■ 特別史跡 特別名勝 小石川後楽園 ■

春を見るぞぉ〜!と云うわけで、東京の春を満喫するために小石川庭園へ向かう。 飯田橋駅で下車。徒歩5分で小石川後楽園入口に到着。
正門入口門を撮影。 入園料金は300円で人出が少ない。林に囲まれて趣のある受付は静かな佇まいです。 受付の隣では係員がお握りのお弁当を販売、とりあえずスポーツドリンクを購入し入園。


日本各地を旅してきたが、気がついたら東京がない。 調べたら結構、由緒ある建物や施設があり、東京都の公園巡りを続けてきた。 今回は江戸時代の水戸徳川家の小石川公園にやってきた。

小石川後楽園正面入口



東京ドーム
受付、案内所



文京区役所

庭園に入り林の中に展望が開ける。 ここからは東京ドーム、文京区役所、東京ドームホテルの建物が庭園を囲む。 これらの建物で都心のど真ん中と云う事がわかる! 正面の枝垂れ桜を期待して訪問したが、4月17日でも早すぎた感がある。

園内のメイン広場

枝垂れ桜


庭園の中央に枝垂れ桜の樹があり、案内図ではここが園内のメイン会場? 園路が四方に分かれ、一番端の園路を行ってみた。 左手に涵徳亭があり集会所、お休み処で、後楽園が造園された時からある。 現在の建物は昭和61年に再建。

涵徳亭



渡月橋を模した土橋


渡月橋

超望遠ではないが、私も撮影

西湖の堤は中国の杭州(現在の浙江省)の西湖の堤に見立てたもので、以後、日本各地の大名庭園に大きな影響を与えたと云われている。
涵徳亭の庭側を通って行くと京都嵐山の渡月橋をイメージした土橋を渡る。 その大堰川をイメージした川には清掃の作業の方々が池底に溜まった落ち葉やゴミを除去、清掃していた。 その背景には新緑に覆われた朱色の通天橋が見渡せる。 屏風岩と云われる石庭風の景観、反対側には中国の名勝地をイメージした西湖の堤があり、庭園を楽しむ要素が満載。

西湖の堤

屏風岩

清水観音堂跡

屏風岩の処から石段になり林に覆われた小道を登って行くと清水観音堂跡がある。 案内板には京都清水寺の観音堂を模した建物だったが関東大震災で焼失したとある。 林に覆われ日差しが若葉で遮られ暗くなり、足元は石段と岩畳みで都会を感じない。 名勝と云われる所以を感じた。



通天橋

飛び石を渡ると通天橋の景観が変化

石段と岩畳みを進むと京都の通天橋を模した鮮やかな朱色の橋端まできた。 通天橋は京都東福寺の通天橋を模して造られた。 橋下の景観を見渡すと渓谷をイメージでき庭園の醍醐味が味わえる。 橋の手前の石段を降りてゆくと沢渡りの飛び石があり、通天橋の景観が変化して見れる。



得仁堂


沢渡りを飛び越え石段を登ると得仁堂の前にでる。 得仁堂は水戸光圀公が建立したお堂で、自身が感銘した人物の木像が安置してある。 得仁堂から左に向かうと通天橋が見える。 ここで欄干を入れて撮影。



都内にいるとは思えない景観


通天橋、得仁堂前を行くと山道が下りになり粋な休憩処がある。 この先、小道は二手に分かれ、左方向は円月橋が修復中で、右手にいくと大泉水の前にでた。 ここは広場になって右手に蓮池、左手に琵琶湖を模した大泉水になる。 林間から展望が開け陽光が眩しく今日は天候に恵まれて最高。











大泉水と中央の島は蓬莱島
再び、後楽園ドームホテルと大泉水

大泉水

今日は皇居東御苑に行った帰りに小石川後楽園に寄った。 昼食は小石川後楽園で散策途中で妻と持参したお握りを昼食予定、もう暫く散策を続けて適当な場所で食したい。

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