■ 熊野速玉大社 ■

熊野速玉大社は紀伊半島の中心を流れる大河、熊野川の河口、千穂ヶ峰の北東麓にある。 熊野速玉大社は熊野三山の一つで、伊勢路からは最初の訪問地で旅紀行のスタートになった。 熊野速玉大社は昔は、千穂ヶ峰の東南端の神倉山に祀られていたが、現在地に移り 神倉山の古宮に対し新宮と呼ばれる。


初めての熊野三山、その一つの熊野速玉大社に9時過ぎに到着した。駐車場にはすでに先着の車両が数多くある。 妻と歴史遺産のスタートとなった。駐車場から鳥居に行く途中で川原家横丁の幟のあるお土産店はオープン前の真っ最中です。 ここは江戸から昭和にかけて熊野川河川敷にあった簡易商店川原家を再現したもので、地産地商品を販売している。 店舗は新しいが建物が江戸時代の雰囲気を醸し出している。 チョットだけ覗いて、鳥居を撮影。

簡易商店川原家を再現



手力男神社(右)、八咫烏神社(左)
熊野速玉大社の大鳥居



神社仏閣には必ず橋がある。この橋の役目は現世と神仏の境界を意味すると聞くが、 鮮やかな朱色の大鳥居をくぐると砂利が敷かれた参道を進む。 右手に手力男神社、八咫烏神社の二つを祀った鳥居が見える。 はじめは八咫烏(やたがらす)の漢字が読めなくて授与所で聞いた。 右に曲がりながら参道の幅が段々広くり、右手に大きな熊野神宝館が見えてきた。



神宝館

国指定天然記念物の梛の大樹



神宝館前の弁慶像

神宝館に到着すると入口に大きな木像が…、案内を見ると弁慶像と記してあり見事な彫刻なので撮影! 参道の反対側には国指定天然記念物の梛の大樹が祀られてある。 それと並んで後白河天皇が読んだ詞が石に刻まれてある。そして神社の狛犬は頭が無かった。



御神門
頭の無い狛犬

手水舎

正面に御神門があり、右手に手水舎、左手に大禮殿がある。 少し緊張気味で御神門を見上げると大きな太いしめ縄が印象に残った。 門をくぐると左右一杯に広がる朱色の神殿を見れる。



拝殿
御神門のしめ縄

左から証誠殿、若宮、神倉宮

ひと際大きい拝殿です。早速、拝殿から一つ一つのお宮に歩み寄り一通りの参拝をしてから撮影に入った。 拝殿の奥には結宮、速玉宮が鎮座している。中央には証誠殿、若宮、神倉宮の鈴門が並び、 右手に八社殿の鈴門、その横には新宮神社と熊野恵比寿神社が鎮座しています。

新宮神社

熊野速玉大社の全景
熊野恵比寿神社

賑わう拝殿

一通り撮影が終わる頃は境内に多くの人が参拝に訪れていた。 改めて拝殿を正面から、また参集殿や授与所の様子を撮影した。 お年寄り夫婦がカメラを肩にかけ、連休を楽しみに熊野三山にお詣りに来たと喜色満面で話していた。 まさに私達と一緒です。まだツァー客が来ないからじっくりとお詣りできる。

参集殿

境内と授与所


真新しい感のする熊野速玉大社は青空の中に、緑の山々に囲まれ一層の鮮やかさを見せている。 そして際立った屋根を望遠で覗いてみた。最後に境内にある世界遺産の石碑や熊野詣の石碑を撮影した。


約1時間で熊野速玉大社の参拝を終わった。今日の予定は新宮市から近い熊野那智大社へ向かう。 那智には青岸渡寺、那智の滝、補陀洛山寺などが集中している。 熊野古道大辺路の大門坂もあるが古道を歩くのは明日以降の予定。

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