■ 福寿会館散策 ■

幕府から預かった備蓄米を収めた蔵は1700年代前半にはその役目を果たし1750年取り壊され、 跡地の北側は明治時代に三蔵稲荷神社が建てられ、他の部分は1890年から梨園となったが、 昭和初期に東半分に別荘(現:福寿会館)が建てられ西半分にはテニスコートが造られた。 周囲は大きく変化し城址の遺構は何も残されていない。 ここで福山城の見学が終了。天守から見た福寿会館を散策した。


昭和初期に建てられた別荘から雰囲気的に日本庭園を散策します。 丁度午前10時を回ったところで休憩した。 喫煙、休憩をして福寿会館の入口門を覗くと日本庭園散策希望の方は事務所まで一報下さいの張り紙があった。 この年になると日本庭園で縁台に座って眺めることも興味がある。事務所へは妻が行った。









情緒感たっぷりの門

福寿会館は本館、洋館、望城亭と呼ばれる南茶室の施設があり、洋館は1997年に登録有形文化財に登録された。 本館、洋館は貸会議室として利用でき、敷地内に広がる回遊林池式庭園が見所です。
風情のあるいくつかの門をくぐり望城亭まで来た。 庭園のもみじの紅葉が目立ち美しい。 庭園内から天守が見え隠れして風情を楽しむ事ができる。 庭園内を奥へ奥へ、低い木々をくぐっていくと洋館と日本家屋が見えた。

望城亭



庭門には頭上に注意の張り紙が…


妻が休憩中

若い時、自分の家を建てたら小さい日本庭園を造る希望があったが、都内では夢も叶わずミニ庭園で我慢。 日本家屋と洋館は繋がりが目立たないように工夫されている。 日本家屋は昔は結婚式場にも利用され約10000組のカップルが夢を誓った。 日本家屋内には見学者の方々がいるし洋館はカフェになり庭園を見ながら食事やお茶を楽しむ事が出来る。














福寿会館では見学散策し旧三の丸から駐車場へ戻った。 予定は福山城の歴訪に時間をとる予定だったが、史跡が少なく、文化ゾーン建設の為、 多くの史跡が失われたのを現実視して早めに次の目的地に移動。

駐車場へ戻る途中、旧内藤家長屋門の史跡があった。 福山城外濠に面した位置にあったものを、1976年に移築した。 旧内藤家長屋門の史跡から見た福山美術館です。 この付近は紅葉の木々が多く陽光を浴びて鮮やかに輝いている。 大聖堂のホーリーザイオンズパークセント・ヴァレンタインを帰りがけに撮影。 帰ってきて資料を調べていて結婚式場と判った次第です。 県立歴史博物館では「幕末の動乱と瀬戸内海」が開催されていたが撮影禁止で入館はしなかった。





大聖堂

福山美術館前から二の丸北側方向




この階段から大聖堂を撮影

県立歴史博物館

歴史探訪での成果はあまり無かったが訪問したことに自分で納得。 現在11時半、今日の予定は尾道、千光寺まで国道2号線で走ります。 昔、高速道路が無かった時代に通った処がどのように変わったか楽しみのドライブです。

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