■ 熊野那智大社と青岸渡寺 ■

新宮市から国道42号線で那智勝浦町に向かう。那智勝浦新宮道路を使わず一般道を走る。 観光地に入ったら、なるべく地域の街中を、景観を楽しみながら走る。 地域の生の姿を見ながら走る事が観光の基本だ。
最初の目的地は熊野那智大社です。那智勝浦町に入り、ナビに導かれて県道46号線を那智山に向かって登って行く。 途中、大門坂を通過してさらに狭くなる道路を山に向かった。


那智大社に到着し、お土産店街を通り抜け、さらに登って行くとバスターミナルの転回所まで来てしまい、 駐車場はアチコチにあるが、効率よく観光できる最適な駐車場を探した。 バスの転回所で聞いたら青岸渡寺まで行ける駐車場があると聞き、 そこまで戻り料金800円を支払い那智の滝の見える駐車場に到着した。








参拝は高低差のある処で石段の昇り降りが沢山あると予想し駐車場で準備をして出発、 最初に訪れた処は青岸渡寺の境内です。 ここから那智の滝の眺望が素晴らしく、撮影しながら青岸渡寺本堂前まで来た。 那智の滝の撮影ポイントを確認しながら境内を撮影。 鐘楼の釣鐘を撮影し、石段を登ると如法堂がある。






一段落し那智の滝の撮影。定番の撮影スポットで、記念撮影業者が、「そぉーら!」の掛け声で笑顔の観光客の記念撮影。 私達は三脚で記念撮影したが、掛け声が山に木霊して可笑しくなり、本当に笑ってしまった。 今でも妻と旅行の話で那智の滝の話をすると「そぉーら!」の合言葉で和やかになる。






那智の滝の眺望も絶景なら眼下と合わさるとさらに眺望がアップ。 二人でいろいろな構図を撮影して楽しんだ。 この後、青岸渡寺に向かう。本堂外陣は古刹を思い起こさせる景観です。 ちなみに青岸渡寺は戦国時代、織田信長によって焼き討ちにあったが、その後秀吉によって再建され現在に至る。




青岸渡寺の境内に来て本堂の撮影をしたが、映像には多くの人々が映っていた。 しかし帰りがけに同じ処に来ると全く人気が無い一瞬があり、妻が「お父さん!お父さん!」と呼びかけ、その一瞬を撮影。 手洗鉢は冷たい聖水が流れ出ている。





青岸渡寺の絶好の撮影ができ、次は熊野那智大社に向かう。わずか数段の石段を登ると大社に入る。 ここで一度戻って石段を降りて那智大社の鳥居から撮影再開。






青岸渡寺の正面石段

だいぶ省略して那智大社の鳥居まで来た。 青岸渡寺の石段を登る時、山門の両側には仁王像と狛犬が両側を守護している。 本来ならば青岸渡寺、熊野那智大社とも正面の鳥居から参拝しなければならないが、 駐車場から訪問…と云う訳でアチコチ省略して参拝。


前述のことから、那智大社の大鳥居から入る。まず最初に拝殿に行って参拝をした。 境内の大鳥居の横には手水舎があり、反対側に拝殿、樹齢800年の大楠、横に休憩処がある。 この大楠は料金を払うと樹の下から空洞を通って上の樹の部分に抜けることができる。










大樹の楠の中は空洞がある

大楠の下から入り、出てくる人を見て改めて中が空洞だと判る。 願掛けの札を中に置いてお詣りしてくると云う事。 この後、境内の授与所、宝物殿、八社殿、拝殿を正面から撮影。 八社殿の前には宮史がいて受付所と思った。






八社殿の景観を境内から撮影。社殿の中はどうなっているのかな? 実際、この目で確かめたいと次の紀伊の旅に残しておく。 駐車場に戻り小休憩を取る。 休憩処は山々が展望できる見晴らしの良い処にあり、爽やかな風が青空の中を吹き抜けている。






ゴールデンウィークの初日だが混雑はなく熊野の山々の景観を楽しめた。 さらに青岸渡寺の石段を降り、各所の散策を楽しむ。 まず三重塔方向に向かうと幟の石段があり、ここを登ると尊勝院という宿坊がある。 那智の滝の撮影時に下方に広がる堂宇を見て何だろうと思ったが、宿坊と記された案内を見て納得。






宿坊から石段を降り三重塔に向かうとタクシー等が停車している道路前にでた。 ここからも那智の滝の景観が別の構図で見れる。 ちなみに三重塔は青岸渡寺に属す。 熊野那智大社と青岸渡寺が並び各所にある建物がどこに属するか家に戻り判った。 それでも参拝の気持ちは、その時のままなので訪問して感激!妻と一緒に喜びを分かち合った。






最後に三重塔付近でいろいろ構図を変えて撮影。 歩くままの映像は私達にとって、また行きたい処になった。 時間は午前11時半。

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