■ 白浜三段壁 ■
昨日の千畳敷の余韻も醒めないうちに、翌日7時に三段壁へ向かう。 民宿でお握りを作って貰い、駐車場に到着するとすでに先着がいた。 カメラバックと三脚を担いでお握りをパクつきながら岸壁に向うが人通りは少ない。 お土産店も開店準備中。 7時半、撮影するには観光客が少ない方がいい、と思ったら家族連れと出会った。 おはようございますから挨拶がはじまり、もう見学を済ませたのですかと聞いたら、下見で来たのでこれからもう一度、岸壁 の先端の方に行ってみると話していた。


とりあえずここで記念撮影してから案内板で回るコースを確認して出発! 天候は雲が覆っていてあまり良いとはいえない。 長い旅だから、常に天候に恵まれるとは思わないが雨天は避けたい。



三段壁展望台






三段壁は千畳敷の隣にあり、岸壁の高さが50mほどある。切り立った断崖が約2qほど続き太平洋の 黒潮が打ち寄せて自然の造形を造っている。三段壁の直下に洞窟があり、ここへ三段壁洞窟ホールか らエレベータで観光できるようになっているが、まだ開館前の為、今回見合わせた。


人気のない岸壁の遊歩道を先端に向かう。低い木立のトンネルをくぐると太平洋が視野に広がり、先端に向かって岸壁が伸びていた。 はじめは土が多かった岸壁が徐々に岩だけになり、海に向かって落ち込んでいく。 東尋坊の景観に似た光景で島国の日本ならではの名勝になっている。






入口の展望台から移動すると眼下に見える切り立った景観が徐々に立体感を生んで見えてきた。 何にもない砂浜の水平線も美として感じるが、ゴツゴツした岩礁が荒波に揉まれて造られた美も、 人間はどうして美として感じてしまうのか不思議でならない。 この地に住んでいる人々も毎日見慣れていても美として感じてしまうのかな?



水軍の隠れ洞窟の入口


岸壁に行くにしたがい展望台直下の水軍の隠れ洞窟が見えてきた。 風はそれほど強くはないが、洞窟付近は結構波が荒れていた。 当時の舟で出入するには相当の操船技術が必要ではないかと思った。 座礁すれば一巻の終わり!


岸壁の先端部から見る三段壁全景は眼下から見えない処から波頭が立ち、海面直下に岩礁が隠れているのがわかる。 撮影して天候が今一で期待していた青空が見えない。 今回の旅のスタートは快晴に恵まれたが天候は下り坂に向かっている。









岸壁の先端から三段壁展望台を見ると岩に隠れて建物の屋根しか見えなくなった。 いつの間にか下方まで降りてしまい展望台に戻った。

この天候では撮影に見切りをつけた。 お土産店はようやくオープンし観光客が徐々に増えてきた。 海産物を焼くお土産店の店先は炭火がまだ赤くなっていない。


8時を過ぎ駐車場に戻り、車内でデジカメのバッテリーを充電しながら今日の予定を確認。 民宿で教えて貰った白良浜ビーチと円月島に行ってみる。 はじめは白浜ビーチと思ったが、東京に戻り資料を整理してた時、本来の名称は白良浜ビーチと表記すると気が付いた。 5月の白良浜は閑散としていて人が少なかった。 カップルや家族連れがシューズを脱ぎ水際まで砂浜を歩き、素足の感触を楽しんでいる。 浜辺には日帰り温泉施設もあり海水浴の時期は安心して楽しめるでしょう。

白良浜ビーチ




白良浜ビーチ前の無料駐車場から円月島に街中を5分ほど走ると海岸線に円月島が見えてきた。 早速撮影したが本来海は青空と白い雲、濃いブルーの海面が一番だと思うが、こんな天候を恨んでもしょうがない!  WEB仲間の円月島の映像が羨ましく思った。島の空洞から太陽を撮れば最高の映像だ。

円月島


白浜温泉から紀伊半島の外周をJR紀伊本線に沿って本州最南端に向かって走る。 そんなに急ぐ旅でもないし、海岸線を楽しみながらノンビリと走った。 途中で気に入った景観を見ると停車し撮影。そして串本町、潮岬に…






天候は串本町に入ると一気に悪化した。雨脚が強くなり串本町から潮岬へ入る頃は土砂降りの様相です。 今夜は串本で民泊する予定だから撮影は一時中断!本州最南端の展望タワーに到着したのが12時頃で、レストランで昼食をした。

レストラン内は賑やかで大勢の観光客が…。窓を見ながら恨めしそうな顔、顔、顔でした。 食事はクジラにしようか本マグロにしようか迷ったがクジラは子供の頃に嫌というほど食べていたし、 やはり新鮮なマグロにした。妻はマグロ漬を私は生を選び半分ずつして味を楽しんだ。 昼食はすべてマグロ定食を楽しんでいる。

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