■ 天守閣内見学と御深井丸 ■

外観復元した天守閣内には地下1階から5階までが展示室で、 最上階の6階は展望台になっていた。2階だけ撮影禁止で、その他はフラッシュが禁止と云う事で、 自分と妻のカメラの設定を変更して感度アップで撮影。
入館してすぐ目の前に大きな金の鯱鉾が迎えてくれる。 ここは地下1階で中央にエレベータがあり5階まで運転してる。


エレベーターを使わず階段で1階から見学します。 登り優先と降り優先の二つの階段があり、最初に1階を見学した。 ここには現在復元中の本丸御殿の完成模型が展示されていた。 絢爛豪華の屋敷で将軍だけが利用したと云う。 天井板絵や御殿障壁画の模写があったが、ガラスの反射で綺麗に撮影できない。

天守閣入口

1階展示室へ

刀(銘陸奥大テン三善長道)

具足と鎧






緑羅紗地火事兜

2階は主に当時の史料が展示してある。3階では本丸御殿の藩主の間、御用の間、台所、武具屋、自身番など 城内の暮らしや城下町の様子が再現されていた。タイマーで夜明け、昼間、夕暮れ、夜間の照明が変化して、 一日の変化の様子が楽しめる。

藩主の間



御用の間




4、5階は武具、武器そして石垣に関する展示があり、特に石垣の運ぶ模型は掛け声も出て面白かった。 館内は人の流れがよく撮影は少し待てばできる。三脚は使えず、柱に寄りかかりカメラを固定し撮影。 実物大の金の鯱鉾があり、背景に青空が描かれているコーナーでは、鯱鉾にまたがった記念撮影ができ、ここだけは 人気で長蛇の列です。






最上階の展望室は東西南北を撮影、天候は相変わらず曇天。 ガラスの汚れた処が多く制約があったがこんな感じの展望です。 快晴の青空が見れないのは残念です。

東の景観

西の景観

東の景観
南の景観

南の景観

小天守の外観

地下1階まで降りると、黄金水井戸の木枠、殿様の籠などが展示してある。
再び、小天守を通り天守閣前に戻る。暫くベンチで休憩、案内図を見て本丸の外側に出る。 そこは不明門と呼ばれ、多聞塀の下をくぐる埋門で、本丸御殿の大奥へ通じる門で、あかずの門と云われた。 塀は外側の軒桁を忍び返しにした剣塀です。残念ながら空襲で焼失し、昭和23年に再建された。



不明門







外側の軒桁に忍び返しを付けた剣塀

天守閣と礎石

御深井丸は本丸の北西にあり不明門で繋がっている。 不明門を出た処に天守閣再建の時に取り除かれた天守閣の礎石があった。その礎石を入れて再建された天守閣を撮影。 礎石の隣に石室があり、案内板に島根県松江市にあった団原古墳の石室で、本来は床石があり、手前に石室への通路があり、 古墳時代後期のもので、出雲地方独特の横穴式石室です。それを当時の名古屋市長が寄贈したと、記してある。

天守閣の礎石

古墳の石室


外堀

古墳と外堀の景観を撮影し、御深井丸の展示館と茶席に沿って小道を歩き、木々の間から天守閣を撮影しながら散策した。 展示館では名古屋城の四季を撮影した映像が展示され、写真展を見ながら名古屋城の美しさを堪能した。 茶席にも寄りたかったが解放されていないので断念!

この後、御深井丸の奥にある国重要文化財の西北隅櫓を見過ごした。 天守閣を撮影しながらお濠に沿って歩くと西之丸へ到着。本丸のお濠が空堀だったことが残念に思った。 草茫々の状態は石垣が泣いている。



茶室





本丸際の内濠




天守閣の全景を撮ろうと、構図を探しながら見つけた一枚が撮影できた。 金の鯱鉾が見えにくいが、鯱鉾から石垣下のお濠まで、構図に入った。
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