■ 下瀞峡観光 ■

瀞峡は和歌山県、三重県、奈良県にまたがる熊野川の支流、 北山川にある吉野熊野国立公園内にあり、撮影を楽しみに観光した。観光はジェット船や川舟での観光になる。 始めは川舟の観光予定で、168号線から169号線に入り川舟乗り場に向かっていると国道の割には擦れ違いのできない道幅になり、 このまま向かうと帰りも危険と判断して急遽、ジェット船観光に変更した。


Uターンして志古乗船所に向かっていると大木を満載したトラックと出会い後退して擦れ違い。 無理をせず、事故の確率の少ない旅を続ける。 国道168号線の志古乗船所に到着。乗船所の反対側にも駐車場があるが、時間的にまだ表の駐車場は空き、広い場所に駐車できた。 整理員に話を聞いたら今日は地獄の忙しさになりそう!と話していた。 聞くと今日は連休の中日で観光バスが多く、最高の人出になり、私達は時間的にタイミングが良いと言われた。

瀞峡ジェット船
   志古乗船場









現在8時半。8時半の臨時便があるが、今日は第一便が9時半なので乗船まで時間があるので周辺の景観を撮影。 こうして景観を眺めると四国の四万十川を思い出す。 乗船券は番号札を購入し席順が決まっているといわれた。そのかわり良い景観の処から天井がオープンして見晴らしが良いといわれた。 船席は左右2人ずつ、合計50人乗り。皿のように低く細長い船体です。

四万十川と同じような景観




9時半になり一便が出航。ウォータージェット推進は船体内部にあり、水の噴流を後方に吐き出して進む。 低速航行時は難があるが、小回りが利き水深が浅くても有効な推進能力を持っていると聞いた。 因みに5月10日から20日まで渇水の為、運行が一時ストップしたと知った。

快適に熊野川を遡って進んでいく。まさに快適な初めてのウォータージェット船です。 ただ快適なエンジン音に比例して前方の舳先からの水飛沫が後方に流れ撮影には飛沫が入ってしまう。 撮影のチャンスは後方に構図を求めるか、カヌーなどの小型船の横を通る時に一時、スローダウンした時がシャッターチャンスでした。 また急角度の転回時は前方や後方の波が少なくなり、これも撮影のチャンスです。 カメラが飛沫を浴びないように注意した。














川幅が広く河川敷も十分な熊野川をウォータージェット船は約40qの速度で快適に走行。 途中、カヌーとすれ違う。スピードが落ちて水面が落ち着いた。 カヌーの人達とお互いに手を振ったりカメラで撮影。






ウォータージェット船は途中、熊野川の支流、北山川に入った。川幅はまだ広いが所々に渓谷の様相が見えてきた。 川は大きな蛇行をしてウォータージェット船は小気味良く転回をしながら快適な船旅です。






カーブする内側は広い河川敷が広がり、外側は岩肌が迫ってくる。 新緑に映える森林が季節感たっぷりで、往復2時間の船旅はこれからが本番。 四国、四万十川の船旅も良かったが、今日の船旅はスピード感があり、まるでドライブしているように思える。






カヌーや川舟とのすれ違いが楽しくなる。本来ならば川舟で瀞峡観光の予定だった。 川舟ならば撮影のチャンスが大きく広がると思っていたが残念です。 この付近からウォータージェット船はスピードを落として航行する。






両側に迫る峡谷が川面に反射し絶好の撮影チャンスが続く。 ウォータージェット船は暫く停止して観光客が周囲を堪能する時間を確保してくれた。 湖面の様相が峡谷に広がりその峡谷美を引き立ててくれる。

右の岸壁が墜落岩

ウォータージェット船は現在停止し川に流されないように操船している。 進行方向でなく斜めに停船しているので、ご覧の様な景観が撮影できた。 陽光の部分とそうでない処の色彩が強調され、陰影がはっきりして遠近感も増した。 自分でもよく撮影できたと思うが自己満足。













後方の景観








この後、川岸に接岸上陸

少しずつ船は動いて峡谷の大きな曲がり角に来た。ゆっくりと転回すると前方の川岸に田戸発着所が見える。 観光客によっては、ここで下船しハイキングをする人もいる。 彼らはこの先の山彦橋へ行き、峡谷の景観を上から眺めることができる。 帰りはバスやタクシーで戻るのかな?

田戸発着所の上にある瀞ホテル

田戸発着所では一度下船して付近の景観を散策できる時間がある。 僅か15分ですが貴重な映像を撮る。もちろん記念撮影も…。 係員が乗客の人員を確認して拡声器で伝達事項を伝えていた。 瀞峡は下瀞と上瀞に分かれ、この田戸発着所が境界だという。 ここまでは下瀞峡の景観を楽しんたが、後半が楽しみになった。

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