■ 上瀞峡観光 ■
上瀞峡に入る前に田戸発着所の景観を楽しむ。 私達の一便が到着してわずか5分間隔ぐらいで3隻が次々と到着、観光客が多くなり増便したようです。
瀞峡の田戸発着所の処だけ河川敷があり、奈良、三重県の境界の処です。 両側に高く聳える岸壁が迫り、映像が縦構図に変わる。 切り立つ岩に新緑が覆い、さながら秘境に佇んでいるような錯覚になった。 紀伊の山林が濾過した水は冷たく川底が透きとおり、緑の山々の重要性を再認識した。


河川敷で散策しながら景観の撮影を楽しむ。 観光客同士でお互いの記念撮影もアチコチで見かけた。 高い峡谷が迫る景観は圧巻です! 撮影枚数が増えた。













再び乗船し船は静かに岸を離れた。そして上瀞峡へ向かって進み始める。 その前を川舟が観光客を乗せ奥へ向かっていった。この川舟ならば上瀞峡だけでなく、奥瀞峡まで行けるんじゃないかと思った。






岸を離れ少し進むと左手にカヌーのグループが打ち合わせをしていた。 ここがカヌーの出発点で下流に向かうのは楽しい旅になるんじゃないかな! 前方に山彦橋が見えてきた。ここから撮影したものがパンフレットになっているのを思うと一度は行ってみたいと思った。 しかし橋直下に来ると橋と云ってもワイヤーに板が組んであるだけで相当揺れる感じの橋です。





山彦橋

船は静かに浅瀬に注意し進んでいる。そのため撮影も楽になってきた。 起立する岩の隙間は樹林に覆われ、このような隙間からも山が蓄えた水が少しずつ川に流れ込んでいる。 撮影に夢中になり、船のアナウンスが母子の滝を説明した時にはシャッターチャンスを逃してしまった。 起立する岩の隙間は一瞬で通り過ぎて…残念。





上瀞峡は総延長2qと短くその両岸に起立する岩は自然の造形を見せてくれる。 獅子岩、こま犬岩、松茸岩などパンフレットに記載されている造形だけでなく、 その時の一瞬でこれは…に似ているとか想像が膨らむ。獅子岩はほんとによく似ている自然の造形です。 こま犬岩は今一でしたが松茸岩はそのまんま…。



獅子岩

こま犬岩

こま犬岩には紅白の首輪が掛けてある。 元々瀞峡は険しい岩棚からの滝があり、その滝が長い年月をかけてその浸食作用で切り立った崖が後退していったと云われる。 峡谷の両岸には高さが50mに及ぶ断崖があり、その巨石や奇岩、洞窟などが様々な呼び名が付けられている。

松茸岩








この先、上流に七色ダムがあり、ダムの放水量で水位が影響する。 上瀞峡の一番奥で細長い船体をウォータージェット船は器用に転回した。 再び田戸発着所に向かう。山彦橋が前方に見えてきまた。 船内は秘境漂う景観を見てその感想や今日の予定などを話し合う声が聞こえる。








カヌーのグループの岸辺を通過し田戸発着所に停船するかと思ったら通過。 すでに二艘が到着し途中、ウォータージェット船はすれ違う。復路は反対側の景観を見るかたちになり往路で楽しめましたが、 撮影は際立った景観が舳先の波飛沫で今一で景観を見る事に集中した。


志古乗船所に戻ったのが11時半過ぎで、乗船所にあるレストランで早めの昼食をしようと、一度車に戻ると、 次から次に他府県ナンバーの車両が訪れては満車のため向かいの臨時駐車場に向かっていた。 カメラ道具を車両に戻して一服してからレストランへ向かう。

レストラン内は中央の何列もの長いテーブルに観光バスツアーの食事の準備の真っ最中でした。 店内はお客は少なく窓側の展望のきくテーブルに座り旅のパンフレットと紀伊半島の地図を広げて今日の予定を再確認する。 食事はマグロ丼定食を食し、新鮮なマグロをペロリ!

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