■ 中禅寺湖畔の飛沫氷 菖蒲ケ浜から竜頭の滝へ ■

華厳の滝を後に中禅寺湖畔に向かった。お昼の時間になり何処か景色のよい処で昼食をとる。 この先、中禅寺立木観音の上にある展望台、菖蒲ケ浜キャンプ場、竜頭の滝、戦場ヶ原、光徳に寄って湯の湖へ向かう予定。 二荒山神社の中宮祠へは2008年冬に歴訪しているので今回はパス!

中禅寺湖から華厳の滝への流路の橋から二荒山神社鳥居と男体山を撮影。 湖畔と宿堂坊山を中心とする雪山の景観を楽しんだ。 …オッと!路上駐車は長い無用!サッサと出発。




湖畔の雪景色




いつもなら竜頭の滝方面へ向かうが、今回は中禅寺立木観音の上にある展望台まで行く予定。 しかしイタリア大使館別荘記念公園から先は積雪で通行止めになっていた。 そこで湖畔の中禅寺立木観音前の駐車場まで戻りここで昼食。 例によって初日の昼食はお握りと惣菜。 これが旅の楽しみのひとつでもありお腹一杯になる。

中禅寺立木観音前の駐車場の樹氷




湖畔の駐車場で昼食をとり湖畔へ向かう。 湖畔には風に吹かれ造り上げられる飛沫氷を見れそうで湖岸へ近づいた。 足元の積雪が凍結して、ツルン、ツルンで何かにつかまらないと歩けない! 樹や柵、氷結の塊まで四つん這いになりながら湖岸へ…。 落ちたら一巻の終わりの様相で這いつくばって必死の撮影!

中禅寺立木観音前の駐車場の飛沫氷




風に吹かれ造り上げられる飛沫氷を何枚か撮影に成功!公園の樹木や石柵にも飛沫氷がこびり付いている。 飛沫氷は陽光の位置によってキラキラと輝く映像を撮影。 風が強く雲海が速いスピードで流されシャッターチャンスを窺いながらの撮影。 この位置から男体山の山容も絶景!


中禅寺立木観音

男体山

昼食や撮影、散策を楽しみ、暫くの昼時間を楽しんだ。 お腹も一杯になり出発。次の目的地、菖蒲ケ浜キャンプ場へ向かった。 2008年1月に菖蒲ケ浜へ行った。この時撮影した映像(Photo Galleryに掲載)が記憶に残っている。 その時、朝方の逆光や厳しい冬の中禅寺湖畔の映像を撮影。 今年は時間的には陽光が上がった時間帯でどのような景観が見れるか楽しみにしていた。

前方を走っていたワゴン車が菖蒲ケ浜キャンプ場入り口で湖畔へ入った。すれ違いの出来ない積雪の一本道に入っていく。 無事駐車場に着いて数台分ある場所に停車。先行したワゴン車は車内で昼食をする夫婦連れです。 景観を楽しみながら嬉しい昼食…いいねぇ!

時間的に普通の菖蒲ケ浜

発見!桟橋そばに湧水が…


私達は菖蒲ケ浜の散策。此処からは秘策がある。二人とも長靴を用意した。 菖蒲ケ浜の撮影では雪の中を歩き回らなければならない!と云うことで長靴を準備した。 カメラを首にぶら下げ浜の散策に出た。 積雪を浜の中程まで、膝位まで埋もれながら キャーキャー、わぁーわぁー、言いながら中年のタコ踊りのような感じで、 雪中散策、撮影を楽しんた。

竜頭の滝へ…菖蒲ケ浜で大笑いしながら楽しみ、次の目的地、竜頭の滝へ向かう。 何故、何度も行くのか、自然の景観は365日、日々変化しているから、ひょっとすると珍しい景観を見れるかもしれない!

龍頭観音へ

氷結した竜頭の滝


左の映像の上部をズームで撮影

今年の竜頭の滝の氷結は姿、形が大きく異なった。左側は美しい姿の氷結を見れたが、右側は全面 凍結に近く滝の流れは見れなかった。 今年の竜頭の滝は積雪が多く、滝口全体が雪で埋もれていた。流れは氷下を通っている。 沢山の観光客が滝見台や休憩処、お土産処で賑わっている。 散策路に行くには準備が必要じゃないかと思った。今日は物見遊山では怪我の元!

氷結した竜頭の滝



半分氷結
左の映像の中央をズームで



穴の下は流れている

竜頭の滝の上流に向かう。上流の橋から下の茶屋まで斜面や石段の通路があるが除雪して無かった。 足元は柔らかい雪が積雪しており、ここでも長靴が重宝した。 滑りやすいので手すりに捕まりながら登っていく。龍の流れを見れる処まで行く。






散策路は行きはよいよい、帰りは恐い!積雪状態の下りは滑りやすいので、手摺に捕まりながら…。 滝見台で帰る人も居るが、若いカップルは意気揚揚に滝の鑑賞を楽しんでいた。 二人で手を取り合って、登りも下りも抱き合うように、若者はいいなぁ! …妻は「お父さ〜ん!、お父さ〜ん!」と叫んでいる。



橋上には多くのカメラマンが…


橋の欄干の上流側の映像

無事、駐車場まで戻った。慎重に雪中を歩いたが、これもいい経験。 車で上流に向かう。上流側の橋の欄干には多くの老年のカメラマニアが群がっていた。 幅広い流れの湯川の景観を望遠でワンポイントで構図を決め、皆さんそれぞれ楽しんでいる。 妻もその中に参加。さて何処にいるか?






竜頭の滝の上流側をさらに歩くと新雪が降り積もった美しい雪景色を見ることができる。 樹林も新雪に埋もれて太陽からの陰影が影響して撮影ポイントとしてよい処です。 この様な保安林が良質な水を育んで菖蒲ケ浜の桟橋から湧水となっている。


観光エリアも竜頭の滝の上流は保安林、そして戦場ヶ原に続く。 一度は戦場ヶ原を縦断してみたい!…目標は赤松エリアから湯滝の区間です。 妻と二人で最高の季節に歩いてと思っている。そのエリアに積雪の時期に寄ってみた。

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