■ ゆうしお型潜水艦『あきしお』の艦内 ■

退役したゆうしお型潜水艦あきしおの艦内入口に案内員に急かされながら到着。 順番良く艦内に入る。実際の潜水艦に入るのは初めてなので緊張した。
私は撮影するため一番最後になった。 時計や艦内の配線や機器が艦壁に配置されている。 トイレとシャワー室も同じでも非常に狭く感じる。 擦れ違いが困難な狭い通路、体重制限があるのでは? 撮影して後ろを振り向いたら誰もいない!


潜水艦の出入口は通常艦体上部ハッチから入るが、 展示してある艦体の見学では特別に造られた横の出入口が二か所あり、一方通行の見学コースでした。 館内すべてでなく中心部の見学です。

艦入口





艦出口のデッキ






共同ベット、ロッカーそして上はパイプや配線が通る。 キッチンも狭い!これだけの空間で乗員76名の食事を毎日造るのは料理長も重労働と大変! ゴミの問題も毎日排出するが、いざ戦闘状態になったら大変? 食堂兼会議室では右の四角の空間から食事が出る。 映画でよく見る潜水艦の中の通路の扉、実際見ると小さい。 緊急時の移動は扉の周囲の枠を掴み足から移動する。

共同ベット、ロッカー

調理台

通路の扉は意外に小さい

通路の上は配管、配線が…

食堂兼会議室

士官用ベット

通路の扉

通路の隙間にピッタリと取りつけられた各種機器が配置されている。 艦橋に近くなり見学者の渋滞ができた。私は誰もいない後方を撮影しながら進んだ。 もろに剥き出しの配管や配線のケーブルが壁に沿って配線されている所もある。 何の役割の配線か、パイプかを知っていないと緊急時には役に立たない。

各種機器が配置



海図で航路を検討スペース

操舵輪
艦長室



何の役割の配線か…

潜望鏡

艦の状態を把握する計器類は海面下では何も見えないから、自艦の傾き、どの位置にいるか、エンジンの計器、艦内の残存空気など沢山の情報を教えてくれる。 周囲を知るには「音」が潜水艦の生命線。 音は機械音、魚類の音、規則性、不規則性、遠くか近いか、何でも知る事ができる。 先に知って対処したほうが生き残る…。 2種類の潜望鏡は見るのに順番待ちで私は最後で、終わると案内員が潜望鏡の顔が当たる部分とレンズを薬品でクリーニングした。 …ハイ!今日はこれまで!という感じ。

潜水艦の中心部、艦橋

操舵室

2番潜望鏡

レーダー機器
魚雷1、2番発射!?

潜水艦指揮管制装置

1番潜望鏡

退艦すると夏の日差しが強く照らし夕方とは思えない天候です。 そこには戦時中の望遠機器と自衛隊が新たに導入した護衛艦DDH「ひゅうが」が展示。 外に出て館外から『あきしお』の外観を下方から撮影。 戦後20年間、日本を守った船体を見た。 ここから見える岸壁には呉所属の掃海艇の雄姿です。彼らが日本の海を今でも掃海している。

艦橋部

海軍イ-400の双眼鏡





呉所属の掃海艇
初代くろしお8倍双眼鏡

護衛艦DDH「ひゅうが」

あきしおの錨



大和波止場の艦橋を模した休憩所

今日は8月14日、何としても明日には完成させてWEBにアップしたいです。 これから最終チェックしてアップします。現在の日本人は便利と豊かさを勘違いしている。 人は2度死ぬ。1度目は肉体的に死んだ時、2度目は忘れられた時である。…この言葉が印象に残った。

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