■　串本町名勝　橋杭岩　■
生憎の天候で観光地に来て土砂降りの雨では何もすることがありません。 予定を変更して近くの温泉でも入ろうかと云う事で、持参した資料とにらめっこします。 探し当てたのは2ヵ所あり、早速、串本町から15分程の紀伊姫駅に向かい、 温泉施設に到着すると閉店していて大ショック！ 仕方なく来た道を戻るかたちで名勝橋杭岩の近くにある弘法湯に向かった。 弘法の湯は国道沿いにあり、駐車場も3台しか置けない。

弘法湯の駐車場でオープンまで30分程待つ。 もう一台家族連れが来て慌ただしく道路下の温泉に降りて行った。 ついて行くと今までの日帰り温泉とは違い大変珍しかった。 施設は2つの独立した部屋に温泉があり、先着順で貸し切りの温泉が楽しめる。 午後からオープンの施設はお婆ちゃんが一人で番台にいた。 8畳ほどの居間に炬燵とお客用のソファーがあり、満室の時はここで待つことになる。…要するに早い者順。

家族連れや夫婦には問題ないが、カップルや男女グループの時には時間的な制約がありそう…。 雨模様でのんびりと温泉に浸かり、待合室に戻ると、お婆ちゃん一人でテレビを見ていた。 話好きの妻はお婆ちゃんと世間話になった。 私は部屋に飾ってある橋杭岩の素晴らしい写真を鑑賞。暫く休憩させて貰い雨が上がった頃に出発した。

2時半になり弘法湯から1〜2分で名勝橋杭岩の駐車場に入った。 歯のように並んだ岩礁が一列に長く続く景観は、初めて見るので楽しみにしていたが、雲空の中ではパッとしない。 この岩礁の列をどの構図で撮影したら良いか考えながら駐車場を端から端まで歩いた。 撮影したものはどれも気に入らない！ここに掲載したものは訪問のしるしです。

時間的に潮が引いているので岩礁地帯まで歩いている。観光客は海辺を散歩している。 私は天候の関係で撮影はパス。明日もう一度来る事にした。

国道を少し歩き上方から橋杭岩を眺めてみた。立体感が撮れるかと思ったが…、やはりアウト！ 午後3時近くなり民宿のある紀伊大島へ向かった。

温泉を楽しんだ後のためビールが飲みたいのを我慢して、紀伊大島の入口近くで缶ビールを買い串本大橋を渡る。 大橋の形は綺麗なループ状の部分と橋梁で繋がっている。
「♪ここは串本、向かいは大島♪仲を取りもつ、巡航船♪アラヨイショ　ヨイショ♪ヨイショ　ヨイショ　ヨイショ♪」 と串本節を歌いながら、串本大橋を渡る。