■ 熊野古道めぐり 中辺路大門坂を歩く ■

大門跡があった場所は平坦な場所で、ここにもタクシーの乗務員が客待ち。 次々に登ってくる観光客に道案内していた。その中の一人が、「ここから那智大社へは…」と道順を教えてくれた。 2日前に車であがり、観光は済ませていると話して、話題が宿泊場所の話に代わり、今日は午後に志摩市に向かい、そこに宿 泊すると話すと残念そうでした。訪問ルートを話すとまだまだ素晴らしいポイントがあると、次回の旅の参考に教えて貰った。


現在10時半を過ぎて、復路は古道だけでなく視点を変えて撮影した。 デジカメの液晶で映像を拡大してピンボケ具合を確認し失敗作を削除、そして登りの時に気が付かなかった映像を探しながらの復路です。

復路
大門坂を下ります










古道から見える側道の景観は雑木林、シダ類、杉林など変化に富んでいる。 根元から二つに分かれた杉の大木も面白い構図。丁度、観光客が途切れた時間帯で映像には人が少ない。 登りの時は下を向いている時が多かったが、下りの時は古道の全体を見ることができた。 一部には残っているが鬱蒼とした苔の生えた石畳と云うイメージはない。

お爺ちゃんを中心に大家族! この先、毒蛇に注意の看板… 道から逸れて大樹を撮影

県道と接する地点では、大家族連れと擦れ違った。その後からカップルが平安衣装で登ってきた。 女性用は自然体が感じたが、男性用の衣装はどう見ても旅姿に見えない。宮中の衣装という感じです。

ここでも筍が…



鏡石 祈り石

この後、団体が登ってきた。中学生の団体でグループごとに分かれて大人が引率してる。「こんにちは〜!」 の声で、一気に古道が賑やかになった。 ワィワィ、ガヤガヤ子供達の声が木霊して熊野古道の霊験が失われた感じで苦笑してしまった。 大門坂茶屋に戻っても、子供達の流れが続いていた。 先頭は大門跡に到着したと思った。

集落と田圃





大阪屋旅館跡


大門坂茶屋を通り過ぎ集落が見えてきた。のどかな風景です。 県道に近くなると農家の田圃には苗が植えられ、石垣で組まれた景観が気に入ったので、いろいろな構図で撮影。 苗がもう少し伸びていれば…。


大門坂駐車場から那智駅方面に向かう途中にドライブインがある。 ここには日帰り温泉センターが併設されていたので昼食前に一風呂浴びて汗を流した。 温泉は広いが旅情を感じさせてくれるようなお風呂でなく、無機質な感じの温泉で少し後悔した。

入浴後、一度車に戻り妻を待ちます。外で待つ間、爽やかな風で気持ちの良いものです。 妻が出てきてから一服して、暫くたってからレストランに入った。那智勝浦の地元ということで、ここでも本マグロ定食を食す。 ここで購入した熊野古道ビールはお土産に!

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