。 原爆の子の像は白血病で亡くなった子(佐々木禎子)の同級生を中心として全国的な募金活動に広がり、それが実りここに建立された。

このレストハウスも被爆建物

原爆の子の像
元安川岸から見た原爆ドーム

平和の灯の前から原爆ドームを見ると緑に包まれた平和が見える。 レストハウス近くにある平和の灯は、宮島の弥山にて弘法大師が修行した時より1200年間燃え続けている消えずの霊火より採火された。 平和の灯から見る佐々木禎子さんの像も今は安らかに…。 そして原爆死没者慰霊碑まで来た。

平和の灯の前から原爆ドーム…

平和の灯

佐々木禎子さんの像

平和の灯前で子供達が外国人に頼まれて撮影

平和の灯



広島平和記念資料館

水に囲まれた慰霊碑は神聖な場所に、かわるがわる訪れる大人や子供達がお祈りをしているのを見て平和がいつまでも…。 建築家丹下健三氏が設計した原爆死没者慰霊碑より原爆ドームを見る事ができる。 慰霊碑から直接、原爆ドームを見ます。 広島平和記念資料館前から慰霊碑、平和の灯そして原爆ドームまで一直線の公園設計です。 タイミングを見てその映像を捉えた。

慰霊碑

慰霊碑前から原爆ドーム



慰霊碑前から原爆ドーム

慰霊碑



広島平和記念資料館南側広場にある祈りの泉

原爆ドームから広島平和記念公園まで長い散策をした。 身体は夏の強い日差しで火照り帽子があればよかったと思った。 頭の残り少ない毛が日焼けしそう。喉に冷たい泡を流したい気持ち。 さて気持ちを入れ替え広島平和記念資料館へ足を進める。 何度訪問しても館内の展示物が少しずつ変わるので、何時訪問しても新しい発見がある。

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