■ 尾道 千光寺公園 ■

福山城歴訪から福山市内を抜けて国道2号線を走行。 高速道路網が無かった時は東京から広島まで行くのに名神道の西宮ICから一般道を走った思い出が甦る。 エアコンの効きの悪い中、子供達3人を乗せて毎年2、3回往復した。 この付近では広島にやっと入ったという安堵感と安全運転で…という気持ちになった。 その頃の所要時間は夜半に出発して翌日のお昼頃に到着した。


今日は昔懐かしい道路をドライブする。 尾道バイバスでは昔、警察のネズミ捕りに引っかかりそうになった事を思い出し、思わず苦笑した。 国道2号線の面影は30年以上経っても十分残って、不思議と道路の景観が記憶に甦った。
千光寺公園は尾道駅方面からはロープウェイが便利だが、私達は尾道バイバスから千光寺山の頂上へ直接駐車場に向かった。 駐車場は満車近く、私達が到着した時、整理員の方がマイクロバスのエリアに誘導してもらった。 午前11時半過ぎに到着!駐車場で再び歩きやすい服装に着替えカメラや水筒を準備して更に千光寺山の上に登っていく。 散策道は緩やかな道で紅葉をあちこちで見ることができる。

駐車場から頂上へ…

空気が澄んで美味しい
紅葉が最盛期

頂上付近に到着

頂上付近は三方に別れ展望台、千光寺表参道、美術館方向とある。 此処のベンチ傍に千光湧水があり、碑には尾道の古代都市計画の流水システムでロマンを感じさせてくれる。 ここの千光湧水のベンチで観光後、昼食。 千光寺山頂上には展望台があり、ぐる〜っと360度のパノラマの展望が素晴らしく尾道市内が見渡せる。 特に夜景は夜景100選に選ばれ、島々と瀬戸内の光の眺望が魅力的です。

千光湧水

頂上展望台

もうすぐ展望台…

出会いの広場へのモニュメント
千光寺表参道



八福稲荷

頂上展望台

天候に恵まれ、頂上の見晴らしは良く景観を楽しみました。 妻は広島の出身だから、それ程でもないが、撮影する事に熱心だ! 本四連絡橋の一つ、しまなみ海道へ繋がる新尾道大橋も視認でき、この後この橋を渡るんだと思った。 陽光の関係で逆光だが尾道市の中央に瀬戸内があり、狭い土地に密集しているのが良く判る。 向かいの向島と市内は橋の代わりに4ヶ所でミニフェリーが運航している。 瀬戸内の島々の人々は日常、フェリーや高速艇がバスや電車代わりになっている。

恋人の聖地碑とあけぼの







新尾道大橋と尾道大橋




千光寺山の観光のモデルコースは駅前からロープウェイに乗車し頂上リフトから展望台へ、 そして文学の小道の散策路を下りながら中腹の千光寺へお参りし、文学記念館へ寄り、下山するコースが一般的のようです。 …ロープウェイ料金は片道280円で15分ごとに運行。 尾道城博物館は鉄筋コンクリートの三層三階、望楼型で福山城博物館に習って建てられたが歴史的な背景が全くないため見事はずれて廃城になった。



尾道城博物館
展望台直下の景観

ここから文学の小道へ

千光寺山の頂上から中腹にかけて文学の小道があり、尾道を愛した文人のゆかりの地として、散策路には至る処に 碑がある。…といっても、理系の私にはあまり興味は無く、25人の文人の碑で知っていたのは僅か7人でした。 坂道を下って散策をするが、各所にある文人の碑は省略し、あくまで景観を楽しむ。 私にとって文人の碑は猫に小判のようだ。 文学の小道から逸れて千光寺の境内に向かう。石段が急になり岸壁の石段に入った感じ。







ロープウェイ






裏参道からの訪問ですが千光寺は切り立った岩崖の風光明媚な地に本堂があり、 観世音菩薩や諸仏が処狭しにある。 急にお線香の匂いがし境内に入ったと実感。後半はその千光寺を紹介します。

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