■ 岡山後楽園 ■

日本庭園(大名庭園)で日本三名園(金沢の兼六園、水戸の偕楽園、岡山の後楽園)のひとつで、 江戸時代初期に岡山藩主、池田綱政によって造営された。元禄文化を代表する庭園で国の特別名勝に指定。
岡山城から月見橋を渡り後楽園の南門の出入口に到着。


相変わらず日差しが強く日陰の遊歩道で休憩! 南門の処に休憩処があり、自販機で清涼飲料水を購入して休んでいたら、 お店の人が店内の休憩所に入って休みなさいと声を掛けてくれたので川沿いのテラスへ腰かけて大休憩。

休憩処テラスから月見櫓

旭川の川岸にはボート乗り場が…
休憩処テラスから岡山城

後楽園の案内図

お店の人にお礼を…人の温かみを感じる一声が嬉しかった。 休憩後南門から入園。 閉園時間の確認を云われ、夕方の園内を散策。 午後3時過ぎの割にはまだ多くの入園客で賑わっていた。

後楽園の周囲は遊歩道

入口からの景観

南門入口

足元には小川が流れている


5時閉園と云われ、後2時間。 サァ!歩いた軌跡を撮影しよう! 広い園内をズームで構図を選び撮影。こういう時はレンズ交換不要は有難い。 小さい池の畔に古風な茶屋があり、お店の人が声を掛けてくれたけど、こちらは休憩は済ませたばかり、 ごめんね〜ごめんね〜!
廉池軒…戦災をまぬがれた建物で池に架かる石橋や対岸の小島なども当時の姿を今に伝えている。









廉池軒

廉池軒を過ぎると蘇鉄畑に来た。造園当時からある蘇鉄ですが、現在では倍の大きさになった。 緑の際立つ蘇鉄を通り過ぎ、小さい小川を最奥へ進むと園内全景が見渡せる。
茶祖堂…もとは利休堂といい、岡山藩家老の下屋敷から移築された茶室で千利休を祀っていた。 戦災で焼失し昭和36年に再建した。岡山県出身で日本に茶を伝えた栄西禅師を合祀したため茶祖堂と改めた。 この茶祖堂が正門、南門から園内の最奥で、ここから隅々まで散策。
花交の池は春の桜の開花の時はとても美しいそうです。





茶祖堂
蘇鉄畑

流店…この建物も戦災を免れたひとつ

花交の池

梅林は幕末に植樹されたもので春の季節には鮮やかな色彩を楽しめる。
千入の森は秋の季節には楓の紅葉が鮮やかに映える。今日は緑の木陰が涼しげに…
梅林、楓の林を抜けると景観が芝生一面に変わり、西日が当たり暑さがぶり返してきた。

新殿が景観に溶け込み落ち着いた雰囲気です。 新殿は文久3年(1863年)の絵図には、「新御殿」と記されている。 高床式構造の建物のため、少し高い目線で茶畑越しに園内の西側を眺めることができる。
井田は園内に田畑が作られていたが、今は井田だけがそのなごりを伝えている。

梅林





蓮池にピンクの花弁がもうすぐ開花
千入の森



新殿

井田

園内を丁度、1/3程散策した。 ここから後楽園の景観に岡山城が遠望でき散策しても、どことなくお城の城内にいる感じがする。 これから園内の中央の沢の池と唯心山に向かう。

沢の池は、島茶屋のある中の島、釣殿のある御野島、白砂青松が美しい砂利島がある。 中の島と御野島の間にはかつての上道郡と御野郡の郡境があり、今でも石標がその名残りを伝えている。 ここでは唯心山からの景観を楽しんだ。

池というと澱んだ水面を思い浮かべるが、後楽園は池面が非常に綺麗です。 回遊式が実感できる。水の流れが緩やかですが流れているので、泳いでいる鯉が生き生きしている。 江戸時代に平面的な庭園を立体的な景観にするため唯心山を造営。山腹には唯心堂があり、 石組の斜面にはツツジやサツキが植えられ開花時期には紅白の彩りが楽しめる。

中の島に架かる橋も風情がある

唯心山への小道の石橋から撮影
橋のそばを小道が唯心山へ…

唯心山へ…

唯心山から庭園の360度の見晴らしが楽しめる。 後楽園の周囲は土手に高い樹木が植えられ、岡山市街の建物が見えず雰囲気抜群。 360度の眺望をトリミングしながら撮影を楽しめ、絵が好きな人にも堪らない景観だと思った。

唯心山山頂





中の島の向こう側に寒翠細響軒

五十三次腰掛茶屋

お休み処も景観にアクセント!
ウットリする様な…



沢の池と中の島

周囲の景観を楽しむ

延養亭

小橋を渡って中の島に…

後楽園の訪問時期は秋がお勧めです。夏はとにかく暑い!熱い!です。 ドリンクが必要で非常に蒸します。秋の季節がのんびり散策できるでしょう。 でも今回は風鈴の音も良かった。やせ我慢かもしれないが…。

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