登山道に沿ってゆっくりと登ると、だんだん眺望が拓けてきた。 登って良かった〜！ 逆光の方角は霞んでいるが順光方向は素晴らしい眺望です。 やがて野反湖が一望できる処に到着した。

展望場所の近くにベンチがあり、同世代の夫婦が腰掛けていた。 お弁当を食していたが天気に恵まれ良い景色が見れて最高だと話しかけてきた。 妻が言葉を貰い、子供の事など暫く世間話をした。 六合地区の高校生達が植えたコマクサのエリアがロープで囲ってある。 来年には綺麗な花を見る事ができそう。 さらに霞んでいるが草津町、草津白根山、湯釜が眺望できた。 下山途中で花にミツバチが…早速、その一瞬を撮影。

野反峠休憩舎駐車場を野反湖を撮影しながら反対側の1652mの弁天山にも足を伸ばしてみた。 陽光が昇り日陰が無くなり緑濃い景観に癒される。 しかし弁天山頂上には行かなかった。 草木の背丈が高く、眺望が良くないため途中で引き返した。 その代わり駐車場に戻る途中で、先程、途中まで登った八間山の山容が素晴らしく、良い映像を撮れた。

尻焼温泉と六合村応徳温泉に立ち寄りし、野反湖から道の駅六合へ向かう。 六合地区は山間の閑静な地区で、総面積の大半を山林原野が占める。 道の駅六合に向かう途中に、花敷温泉、尻焼温泉があるので寄り道した。 ガラン沢川に架かる橋のそばに花敷温泉がある。 泉質が鉄分を含み空気に触れて赤茶色に変化する。 河川が赤茶色に染まっていた。 2軒の温泉宿があり、温泉施設があったので入口まで行くと宿泊者とこの地の人々専用と記されていた。

六合村の歴史について調べた。 村域の中北部に尻焼温泉、花敷温泉があり、長野県との県境付近には野反湖がある。 1900年（明治33年）に草津村から分かれた、小雨、赤岩、生須、太子、日影、入山の6つの大字を合わせ「六合村」が誕生した。 そして今年、中之条町と合併して六合地区となる。

細い道を長笹沢川に沿って、奥へ進むと尻焼温泉がある。 温泉街手前に無料駐車場があり、傍には水道も完備されていた。 その冷たい水を戴き、さらに奥へ歩いて行く。 私達が来た時にはバスがここでお客を降ろし、巧みに転回していた。 転回場所を過ぎて橋を渡ると道路が急に狭くなった。

尻焼温泉は長笹沢川沿いに3軒の旅館がある。 尻焼温泉で最も有名なのが、川の湯と呼ばれる川底から温泉が湧き出す地点で、川を堰き止めて作った巨大露天風呂がある。 もちろん水着でもOK！ただ露天風呂としている所は更衣室はない。 その脇には小さな湯小屋があり、ここの入浴は水着禁止です。 それでもタクシーが客待ちをしていて温泉街に活気がある。 子供達の喜びの声が川から聞こえてきた。 橋の下流の景観と河原露天風呂の案内板です。私は入浴しようとしたが妻が嫌がったのでパスした。

尻焼温泉の名前の由来…発見時期は不明だが、嘉永年間の地図には既に温泉の記載がある。 川底から湧出している温泉で温められた適温の石を見つけ腰を下ろして痔を治したこと、 すなわち尻を焼いたことが名前の由来です。 尻焼温泉を知り、道の駅六合に向かう途中、綺麗な渓流を見つけた。 深山渓谷の趣のある渓谷で、ちょっと得した気分で、道の駅六合に向かった。

道の駅六合に到着。 入口にある夫婦石像が迎えてくれた。 いらっしゃ〜い！という感じ。 妻は早速、物産館へ直行しキノコなどの地産を購入。 現在12時、道の駅のレストランで地の食材を使った定食を食し、温泉に浸かる。 現在の気温32度、久しぶりに訪れた応徳温泉は黒い湯の花を含んだ源泉かけ流しの温泉です。 この地の人々との語らいが楽しみです。 夕方まで温泉とゴロ寝で、時々テレビ。日頃の疲れを癒した。