■ 紀伊大島 本州最南端潮岬 那智勝浦くじらの博物館 ■

民宿を5時過ぎに出て、僅か5分ほどで海金剛に到着、現在5時15分。 薄暗い小道から公園にでた。
三脚を立て準備万端!太陽の明りが見えたのは5時17分で。オレンジ色の円が少しずつ見えてきた。 次第に円形が視認でき、妻も喜びながら撮影が続く。貨物船が航行して来たので水平線を確保しながら構図を切り取ってみた。

太陽がのぼり海にオレンジの筋ができるかと期待したが天候の関係で断念、今日も天候は期待ができない、 朝から憂鬱な気分になっちゃった。結局、串本大島では満足な映像は撮影できなかった。
紀伊大島の海金剛の夜明け
















海金剛の反対側の展望台に行くと陽光を僅かに受けて島礁群が浮かび上がってきた。 暫く待機して撮影したのがこの映像です。久しぶりに見るカラーの景観です。 今日の予定は再び潮岬へ向かう。さらに紀伊本線に沿って太子町、那智勝浦に入り、熊野古道中辺路の大門坂を予定。 天候の回復が旅のカギになりそう。

串本大橋パーキングエリア

遠方に橋杭岩

串本節の歌詞の石碑
近畿大学のマグロの生簀

串本大橋

潮岬に向かい串本大橋パーキングエリアに寄って橋杭岩を展望する。大橋の撮影のために10分程駐車。 ここで見つけたのが串本節の歌詞の石碑でした。 橋杭岩は陽光の位置がまだ低いので真っ黒、大橋はループが見えず不十分、この後、反対側に行っても逆光で今一だった。

昨日は土砂降りの雨、本州最南端の岬に着くと、芝生に広がる公園に色取り取りのテント村が見れた。 昨日の雨中はテント生活?こういう時は如何するのか…。車を駐車場に入れ芝生の公園に入って行った。 意外に水はけの良い処で、快適な朝の散策になった。絶壁の先まで行くと柵があり事故防止。

本州最南端潮岬








薄日の陽光の中、芝生のテント群を抜けて柵に沿って歩くとテント村の端で、ダイバーの道具を干してあるテントを見つけた。 柵が途切れた処から断崖に続く獣道があり、ここから断崖を降りていった。 当然妻が大反対したが、少しだけと云い降りて行く。






断崖への獣道は非常に狭く、枝を避けながら慎重に降りて行く。 先を進み妻が戻ろうを連発すると、ここが絶景!と呼んで、更に進んで、ここが絶景! の繰り返しで、とうとう岸壁の先まで来た。 岸壁は結構広く撮影にはよいポジションです。その先は海に深く切れ込んでいるから断念! この映像が本州最南端の潮岬で、荒れ狂う波頭が岸壁に打ち寄せていた。 よい記念の撮影ができた。明るさが戻って陽光が時々差し込むようになり落ち込んだ気持ちも復活してきた。

本州最南端の潮岬








撮影も終わり今度はここを登って行く。十分注意してテント村に戻った。 ここから暫く柵に沿って進むと本州最南端潮岬の碑がある展望台に到着。 先端に伸びる岩礁を見て、この景観より先ほどの景観の方が見応えあるなと思った。 記念撮影や付近の撮影を楽しみ展望タワーに戻る。丁度、朝の7時で用意したパンとコーヒーで朝食を。 普段朝食をとらない私は、旅に出ると食欲がでる。人間って面白い動物。

潮岬灯台


休憩して隣の潮岬灯台に向かう。僅かの距離だが、途中で灯台がよく見える場所から撮影。 潮岬灯台は幕末にアメリカ、イギリス、フランス、オランダと結んだ条約で、8ヶ所の灯台のひとつで 明治3年に完成、現在の建物は明治11年に建設された。

駐車場の料金300円、でも灯台がオープンしてから徴収しますと云われ、とりあえず小道を進むと灯台入口前に、 オープン前で9時までは待てない!正面の撮影だけで戻る。 旅の後半に入り朝が早いから訪問できてもオープン前が多くプランが悪かった。 昨日の大雨から予定が少しずつ狂ってきた。

潮岬灯台








日程変更で潮岬の灯台から橋杭岩に到着。逆光と朝靄で景観は今日も今一。 いずれにしても紀伊半島の旅は初めてで未訪問地が多く、再訪する価値がある。
橋杭岩




8時前出発し紀伊本線に沿って太子町へ向かった。国道は連休の割には混雑無く走る事ができた。 時々、地元の高齢者マークの軽自動車とゆっくり走行!(\(*^_^*)/)紀州路をのんびりとドライブできた。





太子町に入り、くじらの博物館の案内を見つけ行ってみた。 国道から海側へ左折すると小公園があり、そこにはクジラの親子のモニュメントがある。 見応えのあるモニュメントを撮影していると品川ナンバーの車両が入ってきた。 東京ナンバーと云う事で思わず黙礼すると一人で来ているようでした。






博物館の手前でクジラの尾ひれのモニュメント発見! 南国情緒の雰囲気のある好感度アップの観光地です。銛を構えた漁師のモニュメントも勇ましい感じです。 湾内にはカキやアワビの養殖筏が連なり英虞湾を思い出した。







クジラの博物館の駐車場に8時半に到着。博物館の開館は9時のようで入口には家族連れが時間待ち。 どうも熟年夫婦の訪れる雰囲気ではないようで景観だけ撮影して付近を散策し、孫を連れて来たら喜ぶと思う、そんな雰囲気だ。

ここで散策をしていた時、私達を覚えていた人から、明日、声を掛けられるとは夢にも思わなかった。 旅の楽しさは、後でも思い出として語れる。


太子町から那智勝浦に向かった。 JRの駅前まで行ったが、街中は活気を帯びて観光客も多く賑やかです。 那智勝浦の目的地は港湾の外側に点在する奇岩、島礁です。 これを撮影しに勝浦港の外側にナビを設定して向かったが、駅前、埠頭を通過してとうとう造船所の入口になって、 行き止まりになっちゃった 街中の中心部をウロウロし時間を無駄にした。 結局、断念して、熊野古道中辺路、大門坂へ向かった。

inserted by FC2 system