■ 御手洗の歴史と上蒲刈島 仏ヶ崎の「であいの館」へ ■

江戸時代、瀬戸内を航行する船は帆に綿を使うようになると、やわらかい帆の力を出せるように、 潮の流れや風の力を十分使う為、潮待ち、風待ちをするようになり、 御手洗付近が最適で、船の停泊地として栄えるようになった。 これにより船の中継地、停泊地として整備され、大きく町が発展する事になった。 瀬戸内海航路には貿易港、中継地、停泊地として瀬戸内各地に多くの賑わいがあった。


旧柴屋住宅は昔の御手洗の庄屋屋敷で内部を公開している。 奥の蔵には伊能忠敬にまつわる資料が展示してある。 日差しが強くなり、多くの人がいる潮待ち館より、こちらの方が休憩には丁度よい、という事で、義兄夫婦はここで休憩! 私達夫婦は、物珍しげに屋敷内の家財や道具の展示を見て回った。 建て替え前の私の自宅もこんな感じの昔のお風呂でした。 部屋は区切りの良い続き部屋で庄屋屋敷とはこんな感じの作りなのかと感心した。



オルガン



…130年前の掛け時計

階段箪笥




屋敷の奥には狭いながらもしっかりとした庭がある。 その奥には蔵があり、看板には「伊能忠敬測量絵図館」と記されていた。 伊能忠敬測量絵図は大変珍しく現存するものは2点しかなく、そのうちの一つがここにある。 義兄夫婦の休憩も終わり、旧柴屋住宅を後にした。 ここをUターンするように再び街中の奥へ路地を散策すると天満神社を発見!


 

 
 
 
左の絵は瀬戸内海、右は広島城下の絵図

紅葉の参道が美しく撮影し神社内奥へ入ると天満宮とある。 ガイドで調べると「菅公の井戸」と呼ばれる井戸があり、御手洗の名の由来といわれる井戸がある。 天満神社の正面から右脇道を入っていくと菅公の井戸を発見。 神社拝殿の下を通り抜けると神社の脇道に出て、また街中の路地へ出られた。






菅公の碑

菅公の井戸

  驚いた事に神社拝殿の下は通路 ⇒


大正4年の石の筆

天満神社

紅葉の参道が美しく撮影しながら神社内奥へ向かうと天満宮とあった。 ガイドで調べると「菅公の井戸」と呼ばれる井戸があり、御手洗の名の由来といわれる井戸がある。 天満神社の正面から右脇道を入っていくと菅公の井戸があり、 神社拝殿の下を通り抜けると神社の脇道に出て、また街中の路地へ出られる。





若胡子屋跡を通過すると更に細い路地に


戦国時代の石垣

満舟寺


若胡子屋跡(江戸時代のお茶屋)

通り抜けると右側が小高い石垣





迷子になっちゃった

街中の路地を進むと海岸通りに出た。 ここは船宿のあったところで左右を見渡すと妻と義兄夫婦は住吉神社へ入って行った。 やっと合流できた。

丁度、脇坂屋さんのお兄さんに案内してもらったマップルート通りに戻ってきた感じです。 途中、脇道に何度も入り迷子になってしまったが、御手洗の街中の散策も無事終わった。



住吉神社

住吉神社は1830年に千砂子波止の築堤の再に寄進された神社です。 駐車場に戻って、お兄さんにお礼を言い、お土産を購入し安芸灘への島巡りに出発。 一つ残念な事は御手洗マップの片隅に歴史の見える丘公園があり、車で行けるとの事で出発前に立ち寄りたかった。 今日のような天候ならば瀬戸内海を展望できたのではないかと非常に残念に思った。

御手洗から島々の橋を渡りながらドライブを続けた。 島々が本土に繋がる所の橋だけが有料道路です。 此処を渡って国道185号線をひたすら竹原市内へ向い、港からフェリーで大崎上島へ戻る。 昼食後の午後はドライブで景観を楽しみながら帰る予定で、家に15時頃に戻れればいいな!

御手洗を出発する時に再度、岡村大橋を撮影、次の橋は豊浜大橋を渡る。 義兄の様子を見ながらのドライブ。義兄は調子良さそうですが、明日に疲れを残さないようにしないと… 豊浜大橋を渡るつもりが、ナビを見逃し下を通り過ぎてしまった。ここでUターン!

岡村大橋

豊浜大橋
豊浜大橋

であいの館から蒲刈大橋を撮影

義兄は造船所で働き塵肺のため身体が弱い。長時間の運動は難しく普段出歩くことが少なくなった。 今日一日は身体と相談しながら楽しみます。 私達が結婚した頃から広島で世話になり、日頃何もできないので、今日は一日、義兄の為にお供します。

上蒲刈島へ仏ヶ崎の「であいの館」に到着!丁度12時を過ぎここで昼食。 であいの館の海側は芝生になりベンチが数ヵ所あった。陽当たりが良く無風の状態で、持参したお弁当をテーブルにひろげて昼食会! 地元の食材の天ぷらも地産消費旨いな〜ぁ! 1時しの昼食と休憩で元気になり出発。 ふと気が付くと御手洗の潮待ち館で見かけた若者と犬の連れが食事をしていた。これから九州へ帰るという。

愛媛県松山方面の景観は生憎逆光

…PAではロードサイクリングの若者達が…

逆光に浮かぶヨット

揚げたてのテンプラの即売会が…

安芸灘大橋有料道路

安芸灘大橋有料道路…本土と安芸灘諸島を八ヶ所の橋で結ぶ、安芸灘諸島連絡架橋のうち、最も本土側に位置する橋として建設された。 通勤、通学、医療等の時間短縮ができ、地域住民の生活道路として利便性が大いに向上した。車両は有料。

その安芸灘大橋有料道路の上蒲刈島側に白崎園と云うパーキングエリアがあり、休憩所、トイレ、駐車場とツツジ園がある。 義兄夫婦から、たとえ一日でも久しぶりの外出は楽しい!の声が出て嬉しかった! ここは義兄さんが以前来た処で、周りの景色は眺望が素晴らしい! 義兄夫婦が公園を上の方に登る後ろ姿を見たら、疲れが出てきた様子。 駐車場へ戻ろうと声を掛けた。

白崎園公園 2本の塔は男性と女性を表現

白崎園からの眺望

安芸灘大橋有料道路

大橋に沿って白崎園公園が…

橋の料金は700円
安芸灘大橋有料道路

白崎園からの眺望

フェリー乗り場



自宅に戻り1時間もしないうちに夕焼けが…

安芸灘大橋を渡り国道185号線で竹原市内のデオデオに寄る。 義兄は私の影響を受け釣りからカメラマニアになった。 ここで休憩を兼ねて店内でデジカメや大型地デジを値踏みして帰路に。
午後3時過ぎに自宅に戻り、お風呂、夕食を済ませ向かいの義兄の家に行った。 ビールやお茶を飲みながら、今日撮影した映像をテレビで観賞し笑いの時を過ごす。 母の事で、私達が目の届かない時にいつも見守ってくれる義兄夫婦へのほんのチョットの御礼。

父が24歳の時に亡くなり、親孝行したい時には親は無しと良く聞く言葉だが、 いざ、自分に余裕が出来た時には親はいなかった。 だから出来る時には優先して何かしてあげたい思いがある。 …いい思い出を作って東京に戻った。おしまい!

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