■ 陽明門から本殿へ ■

現在8時40分、観光客はまだ少なく私達が先行している。石段を登り陽明門へ向かう。 先日、広島の耕三寺へ訪れたが、それぞれ歴史を積み重ねた重みのある建築物だと思う。

陽明門を見る時、どの角度が美しく見えるか?と云うことで正面から、やや斜めからと撮影。 建築物の装飾が美しく誰もいないので仔細にその良さを鑑賞。


さらに正面からも撮影。 そして下方の境内を見下ろしてみると観光客が少しづつ増えてきた。 カメラを構えている人にとっては私達が早く門中に入って欲しいと思っているのではないか? 早めに行きましょう!
陽明門



鐘楼




鼓楼
陽明門に入る前の中段の位置の両側に鐘楼と鼓楼がある。 右側に鐘楼が、左側に鼓楼が建立されている。そして鼓楼の奥に鳴龍がある本地堂が見えた。 本地堂へは帰りに寄る。
鼓楼の奥に本地堂

陽明門から右に続く回廊


陽明門の入口の両側には武士が守護している。上を見上げると人物像の彫刻もあり、想像上の動物も彫刻されている。 いろいろな彫刻群があり、一つ一つ見ていて飽きない程の数がある。それらの内、数点を撮影してみた。






屋根の反りも美しく、先端の葵の紋章は葉の透かしも入り、丁寧に装飾されている。 江戸時代の職人の凄さが実感でき嬉しくもある。 陽明門の内側を仔細に観察。





陽明門の右側に案内所があり、ここで逆柱の事を聞いた。 話しをまとめると陽明門の柱は16本あり、そのうち内側の1本が紋様を逆にして、 未完成の部分を残したとのことで魔除けの逆柱と云われている。 その逆柱は門を通る観光客が手で触るので木目地が出ていた。 そのうち文化財保護ということでフィルムで囲われるのではないかと思った。 (触る行為は人間の特徴かな?)



本来の柱

神楽殿


逆柱

神輿舎

陽明門を入ると右手に神楽殿、左手には神輿舎がある。 神輿舎には三神庫と同様に春秋渡御祭で使われる三基の神輿が格納されている。 今は中央の扉が開いて神輿は一つしか見れないが、もう暫くすると三つの扉が開き、三基の神輿が見れる。


神輿舎に神輿が中央に置かれている。煌びやかさよりしっかりとした彫刻です。 神輿舎の社殿にも想像上の動物や小鳥まで様々な彫刻を見る事ができる。


廻廊(国宝)内側の景観


最大級の花鳥の彫刻

陽明門の正面に唐門(国宝)と東西に繋がる透塀は、現在、維持修理工事中でシートに覆われていた。 3年前に訪問した時の映像と、新たな東西透塀を比較するのが楽しみになった。 唐門から見る内側の透塀もしっかりと映像に残した。



一本燈籠


祈祷殿
唐門(国宝)と東西に繋がる透塀を鑑賞した後、奥に御本社(本殿、石の間、拝殿からなり東照宮の中心)、右手方向 に祈祷殿がある。祈祷殿の右手に進んで横方向から祈祷殿を撮影。
祈祷殿の側面

祈祷殿方向 この先は撮影禁止区域


御本社方向

祈祷殿の後、御本社、眠り猫、どちらを先に行こうか迷ったが、御本社へ向かう。 以後、撮影は禁止でしたが本殿の最奥へ入ると宮史の方が「御祓いをしましょう」と声を掛け、何か特別な気持ちになり手を合わせた。

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