■ 日光二荒山神社 ■
日光二荒山神社の入口は正面鳥居と東照宮方向からの二つの参道がある。 いつも東照宮方向から参拝して、中に入ったことがない。 今回は妻と二人で初めての訪問に。
東照宮入口の拝観受付所の左側に一本道の参道があり、ここが日光二荒山神社への参道で除雪された砂利道を 右に東照宮の門塀を見ながら進む。小学生の修学旅行で来た時はここが正面入口と思っていた…、 きっと、お喋りに夢中になってガイドさんの話を聞いていなかった。


東照宮からの参道入口に立つ楼門は入母屋造りで、朱色の色彩が際立ち、参道に沿って歩くと杉の巨木や石灯籠 が並び、味わい深い文学的な小道です。反対側に駐車場、トイレがあり大きな樹木で静寂さがある。


楼門


鳥居

楼門から一度境内に入り、正面参道の大鳥居まで来た。 ここで大鳥居を撮影し再び、本殿正面参道の朱塗りの神門があり、楼門と同じ比較的新しい1982年の建立です。
大鳥居、神門から日光二荒山神社の境内に入り、神門の正面に本堂、東側に社務所がある。 本堂は撮影は禁止で今は清掃中のロープが張ってあった。 まず参拝し、その後、御神木の三本杉と神楽殿を撮影。

日光二荒山神社の正面鳥居

拝殿(左側)と社務所(右側)

御神木 三本杉
大鳥居と朱塗りの神門が続く

拝殿正面

神楽殿

奥の境内に向かう。妻が「エー!またー!」。そうです歴史を見る事はお金が必要。 と云うわけで拝観料200円を支払い、中に入ると左側に日枝神社がある。 境内の主な通路は除雪されているが周辺は凍結しているので注意して参拝する。

日枝神社の次には拝殿に向かって神輿舎がある。素木のままで品のある堂宇です。 内部には神輿が3基収めてある。 後で聞いたら日光の現存する中で最古の建築物と教えて貰った。

拝観受付所 大人200円

神輿舎

神輿舎の神輿
日枝神社

神輿舎

本殿

男体山のご神体と云われる神輿を撮影し、撮影禁止の本殿を外側から撮影。 大きな建物ではないが安土桃山様式の優美な落ち着いた感じの装飾です。

本殿に沿って多くの石灯籠とともに、唐銅製春日造りの銅灯籠は国重文に指定。 灯篭が木枠で柵囲いされているので聞いた処、昔、夜更けに火を灯すと、ユラユラと怪しげな姿に変わるという話の言い伝えがあるそうです。別名、化灯籠ともいう。

優美な八棟造りの本殿

神輿舎の奥に大国殿

御神木
銅灯籠 別名、化灯籠

大国殿

御神木と夫婦杉

銅灯籠の後は大国殿、御神木と夫婦杉、円石と見て回る。 大国殿は幸福を招く福の神として祀られ、傍にお菓子の神様として石像があり、各会社のお菓子が大国殿に供えてある。 子供が喜びそうなお菓子の陳列です。
円石…人の心を丸く 角たてず おだやかに 生きれば 自然に 人は幸せになります(看板より)
朋友神社…江戸中期の建物で昭和に藁葺の屋根を板ぶきに修理した。

円石

朋友神社
お菓子の神様像

二荒霊泉

朋友神社の先に鳥居があり、その奥に二荒霊泉がある。 本殿後ろの恒例山から湧出したもの、そして眼病に効果がある薬師霊泉と、滝尾神社の境内から湧出する酒の泉を引いて、 三本の湧水にしてあった。それぞれの湧水に立て札があり湧水の由緒が書かれてある。 脇に休憩所があり二荒霊泉でいれた抹茶などを楽しめるが、まだ開店前でした。

あずまやの奥は山に向かうかたちで囲いがしてあり、積雪で覆われたままの状態。 鳥居がいくつかあるがロープが張ってあり、ここで境内の見学は終了。

二荒霊泉




神社境内を隅々まで見学できて納得。 中禅寺湖にも日光二荒山神社中宮祠があり、今回とあわせて仔細に見学でき満足した。 各所に観光客を見るようになり店舗も開店準備に余念がない。 大型バスの団体も押し寄せるのではないか、歴史見学の最後は徳川三代将軍家光公の大猷院へ向かう。

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